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穏やかな日々を

宝塚歌劇団 俳優急死で調査報告書を公表

2023年11月14日 22時51分49秒 | 自殺・過重労働

2023年11月14日(火曜日) 20:16 地域・まち

「心理的負荷がかかっていたことは否定できない」宝塚歌劇団 俳優急死で調査報告書を公表

  • 調査チームの報告書の内容を公表した記者会見

宝塚歌劇団は所属する俳優が死亡したことについて、11月14日に記者会見を開き、
「過酷なスケジュールをこなしながら上級生からの度重なる指導で心理的負荷がかかっていたことは否定できない」などと指摘された外部の弁護士らからなる調査チームの報告書の内容を公表しました。

宝塚歌劇団では9月、宙組に所属する俳優の女性(25)が自宅マンションの敷地内で死亡しているのが見つかりました。

劇団は外部の弁護士を中心とする調査チームを設置し、関係者への聞き取りを実施していました。

11月14日の記者会見で、「過酷なスケジュールをこなしながら上級生からの度重なる指導で、精神障害を発病させる恐れのある強い心理的負荷がかかっていたことは否定できない」などと指摘された調査結果を公表しました。

この問題を巡って遺族の代理人弁護士は、1日3時間ほどの睡眠時間しかとることができない過重労働や、上級生によるハラスメントが自殺の原因だと指摘し、劇団に謝罪と補償を求めていました。

劇団は、公演数や過密な稽古スケジュールの改善、劇団員の業務や精神状況の把握に努めていきたいとしています。

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自己研さんと業務の区別「上司の判断」

2023年08月29日 06時39分50秒 | 自殺・過重労働

自己研さんと業務の区別「上司の判断」、専攻医自殺後に病院が指針…「納得できず」疑問の声

2023年8月28日 (月)配信読売新聞
 

 神戸市東灘区の「甲南医療センター」の専攻医だった高島 晨伍(しんご)さん(当時26歳)が過労自殺した問題で、同センターが高島さんの死後、自己研さんに関する指針を作成していたことがわかった。指針では、自己研さんと業務の区別について「最終的に上司の判断」としており、内部から疑問の声が上がっている。

 関係者によると、高島さんが勤務していた当時、センターに自己研さんの基準を明文化したものはなかった。高島さんが亡くなった約5か月後の22年10月に、指針が示されたという。

 指針は「Q&A形式」で、新しい治療法や新薬の勉強について「自己学習は自己研さん」と説明。手術の予習や振り返りは、業務時間内に行う工夫が必要とした上で、「自らが術者である手術や処置等の予習や振り返りは自己研さん」としている。このほか、上司の指示がない学習や学会発表の準備なども自己研さんとし、業務との区別は「最終的に上司が判断」と記している。

 ある職員は「若手が指示と受け止めても、上司が否定すれば残業にならないことになる。治療法の勉強は欠かせず、業務にならないのは納得できない」と話している。

 センターは取材に「コメントできない」としている。

 医師の働き方に関するご意見や情報を大阪社会部にお寄せください。

メール… osaka2@yomiuri.com

LINE「友だち追加」はこちら… https://lin.ee/FROjZBRd

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入院患者自殺で賠償命令 京大病院に2800万円

2023年04月27日 21時46分30秒 | 自殺・過重労働

入院患者自殺で賠償命令 京大病院に2800万円

 2023年4月27日 (木)配信共同通信社
 

 京都大病院(京都市左京区)の精神科に入院していた男性=当時(43)=が病院を抜け出して自殺したのは、医師らが防止措置を怠ったためだとして、遺族が大学に約9300万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、京都地裁は26日、約2800万円の支払いを命じた。

 判決によると、男性はうつ病と診断され、2018年10月に入院。翌月、トイレに入り、付き添いの医師2人が外で待機するなど目を離した間に窓から抜け出した。5日後、滋賀県の琵琶湖で遺体が見つかった。死因は溺死で自殺と判断された。

 池町知佐子(いけまち・ちさこ)裁判長は判決理由で、男性の病状は不安定で自殺のリスクがあり、病院側もそれを予見するべきだったと指摘。男性が入院初日にも同様にトイレの窓から外に出たことに触れ、医師にはトイレ内でも状況を確認する義務があったと判断した。一方で、自殺であることを踏まえ賠償額を減らした。

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<金口木舌>なぜ自殺がいけないのか

2022年10月07日 09時50分09秒 | 自殺・過重労働
<金口木舌>なぜ自殺がいけないのか
2020年12月17日 06:00

 なぜ自殺をしてはいけないのか。問われると、意外と答えるのが難しい問いかもしれない。解剖学者の養老孟司さんは、著書「死の壁」(新潮新書)で、この問いに答えている
▼一つは自殺は殺人の一種であること。もう一つは自殺は周囲の人に大きな影響を与えてしまう「二人称の死」であるとする
▼息子を自殺で失った私の知人は、10年以上たった今でも、なぜ止められなかったのかと、自身を責め続けている。残された者が心に負う傷は深い
▼7月以降、自殺者の数が大幅に増えている。自殺者数は過去10年減少を続けてきたが、今年は前年同月比で7月以降5カ月連続の増加。特に女性は10月は82.8%増、8月は44.2%増と深刻である
▼コロナ禍では多くの非正規雇用の女性が仕事を失っている。「いのち支える自殺対策推進センター」は「無職の女性」「同居人がいる女性」が自殺死亡率を押し上げ、感染拡大による経済面や家庭での悩みが影響している可能性があるとみている
▼まずは生計の安定である。政府の緊急小口資金や住居確保給付金の支援が年内で途切れる人もいる。延長を検討すべきではないか。SOSの声を上げやすくするのも重要だ。自殺は、その多くが追い込まれた末の死である。生きることを阻害する要因は何か。取り返しがつかない命を救うため、私たちの社会ができることはある。


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ゴダール監督、自殺ほう助での死選ぶ

2022年09月19日 21時24分39秒 | 自殺・過重労働

ゴダール監督、自殺ほう助での死選ぶ

その他 2022年9月14日 (水)配信AFPBB News
 
ジャン=リュック・ゴダール監督。フランス・カンヌで(1988年5月21日撮影)。(c)AFP

 【AFP=時事】13日に91歳で死去したフランスの映画監督ジャン=リュック・ゴダール(Jean-Luc Godard)氏が、自殺ほう助により亡くなったことが分かった。同氏の法律顧問がAFPに明らかにした。

 顧問は仏紙リベラシオン(Liberation)の報道を認め、ゴダール氏が日常生活に支障を来す複数の疾患を抱えていたことから、スイスで自殺ほう助により自らの命を絶つことを決めたと説明した。スイスでは、判断能力があり利己的な動機を持たない人に対する自殺ほう助が認められている。ゴダール氏は数十年にわたり、スイスの村ロール(Rolle)で隠居生活を送っていた。

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大阪中1自殺「情報なし」 市教委報告書に遺族批判

2022年08月25日 01時30分54秒 | 自殺・過重労働

大阪中1自殺「情報なし」 市教委報告書に遺族批判

配信

共同通信

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安楽死解禁20年のベルギー 医師に聞く現場の声

2022年07月04日 10時49分06秒 | 自殺・過重労働

安楽死解禁20年のベルギー 医師に聞く現場の声

 2022年7月3日 (日)配信AFPBB News
 

 【AFP=時事】「安楽死は他の医療処置と変わりません。違いは、それが最後の処置だということです」とベルギーの医師、マルク・ドクロリー(Marc Decroly)氏(58)は話す。首都ブリュッセルにある病院の緊急治療室に勤務する傍ら、富裕層が多いユクル(Uccle)地区で開業医を務めている。これまでに100人以上の患者の安楽死に携わってきた。

 法律の要件を満たせば、「誰も患者の希望に反対することはできません」とドクロリー氏は言う。安楽死が認められるのは、不治の病に侵され、緩和できない肉体的・精神的苦痛に常時さいなまれている患者だけだ。しかも、本人が安楽死の希望を、他者の圧力に左右されずに十分考え抜いた上で明確に、繰り返し表明した場合でなければならない。

 ドクロリー氏が安楽死の処置を行うのは、自分以外にもう1人の医師も患者の要求を認めた場合のみ。「安楽死は決して簡単なことではありません。しかし、患者やその家族と一緒に取り組むプロセスの終着点です。安堵(あんど)とともに終わりをもたらす方法です」

 ベルギーでの昨年の安楽死は2700件で、死者全体の2.4%を占めた。当局によると、大半は60~89歳の患者で、10人中8人は余命宣告を受けていた。また安楽死の半数以上は患者の自宅で行われた。

■「安楽死の処置を受ける人、救命処置を受ける人、どちらも尊い」

 安楽死の瞬間は「人間的なレベルで、非常に豊かです」とドクロリー氏は話した。「さまざまな感情を目にします。それによって私たちも成長し、前進できます」

 しかし、「1か月に3件以上の安楽死を扱うのはつらいです」とも言う。ドクロリー氏は、命を救う処置と命を終わらせる手伝いをする処置は、ベルギーの法律の範囲内にあり、矛盾はしていないと考えている。「それどころか、どちらも同じことです」と話す。「安楽死の処置を受ける人も、救命処置を受ける人も、同じように尊い存在だと思います。単に状況が違うだけです」

 ドクロリー氏はベルギーの安楽死法を「非常に良い法律」だと評価する。安楽死の希望が認められなかった場合でも、患者が孤立しないよう保証されていると話した。「医師が『ノー』と言っても、そこで終わりではありません。(患者が置かれた)状況について違う見方をする人々のケアを受けることができます」

■「最期はお気に入りの椅子に座って」

 ドクロリー氏は、末期がんの祖父のために家族が打診した安楽死の求めを拒否したこともある。「本人は苦しんではいませんでした。見舞いに訪れた孫娘のことや、庭に咲く花について私に話してくれました。自らは死にたがっていなかった。結局は自然に亡くなりました」

 患者の自宅で安楽死の処置を行う際は午後か夕方に訪問し、患者ともう一度、その決断について話し合う。 「話し合いに2時間必要なら、2時間かけます。患者には繰り返し、こう言います。『今日がその日ではないと思うなら、決めるのはあなたです。私が来るのを手配したからといって、必ず処置を施す必要が私にあるわけではないのですよ』」 「ベッドで死ぬ必要はありません。お気に入りの椅子に座って死んでもいい。どこでも、自分が死にたい場所で」

 患者の死後には、親族との対話や葬儀の手続きが行われる。「それぞれが、さまざまな気持ちを表現します」とドクロリー氏。「私にとっては、信頼してくれた家族に感謝を伝える場です」 【翻訳編集】 AFPBB News

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現役世代の孤独死防げ

2022年06月17日 13時28分27秒 | 自殺・過重労働

現役世代の孤独死防げ スマホで安否確認サービス コロナ禍の不安が背景 「スクランブル」

その他 2022年6月8日 (水)配信共同通信社
 

 誰にもみとられずに息を引き取る孤独死。主に高齢者の問題と思われてきたが、スマートフォンのアプリを活用した民間防止サービスへの登録が現役世代にも広がっている。若い人たちが抱く「万が一の時」の不安は周囲に伝わりづらく、行政の支援も不足。新型コロナウイルス禍で人とのつながりが薄れ、孤立感が強まっていることも背景にありそうだ。

 紺野功(こんの・いさお)さん(62)は2015年2月、1人暮らしだった弟の由夫(よしお)さん=当時(51)=を亡くした。暖房のない自宅マンションで低体温症となり、発見された時には死後1週間が経過していた。

 由夫さんは自宅でIT関連の仕事をしていたが、健康状態が悪化しても周囲に助けを求めない「セルフネグレクト」(自己放任)状態だった。詳しい原因は分からないが、正月に顔を合わせた時にはすっかりやせていたという。

 最後に由夫さんに連絡したのは亡くなる3日前。「もっと早く異変に気づければ、弟は助かったかもしれない」。同じような最期を迎える人を減らすため、NPO法人「エンリッチ」を設立。18年11月から若い世代も気軽に使えるLINE(ライン)で、見守りサービスを提供している。

 利用者が設定した間隔に従って安否確認のメッセージを自動送信。24時間以内に「OK」とタップされなければ、メッセージや電話で再確認し、応答がない場合は事前に登録された近親者らに連絡する。無料の個人向けサービスには今年5月時点で全国の約5800人が登録しており、30~50代が半数以上を占める。

 政府は4月、孤独・孤立問題を巡り、2万人を対象にした初の全国実態調査の結果を公表。高齢者よりも20代や30代の方が孤独を感じている人が多い現状が浮き彫りとなった。新型コロナで外出や交流の機会が減ったことも要因とみられる。

 しかし、行政などの見守りは独居の高齢者らが中心で、差し迫った健康上の問題もなく、一見平穏に生きている人の「心の内」をうかがい知るのは難しい。

 ホームページ制作などを手がける「テラ合同会社」(東京)の孤独死防止アプリ「リンクプラス」も、安否確認の通知に反応がなければ緊急連絡先にメールが送信される仕組みだ。高橋謙輔(たかはし・けんすけ)代表(36)が知人から「1人暮らしでペットを飼っているが、自分に何かあったら共倒れになってしまうかもしれない」と心配事を聞いたことが開発のきっかけとなった。

 現在のダウンロード数は約800件。「家族と疎遠だったり、頼れる人がいなかったりして、毎日自分の無事を確認してくれる相手がいない人もいる」。交流サイト(SNS)との連携など使い勝手を向上させる策を模索中だ。

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コロナ禍で自殺3千人増 女性の割合高く 旭医大など国内分析

2022年06月17日 13時24分46秒 | 自殺・過重労働

コロナ禍で自殺3千人増 女性の割合高く 旭医大など国内分析

 2022年6月16日 (木)配信北海道新聞
 

 【旭川】旭川医科大と北大の研究グループは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、国内の自殺者が約3千人増えた可能性があるとの研究結果を国際学術誌に発表した。2020年4月~21年12月の推計で、女性の増加が顕著だった。コロナ禍で影響を受けた旅行、外食業などの職種や非正規雇用に女性が多いことが影響した可能性があるとした。

 厚生労働省の自殺統計によると、20年4月~21年12月の自殺者数は、男性2万2304人、女性1万1836人。研究グループはこのうち、感染拡大がなければ自殺しなかった可能性がある死者数は、男性が1208人で男性全体の5・4%、女性は1825人で女性全体の15・4%と推計した。女性の年代別では30代が421人と最多で、60代396人、20代352人と続いた。男性は20代が466人で最も多かった。

 悩みを抱えている人は、以下の相談窓口へ。北海道いのちの電話(電)011・231・4343(24時間)、いのちの電話(電)0120・783・556(毎日午後4時~同9時、毎月10日は午前8時~翌日午前8時)、こころの健康相談統一ダイヤル(電)0570・064・556(道内は平日午前9時~午後10時、土日祝日午前10時~午後4時)

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自殺未遂者、データを蓄積 救急搬送先で症例登録 傾向分析し予防策強化

2022年05月11日 22時37分05秒 | 自殺・過重労働

自殺未遂者、データを蓄積 救急搬送先で症例登録 傾向分析し予防策強化

 2022年5月9日 (月)配信共同通信社
 

 厚生労働省は自殺予防対策強化のため、自殺未遂で救急搬送された患者の年齢や経済状況などを匿名でデータベース化する「自殺未遂者レジストリ(症例登録)制度」の構築に本年度から取り組む。蓄積した情報から傾向などを分析して対策に反映させ、自殺リスクがある人の精神的ケアや生活支援の効果を高めていく狙いがある。

 厚労省によると、世界保健機関(WHO)は自殺未遂者の実態把握に努めるよう各国に求めており、同制度は既にアイルランドやコスタリカのほか、ベルギーの一部などで導入済み。日本での制度内容は、国の調査研究などを担う「いのち支える自殺対策推進センター」が検討している。

 昨年9月から今年3月までは全国約10カ所の救命救急センターで、制度運用の課題を調べる予備研究を実施。救急搬送された自殺未遂者に対し、医療スタッフが職業や居住地、自殺未遂の手段などを聞き取ったほか、退院時にどんな福祉サービスを手当てしたか、といった情報を集めた。

 研究責任者で帝京大病院(東京)の高度救命救急センター長の三宅康史(みやけ・やすふみ)教授は、自殺未遂者は再び自殺を図るケースが多く蓄積データを防止に生かす必要があると説明。「現場の医療スタッフが患者を適切な支援機関につなぐケアができるよう、意識向上にも役立てたい」と話す。

 警察庁の統計では、2021年の自殺者数は2万1007人に上り、新型コロナウイルス流行前と比べ高止まりとなっている。厚労省担当者は「将来的には全国の救命救急センターに制度を導入したい」と話している。

 ※政府の自殺予防対策

 2006年施行の自殺対策基本法に基づき、翌07年に初めて国の指針となる自殺総合対策大綱を策定した。おおむね5年ごとに見直し、今夏に閣議決定される新たな大綱には新型コロナウイルスの影響を踏まえた生活支援の拡充や、子どもや女性への対策推進などを明記する方針。悩みの背景にある孤独・孤立対策にも力を入れ、21年末に初めて決定した重点計画には、地域での見守りのほか、交流サイト(SNS)や電話による24時間相談対応などを盛り込んだ。

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過重労働を解消へ 伊勢の福祉施設が最優秀 三重労働局認定 三重

2020年11月21日 01時14分28秒 | 自殺・過重労働

過重労働を解消へ 伊勢の福祉施設が最優秀 三重労働局認定 三重

2020年11月19日 (木)配信伊勢新聞
 

 【多気郡】西田和史三重労働局長は18日、社会福祉施設「ウェルフェア三重」(伊勢市黒瀬町、西村昭徳代表取締役)を働き方改革ベストプラクティス企業に認定し、同社が運営する明和町志貴の特別養護老人ホーム「ウェルハート明和」を職場訪問した。

 今月の「過労死等防止啓発月間」に合わせた「過重労働解消キャンペーン」の一環。ベストプラクティス企業は平成28年度から毎年1社を選んでいる。

 西田局長は「働き方改革は人員、業務、マネジメント、企業文化、職場風土の見直しが必要。労働環境が厳しい介護業界での取り組みを心強く思っている。横展開できれば」とあいさつした。

 西村代表取締役は「介護業界は人離れで厳しい状況が続いている。離職予防のため働き方の改善を始めた」と述べた。夜勤専従職員の導入を挙げ、「夜勤専従は1日10時間勤務、年間休日182日。夜勤か日勤か自分たちで選んでいった。離職率を大幅に改善できた」と説明した。

 また国家資格のキャリアコンサルタントについて「外部にお願いするのでなく、職員が取得にチャレンジする。介護のことがよく分かっているので、他の職員のメンタルヘルスや日頃の悩みの相談に乗り、離職予防につながる」と話した。

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著名人の自死を語る

2020年11月13日 00時56分08秒 | 自殺・過重労働

高知東生さん「何度も死にたいと…」著名人の自死を語る

その他 2020年11月12日 (木)配信朝日新聞
 

 

 著名人の自死とみられる事例が相次いでいる。何度も死にたいと思ったという俳優・高知(たかち)東生(のぼる)さん(55)が、NPO法人「京都自死・自殺相談センター」(愛称Sotto〈そっと〉)のトークイベントに参加し、「決して自分だけで抱え込まないで」と呼びかけた。

 高知さんは2016年、覚醒剤取締法違反(所持)などの容疑で逮捕され、懲役2年執行猶予4年の有罪判決を受けた。「放っておいてほしい」という思いが募り、「何かあったら言えよ」といった励ましの言葉も苦しかったという。自分を責め続け、毎日のように「死ぬことで周りが許し、納得してくれるのでは」と考えていたと明かした。

 転機となったのは、同じ悩みを抱える仲間とつながったことだった。「ああ、俺は一人じゃないんだと思った。苦しんだ人の話を聞き、自分も話し始めたら、心がどんどん楽になっていった」。取材に対して「自分がどんなに苦しみ、つらいか、助けを求めることが大事」とも語った。

 今年7月。俳優の三浦春馬さんが30歳で亡くなった際、ツイッターで「俺が17歳の時に母親は自殺した」と打ち明け、大きな話題を呼んだ。「残された家族一人ひとりが自分の責任じゃないか、と考えて苦しんでいる。(自ら)話したいと思うまで、そっと見守ってほしい」と理解を求めた。

 同センターによると、新型コロナウイルスの感染拡大や著名人の自死などで相談が増えているという。当事者に近い立場から考える機会を設けようと、高知さんを招いたトークイベントを7日、京都市内で企画。同センター代表で僧侶の竹本了悟さんや、自死遺族支援弁護団事務局長の生越(おごし)照幸弁護士を交え、オンラインで配信した。

 同センターは金、土曜の午後7時~午前1時、電話相談(075・365・1616)に無料で応じている。竹本さんは「自死の気持ちが生まれるのはおかしなことじゃない。抱え込まずに相談機関につながってほしい」と話している。(高井里佳子)

 

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コロナ禍の自殺増に「雇用支援が必要」 20年版白書 

2020年10月27日 22時15分55秒 | 自殺・過重労働

コロナ禍の自殺増に「雇用支援が必要」 20年版白書 

 2020年10月27日 (火)配信朝日新聞
 

 政府は27日、2020年版の自殺対策白書を閣議決定した。19年の自殺者数は前年から671人減って2万169人。同年までの10年では景気回復を背景に中高年の自殺が大きく減少したが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大が経済に影響を与えており、雇用維持などの支援の取り組みを「着実に進めていくことが必要」と指摘した。

 20年版では近年、大幅に減少している中高年や高齢者の自殺を中心に分析した。40~64歳の中高年の自殺者は景気回復を背景に、09年の1万4985人から19年には8206人と、10年で45・2%減少した。原因別では経済・生活問題が6割超減少し、失業者の自殺も7割減となった。65~74歳は経済・生活問題のほか、家庭問題の減少幅も大きかった。

 75歳以上は、19年までの自殺理由で「孤独感」が上位にあることが特徴。特に90歳以上の男性では理由の2位になっている。

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続く著名人の自殺、精神科医「安易な推測、連鎖を助長」

2020年10月05日 10時52分50秒 | 自殺・過重労働

続く著名人の自殺、精神科医「安易な推測、連鎖を助長」

2020年9月28日 (月)配信朝日新聞
 

 多くのテレビドラマや映画などで活躍していた俳優の竹内結子さん(40)が27日、死亡した。現場の状況から、警視庁は自殺とみて調べている。

 7月には俳優の三浦春馬さん(30)が亡くなり、一線で活躍する芸能人の自殺とみられる事例が続く。

 精神科医で日本自殺予防学会の張(ちょう)賢徳(よしのり)理事長は「著名人の自殺を知った人が『あの人でもつらいことがあれば自殺するんだ』という心境になり、自殺を選ばせてしまう可能性がある」と指摘する。一般的に自殺に至るケースの多くは精神医学的に何らかの病名の診断ができるという。「治療を受ければ防げる例は多い。少しでも不安を感じたら、医療機関や自治体の窓口など専門家に相談してほしい」

 周囲に悩む人がいる場合は「調子はどう?」などと連絡をとり、悩みを聞き出してあげることが有効だという。SNS上では著名人の死やその原因をめぐる書き込みも多いが、「安易な原因の推測は悩んでいる人を刺激して連鎖を助長するリスクがあり、控えるべきだ」と張氏は呼びかける。

 大阪を拠点に電話相談を受ける「関西いのちの電話」の担当者によると、過去には著名人の自殺報道後、相談者がその話題を持ち出す事例が増えたことがあった。今春以降はコロナ禍でさらに苦しい状況になったとの相談も増えた。担当者は「傾聴が私たちの役割で、話して楽になった人たちもいるから電話してきてほしい」と話す。

 厚生労働省によると、2019年の自殺者は過去最少の2万169人。最も多かった03年の3万4427人から約4割減った。ただ、警察庁の統計では、今年8月の自殺者は1849人で、前年同月比で246人増えている。

     ◇

主な相談先は以下の通り。

○自殺予防いのちの電話

フリーダイヤル0120・783・556(毎日午後4時~午後9時、毎月10日は午前8時~翌午前8時)

○よりそいホットライン

フリーダイヤル0120・279・338(24時間、IP電話などからは050・3655・0279)

○こころのほっとチャット

LINE、ツイッター、フェイスブック@kokorohotchat(毎日正午~午後4時、午後5時~9時※受付は1時間前まで)

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有名人の自殺、報道配慮を 厚労相、コロナ禍に懸念

2020年09月29日 23時48分52秒 | 自殺・過重労働

有名人の自殺、報道配慮を 厚労相、コロナ禍に懸念

2020年9月29日 (火)配信共同通信社
 

 田村憲久厚生労働相は29日の閣議後記者会見で、テレビドラマや映画で活躍した人気俳優の自殺とみられる死去が相次いだことに関し「心からご冥福をお祈り申し上げたい。社会的影響力の大きい方について報道がされると、その影響がないとも限らない」と述べ、報道の在り方に配慮を求めた。

 田村氏は「自殺者は全体では減ってきたが、単月で見ると、増えているという数字も出ている」と指摘。その上で「新型コロナウイルス禍で生活のリズム、パターンが変わる方が増え、不安感含めて精神的に安定されないことも起こり得ると思う」と話し、相談体制の充実に触れた。

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