光産業技術動向ブログ OITT

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人工衛星や航空機の高度化も 3次元フォトニック結晶、作製法の簡略化に成功 京大チーム

2009年09月05日 | 新現象・新技術
 光を自在に操ることができる次世代の素材「3次元フォトニック結晶」の作製法の簡略化に、同結晶を開発した京都大大学院工学研究科の野田進教授(電子工学)らの研究チームが成功した。実用化されれば、光と電子で動く「量子コンピューター」の開発に必要不可欠な超小型光チップの製造や、光ファイバーで運ばれた光信号の高速処理に活用でき、人工衛星や航空機の高度化などにも役立つという。研究成果は10日、英科学誌「ネイチャー・マテリアルズ」(電子版)に掲載された。

 3次元フォトニック結晶は、微小なシリコンの反射板を立体的に規則正しく並べた構造で、光を自由に曲げたり、発光の強弱を自在に操れるなどの特性がある。しかし、作製には特殊な半導体製造器を使い、顕微鏡で見ながら組み立てるという緻密(ちみつ)な作業を要し、1センチ四方(厚さ2マイクロメートル)の8層の結晶を1個作るのに約1カ月かかるという難点があった。

詳しい情報はこちら。
人工衛星や航空機の高度化も 3次元フォトニック結晶、作製法の簡略化に成功 京大チーム - MSN産経ニュース

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