夏の朝の涼しい風が吹いて部屋を通り抜けていく
いつになく雲のにぎやかな空
見上げながら風に当たる
遅咲きのサルスベリも赤く咲いて
夏の終わりの時を告げ
赤くなったコブシの実が鳥を誘う
夏草はぼうぼうで
虫も多く人を寄せ付けなず
道端の月見草も終わった
どんどんススキが大きくなって
やがて白い穂
田んぼは黄色く
もう稲刈りが始まる
限りなく悲しみに耐えても
この光景は安らぎを誘う
難病を患う娘を持つ友の悲しみより
ずっと軽いよと言い聞かせながらも
涙するのは老いたからか
去り逝く方たちの仲間に
もうすぐなるよとやはり思えば
涙してもいいかな
老は予想がつかない障害を潜む
いつ来るのか、来ても動じないように覚悟を決めれば
今日の悲しみに耐えれると
夏の終わりの郷愁
幼き頃の父母への郷愁
今日生きることの重たさを
夏の終わりの風に託す
我が家のサルスベリ
いつになく雲のにぎやかな空
見上げながら風に当たる
遅咲きのサルスベリも赤く咲いて
夏の終わりの時を告げ
赤くなったコブシの実が鳥を誘う
夏草はぼうぼうで
虫も多く人を寄せ付けなず
道端の月見草も終わった
どんどんススキが大きくなって
やがて白い穂
田んぼは黄色く
もう稲刈りが始まる
限りなく悲しみに耐えても
この光景は安らぎを誘う
難病を患う娘を持つ友の悲しみより
ずっと軽いよと言い聞かせながらも
涙するのは老いたからか
去り逝く方たちの仲間に
もうすぐなるよとやはり思えば
涙してもいいかな
老は予想がつかない障害を潜む
いつ来るのか、来ても動じないように覚悟を決めれば
今日の悲しみに耐えれると
夏の終わりの郷愁
幼き頃の父母への郷愁
今日生きることの重たさを
夏の終わりの風に託す
我が家のサルスベリ