日々

穏やかな日々を

「12月半ばまで埋まってる」インフル予防接種に予約殺到 受け付け終了の病院も

2020年11月03日 22時58分52秒 | インフル

「12月半ばまで埋まってる」インフル予防接種に予約殺到 受け付け終了の病院も

2020年10月30日 (金)配信神戸新聞
 

 冬を控え、インフルエンザ予防接種の予約が医療機関に集中している。新型コロナウイルスとの同時流行への懸念から、厚生労働省などは接種を呼び掛けているが、予約受け付けをいったん終了したところも。一方、マスクや手洗いなど新型コロナの予防策が定着する中で、インフルエンザの感染者数は例年より激減している。医療関係者らは「冷静な情報収集や日頃の対策を徹底して」と呼び掛けている。

 「例年以上のワクチンを確保しているが、12月半ばまでの予約はすべて埋まってしまった」

 「おの小児科」(兵庫県伊丹市)の上野亜子事務長はそう話す。川西市の系列病院と合わせて、昨年より500人分多い約4600人分のワクチンを確保するという。

 まだ暑い盛りの8月下旬ごろから問い合わせが相次ぎ、受け付け開始と同時に予約枠がどんどん埋まっていったという。家族全員で接種に来るケースも目立つ。

 神戸市灘区の内科医院でも、高齢者以外の接種が始まった10月26日時点で数週間先の予約が埋まり、翌日には受け付けをストップした。ワクチンの卸業者から入荷次第、再開する予定だが「十分に確保できるかは分からない」と気をもむ。

 インフルエンザと新型コロナは発熱やだるさなどの症状が似ているため、冬場の同時流行による医療現場の逼迫(ひっぱく)が懸念されている。国は、過去5年間で最も多い約6300万人分のワクチンを確保。接種時期も例年より1カ月程度前倒しして、10月1日からは原則65歳以上の高齢者を優先し、それ以外の人は同26日以降の接種を求めた。明石市や尼崎市などは、高齢者の接種を無償化している。

 兵庫県医師会は「ワクチンの確保量や入手ルートなどは医療機関ごとに違うので把握が難しい」としつつ「現時点でワクチンの総量が枯渇している状況はない。病院によっては一時的に在庫が薄いケースもあるが、今後の入荷もある。接種のタイミングをずらしたり、別の病院を利用したりしてほしい」とする。

 厚労省の統計などによると、インフルエンザは12月~翌1月下旬ごろに流行のピークを迎える。昨季(2019~20年)は、今年1月に国内初の新型コロナ感染が確認され、マスク着用や消毒などが定着。流行ピークの1週間に全国の定点医療機関から寄せられた報告数は23・24人と、18~19年(57・09人)の半数以下にとどまった。

 今シーズンの県内感染者数の累計は、10月18日時点でわずか2人。厚労省の担当者は「手洗いやマスク、飛沫(ひまつ)対策などはインフルエンザと新型コロナの両方に十分な効果がある。引き続き感染予防の徹底をお願いしたい」と説明する。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中国で新型豚インフルを確認、パンデミックの可能性も

2020年07月03日 23時30分29秒 | インフル

中国で新型豚インフルを確認、パンデミックの可能性も

2020年6月30日 (火)配信AFPBB News
 
2009年の豚インフルエンザ(H1N1)流行の際、台湾中部・彰化県の養豚場で行われた消毒作業(2009年4月27日撮影、資料写真)。(c) SAM YEH / AFP

【AFP=時事】中国の研究者らは29日、新型の豚インフルエンザが確認され、パンデミック(世界的な大流行)が起きる可能性もあると、米科学アカデミー紀要(PNAS)に発表した。

 「G4」と名付けられた新型豚インフルエンザの株は、遺伝的に2009年に流行した豚インフルエンザH1N1に由来するという。発表した中国疾病予防抑制センター(Chinese Center for Disease Control and Prevention)と同国の複数の大学の研究者らは、「高度に適応して人間への感染力を持ちやすい全ての本質的な特徴」を備えているとして警鐘を鳴らしている。

 研究者らは2011年から2018年にかけて、中国10省の食肉処理施設と動物病院1か所で、豚の鼻腔から綿棒で3万点の検体を採取し、179株の豚インフルエンザウイルスを分離した。その大半が2016年以降に豚の間で流行している新型だったという。

 これら分離されたウイルスを用い、人間と似た発熱、せき、くしゃみといったインフルエンザ症状を示すフェレットを含む様々な実験を行ったところ、G4は感染力が強く、ヒトの細胞内で複製を行った他、フェレットでは他のウイルスよりも深刻な症状が観察された。

 また実験では、季節性インフルエンザへの感染で獲得される免疫は、G4に対する防御効果がないことが明らかになった。

 養豚関係者を対象に実施した抗体検査では、10.4%が過去に感染したことがあるとの結果が出ている。同じ検査で、養豚関係者以外の一般の人々の抗体保有率は4.4%となっている。

 そのため、豚からヒトへの感染がすでに起きていることは明らかだが、科学者らが最も懸念するヒトからヒトへの感染が起きるかどうかについては証拠がまだない。【翻訳編集】 AFPBB News

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

投票ボタン

blogram投票ボタン