夏の朝の涼しい風が吹いて部屋を通り抜けていく
いつになく雲のにぎやかな空
見上げながら風に当たる
遅咲きのサルスベリも赤く咲いて
夏の終わりの時を告げ
赤くなったコブシの実が鳥を誘う
夏草はぼうぼうで
虫も多く人を寄せ付けなず
道端の月見草も終わった
どんどんススキが大きくなって
やがて白い穂
田んぼは黄色く
もう稲刈りが始まる
限りなく悲しみに耐えても
この光景は安らぎを誘う
難病を患う娘を持つ友の悲しみより
ずっと軽いよと言い聞かせながらも
涙するのは老いたからか
去り逝く方たちの仲間に
もうすぐなるよとやはり思えば
涙してもいいかな
老は予想がつかない障害を潜む
いつ来るのか、来ても動じないように覚悟を決めれば
今日の悲しみに耐えれると
夏の終わりの郷愁
幼き頃の父母への郷愁
今日生きることの重たさを
夏の終わりの風に託す
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/79/11/e2cf84c445cc2daecfc2fbb0bce3e7ce_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/43/ea/ecd76e9653699cd7cd32ee6241c4a787_s.jpg)
我が家のサルスベリ
いつになく雲のにぎやかな空
見上げながら風に当たる
遅咲きのサルスベリも赤く咲いて
夏の終わりの時を告げ
赤くなったコブシの実が鳥を誘う
夏草はぼうぼうで
虫も多く人を寄せ付けなず
道端の月見草も終わった
どんどんススキが大きくなって
やがて白い穂
田んぼは黄色く
もう稲刈りが始まる
限りなく悲しみに耐えても
この光景は安らぎを誘う
難病を患う娘を持つ友の悲しみより
ずっと軽いよと言い聞かせながらも
涙するのは老いたからか
去り逝く方たちの仲間に
もうすぐなるよとやはり思えば
涙してもいいかな
老は予想がつかない障害を潜む
いつ来るのか、来ても動じないように覚悟を決めれば
今日の悲しみに耐えれると
夏の終わりの郷愁
幼き頃の父母への郷愁
今日生きることの重たさを
夏の終わりの風に託す
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/79/11/e2cf84c445cc2daecfc2fbb0bce3e7ce_s.jpg)
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我が家のサルスベリ