日々

穏やかな日々を

被災の病院関係者ねぎらう 両陛下、東北大で

2016年03月21日 16時16分07秒 | 地域
被災の病院関係者ねぎらう 両陛下、東北大で
2016年3月18日 (金)配信共同通信社

 東日本大震災からの復興状況を視察するため宮城県を訪問中の天皇、皇后両陛下は18日、仙台市にある東北大で、震災と医療に関するパネル展示を見学され、自身も被災したという説明役の病院関係者をねぎらった。

 両陛下は、津波にのまれたため、現在もまだ再建途中という石巻市立病院の赤井健次郎(あかい・けんじろう)副病院長から被災当初の状況を熱心に聞いた。皇后さまは「ご家族も被災された中で活動をしてこられたのですね」と赤井さんら病院スタッフの苦労をおもんぱかり、天皇陛下も「大変でしたね」と話していた。

 パネル展示は、日本循環器学会の学術集会に合わせて企画されたもので、津波被害を受けた沿岸部からの入院患者の受け入れや、避難所への医療チーム派遣など、震災当時の医療機関の対応を説明している。

 東京電力福島第1原発事故に伴う健康への影響を調べている福島県の医師会の取り組みについても紹介している。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

震災関連自殺者は23人 避難長期化の福島8割

2016年03月21日 16時05分53秒 | 地域
震災関連自殺者は23人 避難長期化の福島8割
地域 2016年3月18日 (金)配信共同通信社

 東日本大震災に関連した昨年1年間の自殺者は、前年より1人増えて23人だったことが18日、警察庁のまとめ(確定値)で分かった。そのうち福島県は82・6%に当たる19人(前年比4人増)だった。震災関連の自殺者数に占める福島の割合は増え続けており、初めて8割を超えた。岩手は3人、宮城は1人。

 東京電力福島第1原発事故による避難の長期化が暮らしに影響している福島の実態が浮き彫りになった。統計を分析した内閣府の担当者は「避難先で悩みを抱えたり、孤立を深めたりすることが要因として考えられる」としている。

 3県を合わせた年代別は、70代が7人で最多。60代が5人、40代と80代以上が4人ずつ、50代が2人と続き、20代は1人。原因・動機別(複数回答可)では「健康問題」が13人で最も多く、「家庭問題」も6人いた。

 全国の自殺者総数は1402人(5・5%)少ない2万4025人だった。人口10万人当たりの自殺者数は秋田の26・8人がワースト。島根が25・1人、新潟が24・9人と続いた。

 2007年以降ワーストだった山梨は6・2人減って24・4人。内閣府の担当者は「青木ケ原樹海での声掛け活動などの効果が表れた結果では」と話している。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

女性ホルモンでiPS治療促進 パーキンソン病の再生医療の質向上につながる

2016年03月21日 15時49分51秒 | 医療情報
女性ホルモンでiPS治療促進 パーキンソン病の再生医療の質向上につながる
2016年3月18日 (金)配信京都新聞

 ヒトiPS細胞(人工多能性幹細胞)から作製したドーパミン神経細胞を脳内に移植する際、女性ホルモンの一種を投与することで神経ネットワークの構築が促進されることを、京都大iPS細胞研究所の高橋淳教授や西村周泰・元研究員が突き止めた。高橋教授らが計画しているiPS細胞を使ったパーキンソン病の再生医療の質向上につながる成果で、米科学誌ステムセル・リポーツで18日発表する。

 iPS細胞から作製したドーパミン神経細胞をパーキンソン病患者の脳内に移植し、運動機能の改善を目指す再生医療では、移植した細胞が脳内の細胞と接合構造(シナプス)を形成し、細胞間の神経伝達がきちんと行われる必要がある。

 グループは、パーキンソン病の病態を再現したラットの実験で、脳内にヒトiPS細胞由来のドーパミン神経細胞を移植する際、女性ホルモンの一種であるエストラジオール誘導体を全身に投与しておくと、シナプスの形成が促進され、運動機能が早期に改善されることを確認した。ドーパミン神経細胞の受け手となる神経細胞のタンパク質「インテグリンα5β1」が活性化し、シナプスの形成を促しているとみている。雄のラットでは、効果は確認されなかった。

 高橋教授は「既存薬であるエストラジオール誘導体が、細胞治療に役立つ可能性があることを示せた。ただし、実際の治療に用いる場合には、適切な投与の量や期間などを詳しく検討する必要がある」としている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ES細胞が老化しない仕組み確認 理研の研究チーム

2016年03月21日 15時08分32秒 | 医療情報
ES細胞が老化しない仕組み確認 理研の研究チーム
2016年3月18日 (金)配信神戸新聞

 さまざまな細胞や組織になる能力がある胚性幹細胞(ES細胞)が老化しない仕組みを、理化学研究所多細胞システム形成研究センター(神戸市中央区)の研究チームが確認した。成果は17日付の米科学誌「ステム・セル・リポート」電子版に掲載された。

 通常の細胞は分裂のたびに染色体末端の「テロメア」が少しずつ短くなることで老化。さらに、テロメアが一定の長さになると分裂もやめる。一方、幹細胞や生殖細胞、がん細胞では、特定の酵素やタンパク質が働き、長さを保つようテロメアを修復。細胞は半永久的に老化せず、分裂も続くことが知られている。

 同チームはマウスのES細胞で、テロメアを修復する働きがある「Zscan4」と呼ばれるタンパク質を120時間続けて観察。テロメアが短いES細胞ほど、Zscan4が増えていることを確かめ、この現象が老化を防いでいることを裏付けたという。

 同チームの二木(ふたつぎ)陽子研究員は「老化を防ぐ原理は、将来的に人工多能性幹細胞(iPS細胞)の安定供給に応用できる可能性がある」と話す。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初のiPS移植、目の組織2倍以上に 「経過は順調」

2016年03月21日 15時06分32秒 | 医療情報
初のiPS移植、目の組織2倍以上に 「経過は順調」
2016年3月18日 (金)配信朝日新聞

 iPS細胞からつくった目の組織を、目の難病患者に世界で初めて移植した手術について、執刀した先端医療センター病院(神戸市)の栗本康夫眼科統括部長は17日、「移植組織の面積は倍以上に大きくなっている」と明らかにした。患者の視力は維持され、経過は順調だという。

 大阪市で開かれている再生医療学会で発表した。栗本さんは、2014年の移植手術後、細胞分裂で面積が増加したとみており、「移植した組織に栄養などが行き渡る状態になっている」と説明。効果については、移植組織によるものか、病気の部分の除去によるものかを詳しく調べる必要があるとしている。

 栗本さんや理化学研究所の高橋政代プロジェクトリーダーらは2014年、目の難病「加齢黄斑変性」の患者から作ったiPS細胞を元に、網膜の組織にして移植する手術を世界で初めて実施した。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

肝がん患者の減少目指す 厚労省、対策指針改正案

2016年03月21日 15時03分53秒 | 行政
肝がん患者の減少目指す 厚労省、対策指針改正案
行政・政治 2016年3月18日 (金)配信共同通信社

 厚生労働省は17日、肝がん患者の減少を目指す肝炎対策基本指針の改正案をまとめた。自治体と連携し、肝炎ウイルス検査の普及啓発や患者の支援を担う人材の育成を掲げた。5月にも告示する方針。

 改正案では、国や自治体がウイルス検査で陽性となった人に受診を促し、早期治療で肝がんの罹患(りかん)率(2011年時点で人口10万人当たり推計34人)を「できるだけ減少させる」とした。保健師や看護師、産業医らの中から「肝炎医療コーディネーター」を育成することも盛り込んだ。

 指針は肝炎対策基本法に基づき11年5月に策定された。5年ごとの見直しが義務付けられており、患者や医師らでつくる協議会が議論していた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

投票ボタン

blogram投票ボタン