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穏やかな日々を

特定看護師、法制化議論で意見割れる

2011年11月23日 23時27分01秒 | 仕事
特定看護師、法制化議論で意見割れる

日医委員ら6人、「時期尚早」と意見書、厚労省は年内決着の姿勢崩さず


 厚生労働省のチーム医療推進会議(座長:永井良三・東京大学大学院教授)の第9回会議が11月18日に開かれ、厚労省が提示した「看護師特定能力認証制度骨子(案)」について、制度化することのメリット、デメリットなどを議論したが、各委員の意見は賛否が分かれた(資料は、厚労省のホームページに掲載)。厚労省は同会議での意見を12月の社会保障審議会医療部会で報告した上で、再度同会議で議論をする方針。

 看護師特定能力認証制度骨子(案)は、11月7日に「チーム医療推進のための看護業務検討ワーキンググループ」で示されたもの(「厚労省の特定看護師の骨子案、委員から強い疑義も」参照)。ワーキンググループでは厚労省が特定看護師(仮称)を看護師特定能力認証制度として法制化に向けて議論を加速させたことで、賛否が分かれたことを踏まえ、永井座長は、「厚労省の認証制度にするべきという意見と、現場で教育をすれば良いという意見もある」と述べ、論点整理から始めた。


チーム医療推進会議の座長を務める東京大学大学院教授の永井良三氏。

 永井座長が示した論点は、(1)看護師特定能力認証制度を法制化することのメリットとデメリット、(2)法制化しないことのメリット、デメリットという軸だ。この議論の前提として、これまで同会議内で、看護師の現状は、カテーテルの挿入や動脈内採決など、医行為に近いもしくは医行為に該当するような行為をする「グレーゾーン」があることを確認。また、グレーゾーンに対応するための教育・研修は行う必要があるという点も共通認識とした。

 議論では、特定能力認証制度を設けるメリットとしては、虎の門病院長の山口徹氏が、「特定看護師(仮称)を制度化することで、国が教育の場を確保してもらえれば、院内での教育労量の負担軽減にもなり、医師も新しい領域に向かうことができる。看護師が行う特定行為は詰める必要があるが、厚労省の認証制度であれば医行為を整理するのにも役立つ」と述べた。一方で、日本医師会常任理事の藤川謙二氏は、「特定看護師(仮称)を認証するのは病院ごとにすべきだ」と、教育を受けて厚労相が一律に認証した場合に、特定行為をする際の責任の所在が不明確だと指摘。1時間超にわたる議論の中で、「看護師の能力を担保できる」という賛成意見と「責任の所在が明確でない」などの反対意見で分かれ、平行線をたどる形となった。

 会議後に厚労省医政局医事課長の田原克志氏は、「2年ぐらい特定看護師(仮称)の議論をして、このような枠組みが必要という認識では一致している。厚生労働大臣の認証か、病院内での認証とするのかが議論の本質になると思うが、特定行為そのものも見えていないという意見もあった。12月の社会保障審議会医療部会で今日の内容を報告し、チーム医療推進会議で再度議論をしていただく。意見がまとまれば、12月中にまとまる社会保障と税一体改革の関連法案に盛り込むことはまだ間に合う」とした。

業務の明確化、能力担保につながる


看護師特定能力認証制度について、反対の立場を述べた日本医師会の藤川謙二常任理事(右)。左は「チーム医療推進のための看護業務検討ワーキンググループ」の座長も務める昭和大学医学部教授の有賀徹氏。

 永井座長が論点整理をし、議論を開始した直後に、藤川氏は日医が16日に発表した特定看護師(仮称)へ反対する見解の文書を参考資料として提出(「『特定看護師は不要』、日医・藤川常任理事」を参照)。さらに、藤川氏にチーム医療推進会議の委員らを加えた計6人の連名で、永井座長あてに意見書を提出し、「特定看護師(仮称)制度について、12月の社会保障審議会医療部会に諮ることは、時期尚早で反対」とした。

 これに対して、日本病院会会長の堺常雄氏は、藤川氏が「(特定看護師の創設は)医師不足を補うために看護師に医師の代わりをさせたいという一部の医師と、看護師のキャリアアップのために特定看護師(仮称)が必要という一部の看護師によるもの」と発言と発言したことに対して、「一部の医師、看護師というが、そんなこともない」と反論。全国在宅療養支援診療所連絡会の太田秀樹事務局長は、「在宅介護の現場で訪問看護師は、かなりグレーゾーンに踏み込んでいるのが現実。ただ、その訪問看護師によって命が助けられているということもある。訪問看護師の能力を担保するためには、厚労省が認証制度を設けることはメリット」とし、「在宅介護のケースは増え続けている中で、制度化して動き出さなければ、デメリットは分からない」とした。

 続いて、日本看護協会の大久保清子副会長は、「国民のニーズに安全に対応していくという立場で発言したい」とした上で、「看護師はグレーゾーンで業務をしているが、想定していない業務もしている。これは保健師助産師看護師法という延長線で理解するのは難しい。法律で定めて安全を担保するべきだ」と述べた。さらに、2002年に看護師による静脈注射が通知で認められた点について、「通知のみだと現場は混乱している。看護師の業務として標準化して普及させるには法律で定めるべき」として、不明確な看護師の業務は、法的な線引きが必要という認識を示した。

 政策研究大学院の島崎謙治教授も、「看護師の業務は『診療の補助』ということで、他の職種と比べて曖昧。それを区別するために通知を出しているのだろうが、ある程度レベルの低い業務で線引きすると、高度なことはできない。その逆も起きるので、法律で決めた方がいい」と指摘。法制化するメリットを述べる声も相次いだ。

責任の所在がもうひとつの論点

 特定看護師(仮称)を法制化することのメリットは看護業務の線引きができるなどの意見が挙がる一方で、永井座長は「もう一つの論点は責任問題」とし、認証制度で認められた看護師が特定行為をする場合の責任の所在は、医師、看護師、国のどこに該当するのかを質した。 

 藤川氏は、「救命救急士は万が一事故が起きた場合は、国が責任を持つ。医師が指示を出しているが、現場には医師はいない。特定看護師(仮称)は、救命救急士とは違う。国家資格で一律に認証するのではなく、チーム医療を実践している病院ごとに認証して、医師が責任を持たなければいけない」と主張し、病院ごとに必要とされる能力を判断して、認証することで、医師が責任を持つことが明確化されるという考えを述べた。

この点について太田氏は、「医師が責任を持つことは良いが、国が能力認証をすることにも疑問はない。医師と看護師が同じ屋根の下で働いていないグループホームなどの看護師には能力を認定してあげるべきだ」と反論した。

 東京大学大学院の山本隆司教授は、「特定行為を行うのは一定の看護教育を受けたことが前提なのだろうが、指示を出す医師の責任が大きくなる。医師の判断が間違えば責任を問われることになる。看護師特定能力認証制度(案)であれば、国がある程度責任を持つ形で、医師が包括的な指示を出せばよいので、医師の責任は軽減されるのではないか」と、国が責任を持つべきとの主張をした。

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先発品の薬価、後発品並みへの引き下げ提言

2011年11月23日 23時05分11秒 | 仕事
先発品の薬価、後発品並みへの引き下げ提言

行政刷新会議WG「提言型政策仕分け」、医師の情報提供義務付けも

2011年11月22日 

 11月22日に開催された行政刷新会議ワーキンググループの「提言型政策仕分け」で、社会保障関連分野の一つとして、「後発医薬品の使用促進など薬の有効な使用策」が議題された。薬剤費抑制の観点から、「先発医薬品の薬価を後発医薬品の薬価を目指して引き下げるべき」と提言、その一方、先発医薬品と後発医薬品の薬価の差額の一部を患者の自己負担として課すことを検討すべきとされた。

 議論の取りまとめ役の玉木雄一郎・衆議院議員が、「特許が切れた同じ薬効、同じ成分の薬であれば、同一薬価でいいはず。なぜ先発医薬品と後発医薬品の薬価が異なるのか」と、約2時間にわたった議論の中で何度も繰り返し発言、「納得が行く説明があったとは思えない」と判断したことが評価結果に反映された格好だ。

 さらには、協会けんぽが実施している「ジェネリック軽減額通知」と同様、医師・薬剤師から主な先発品・後発品のリストを患者に提示する義務を課すことについても検討すべきと提言された(評価結果は、行政刷新会議のホームページを参照)。

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医師らが50年ぶりの大規模デモ行進

2011年11月23日 22時57分52秒 | 
医師らが50年ぶりの大規模デモ行進

医療再生・震災復興訴え2500人が参加

 東日本大震災からの復興や医療現場の再生を訴えるデモ行進「ドクターズウォーク」が11月20日、東京都内で行われ、医師や歯科医師ら約800人を含む総勢約2500人が銀座周辺を約2キロ行進した。またデモに先立って、日比谷野外音楽堂で集会が開かれ、被災地の医療従事者らが現状を報告するなどした。ドクターズウォークを主催する実行委員会によると、医師による大規模なデモは、1961年に国民皆保険制度が導入された際に実施されて以来50年ぶりという。

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ガーゼ置き忘れ患者死亡

2011年11月23日 22時52分01秒 | 
ガーゼ置き忘れ患者死亡 福岡大病院、心臓手術で
共同通信社 11月21日(月) 配信


 福岡大病院(福岡市)は18日、80代の女性患者の心臓手術で、体内にガーゼを置き忘れるミスがあったと発表した。女性は手術の2日後に死亡。同病院は「ガーゼの置き忘れが原因となった可能性が高い」としている。

 病院は同日、早良署に届け出、同署は業務上過失致死の疑いもあるとみて調べている。

 病院によると、女性は5月、重度の大動脈弁狭窄(きょうさく)などで入院し、大動脈に人工弁を設置する手術などを受けた。その際、心臓内で使ったガーゼ(縦約30センチ、横約15センチ)1枚がなくなり、胸部のエックス線写真などでも確認できなかった。

 女性は足の血流に異常が出たため再手術を受けたが、多臓器不全で最初の手術から2日後に死亡した。

 手術に関わっていなかった医師が8月に死亡の経緯に疑問があると申し出たのを受け、病院内で再手術前に撮影したエックス線写真などを再検討。心臓から移動したガーゼが腹部の大動脈につまり、死亡につながった可能性が高いことが判明したという。

 記者会見した内藤正俊(ないとう・まさとし)病院長は「信頼を失い、大変申し訳ない」と謝罪した。

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副作用ほとんどない抗がん薬、浜松医科大が開発

2011年11月23日 22時42分05秒 | 
副作用ほとんどない抗がん薬、浜松医科大が開発
読売新聞 11月22日(火) 配信


 浜松医科大(浜松市)は22日、副作用を軽減させる抗がん剤開発を進め、動物実験で効果が得られたと発表した。今後、臨床試験に入り、実用化を目指す。

 研究グループの杉原一広准教授によると、悪性腫瘍(がん)は1-2ミリ以上になると、栄養を取り込むため「新生血管」を生じさせる性質がある。グループは、アミノ酸がつながってできる「ペプチド」の一種が、新生血管に集まりやすい特性を発見。新生血管だけに薬が運ばれるよう、ペプチドと組み合わせた抗がん剤を開発した。

 同大が、米サンフォードバーナム医学研究所と行った共同研究で、この抗がん剤をがん細胞を持つマウスに投与したところ、従来の約40分の1の量で、19日目にがん細胞がほぼなくなり、副作用は全く認められなかったという。成果は、米科学アカデミー紀要(電子版)に発表される。

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受診時定額負担制

2011年11月23日 22時37分33秒 | 
受診時定額負担制、両論併記で…民主作業チーム
読売新聞 11月22日(火) 配信


 民主党医療・介護作業チームは22日午前、外来患者の窓口負担に一律100円を上乗せする「受診時定額負担制度」の導入の是非について、両論併記とする医療制度改革の素案をまとめた。

 党の「社会保障と税の一体改革調査会」が素案を踏まえた議論を行い、12月上旬にも結論を出す。

 素案では、定額負担制度について、「導入に否定的な意見が圧倒的に多かった」とする一方、医療費の自己負担が高額になる患者の負担軽減策の財源として想定されていることから、「選択肢としては排除するべきではない」との賛成意見も盛り込み、導入の可能性を残した。

 また、2012年度の診療報酬改定に関し、「10年の参院選公約で引き上げに取り組むと記載されていることを踏まえた対応を政府に求める」と明記した。

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勤務医と開業医、収入の平準化

2011年11月23日 22時24分41秒 | 
11/22号 速報!「勤務医と開業医、収入の平準化を」、プラス改定支持はゼロ
2011年11月22日

 11月22日の行政刷新会議ワーキンググループ「提言型政策仕分け」で、医師不足問題が取り上げられ、地域あるいは診療科偏在などを解消するために、「勤務医と開業医、また診療科目間について、リスクや勤務時間に応じて報酬配分を大胆に見直す。医師不足の改善のため、勤務医と開業医とのアンバランス、地域別、診療科別の不足の状況を踏まえてメリハリのある診療報酬改定を早急に行うべき」という結論が打ち出されました。

 さらに、「中長期的には開業医と勤務医の収入をバランスさせることを目指しつつ、開業医、勤務医の平準化を進める」ことも提言。来年度の診療報酬改定については、プラス改定支持はゼロ、マイナス改定を求める声がある一方、病院勤務医の待遇改善は支持。開業医の収入の高さを問題視する声が多数出され、次回改定は開業医にとって、また一部の診療科に厳しい内容になることが想定される評価結果でした。


 
医師の収入は弱者病人の血の跡だということを
忘れないでください。
開業院長の年収、医師の年収が、それほど高額であったとは知りませんでした。
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今日も無事終わる

2011年11月21日 00時07分08秒 | 

無事
今日が
終わるね

子たちの
風邪は
継続し

婆にも気管支不調があって

不健康とまでは思いたくないけど

無事
今日が
終わった

ありがとうと思う

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はだかになること

2011年11月20日 23時38分40秒 | 
はだかになること
こわがってはいけない
なにもないことを
こわがってはいけない
愛がないことを
こわがってはいけない
愛はもらうものではなくて
あげるものって
若い頃は何度も繰り返したね
そうだといまもおもうよ

はだかであることを
自慢しよう
だれも愛してくれる者がいなくても
どうどうとしていよう

腹などたたないよ
頭にくることまないよ

なんも思わないことが裸ってことだよ

つるつるのゆで卵のはだ
気持ちよい裸
なんもない裸
そんなはだかだよ

とおいとおい過去にいざこざがあって
会えなくなった人もいて
聞こえなくなった人もいて
まして
天国に逝ってしまった人達のこと
どう思いだしたってはだかだよ
なんもありやしない
なんもついていやしない

そんなふうにおもえば
なんもこわくない

この現実に
あのことができないからといって
このことが不足だからといって
なんもこわいことはない
人さまのこころなど
とうてい推し量れるものでもなく
推し量ったところでそれは確実なものではなく
人の数ほど感じ方はあって
気にすることほど
それで気に病むことほど
ばかばかしいことはない

過去の哀しみは
もう悲しみではなく
ただ事実の重みだけでいい
それは散りいく枯れ葉のような
風の中で吹かれ行く
この葉のような
幻想で

ただそれが
これからの人の
哀しみをつくったり
怒りをつくったり
落胆をつくったりしないように
気配りと対処と思い切りの判断は
絶対にしていかねけらばならないよ

汚点は拭かねばならないし、繰り返してはいけないよ

裸であることのしあわせを思い出そうよ
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寒い庭にチューリップ

2011年11月20日 23時32分36秒 | 草花
今日の日曜日はお買いもの
チューリップの球根
アイリス、水仙の球根を買ったよ。

そして
3歳児と植えました。

でも、外は寒くって、また風邪ひいてはいけなかったから
そうそうにはやはやに植えたから
さて、上手く咲くかな~と思うよ。

水は明日の朝
今日は3歳児には無理だったので
婆が明日朝早起きして一人でやるよ。

なんせ寒かったからね。

マーケットには安価な球根はなにもなく
いつもの倍はしたよ
でも、今日を逃すとなにもかもなくなるような気がして
また、遠くの園芸店へは行けないから
近くのAコープで急ぎ買う・・・・

アイリスはいろいろな花色 紫白黄色
水仙は八重の大輪
チューリップは
オレンジ色の八重
赤い縁取りの白
ゆり咲きの赤白黄色
そして
いつもの丸いチューリップいろいろカラー
賑やかだね~~~~~~~^^~
楽しみ~~~~~~^^~~~~

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久しぶりに眠いのがうれしい

2011年11月18日 01時04分34秒 | 
久しぶりに眠いのがうれしい
この睡魔にはだれも勝てない
気の遠くなる前の瞬間
体を支えて
眠気が耐える
まだだめよ

久しぶりにこの眠気がうれしい
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心地よい眠気が

2011年11月18日 01時03分35秒 | 私自身や健康
心地よい眠気が
私を永遠の世界へ誘う

過去は過ぎし日の星屑
わずかに輝いていればいい
過去はこれからの香煙
ほのかに匂えばいい

心地よい眠気が
私を母にする
二番目の孫の誕生の瞬間
いいしれない安堵の中
母子の無事を喜ぶ
あの時の感動は
湧きいずる透明の地水
しばらくとめどなく
湧き上がる

あの時も心地よい波の中の
ゆれる帆船
永遠にうかぶ絵画の舟と光る月と波

もういいね
もう寝ようね
この心地よさの中
永遠の呼気の
かすかな響きが
明日までの深い淵

山々の霞む吸気
思い切りこの眠気の前に
引き入れよう
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お月さん

2011年11月18日 00時25分50秒 | 
お月さん

月の出 22:38
月南中時 4:38
月の入り 11:34

月を空で発見するには難しい

こんなに忙しいと言いたくなる日々でも
月が恋しく
月が見たく
空を仰ぐ

今 月はどのあたりに浮んでいるかな~
と外に出たくなるけど
多分雲多く見つけられないでしょう。

 地球から月までの平均距離は38万4400km(月が地球の周囲をまわる軌道は楕円形をしており、地球に最も近い場所と遠い場所とでは、距離に5万kmほどの差がある)。

遠い遠いお月さん
明日もよろしくね
婆をしあわせにしておくれ

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日本型企業統治の深い闇

2011年11月17日 23時51分59秒 | 
オリンパス事件と日本型企業統治の闇
2011年11月17日02時02分

アゴラ(藤沢数希)

オリンパス事件に関しては、すでに多くの記事が書かれているので、ここでは簡単にその概要を述べる。オリンパスは、20年も前のバブル期に、他の多くの日本企業と同様に「財テク」に手を出し、結果的に数百億円から1千億円程度の損失を抱えた。この損失を隠すために、海外のファンドを利用した仕組債により損失を先送りして、一時的に財務諸表から財テクの失敗を隠した。当たり前だが、損失そのものは消すことができないので、このスキームでは会計ルールの穴をついて、損失をある決算期に隠し、その損失をその後何年もかけて少しずつわからないように計上していく。この損失先送りスキームは、オリンパスの一握りの経営陣の間で内密に脈々と受け継がれていた。
ところが今年の6月にオリンパスCEOに就任したイギリス人のマイケル・ウッドフォードは、FACTAの記事をきっかけに、ケイマン諸島のファンドに消えた数百億円の不可思議な手数料に気がつき、そのことを菊川剛会長らの経営陣に問いただした。その結果、CEOを解任されたのである。

この粉飾決算の違法性やその市場への影響などは脇に置いておいて、ここではなぜオリンパスの歴代の経営陣は、このような牢屋に入りかねないような刑法に触れるリスクを犯したのか、なぜイギリス人のマイケル・ウッドフォードは自らが解任されるリスクを犯して歴代の経営陣を追求したのか、その背景を考えてみたい。小幡績氏も指摘するように、財テクに失敗すること自体は間抜けだが違法性はない。最悪の場合、経営者である取締役は株主から首にされるだけだ。それなのにオリンパスの経営陣はなぜ刑事犯になるような極めて割りに合いそうもないリスクを犯しているのか。逆にいうと、筆者にとってマイケル・ウッドフォード氏の行動は極めて合理的に思える。筆者が同じ立場であったなら同じ行動を取っていたことだろう。

マイケル・ウッドフォード氏は大胆なリストラ案を提示し、国内外の株主に極めて受けがよかった。彼は株式会社とは株主のものであり、株主利益の極大化こそ経営者に求められる仕事である、という極めて教科書的な企業統治を考えていたように思える。ところが、日本ではこれは典型的な企業統治ではない。日本では会社は株主のものではなく、コア正社員のものだからである。

日本の大企業では、将来の幹部候補であるコア正社員は、終身雇用で守られ、また同時に退職金など最後まで勤めあげないと損失が大きい報酬制度により会社に縛り付けられる。そして重要なことは、コア正社員は、会社特殊的な技術や知識を身につけていき、それらは転職先ではほとんど役に立たないことだ。よって、退職前に会社の外に放り出されることは、コア正社員にとって極めて大きな損失となる。日本型企業統治では、経営者はコア正社員の中から選ばえるのが普通だ。そして株主には「物言わぬ株主」になってもらう必要がある。このような会社特殊的なスキルしか身につかず、会社が倒産することによる損失が極めて大きいコア正社員こそが、会社の存続を誰よりも真剣に考えており、それゆえに企業統治の主権者になるべきであるという学説もある。

しかし、マイケル・ウッドフォード氏にとっては、オリンパスのリストラを見事に成功させ、プロ経営者のマーケットで自らの市場価格を釣り上げることが合理的な目的となる。プロ経営者としてのキャリアを磨こうとしている彼にとって、自分の知らない粉飾決算に巻き込まれて「共犯者」になることなど、損得勘定からいって狂気の沙汰である。だからそのような危険から自らの身を守るため、粉飾に関わっていた経営陣を追求し、自らは積極的にマスコミや規制当局に情報をリークしたのである。

その点、日本型雇用慣行、日本型企業統治の中でオリンパスの取締役にまで上り詰めた経営陣にとっては、とにかく会社の外に出る損失が極大になる。その高い地位はオリンパスの中でだけでしか通用しないからだ。よって財テクの失敗を認めて株主から取締役を解任されたり、また営々と引き継がれてきた粉飾を蒸し返して、マイケル・ウッドフォード氏がされたような「村八分」にされるリスクは、驚くことに刑事犯になるリスクよりも怖いものだったのだ。筆者は、そのことを思うと日本型企業統治の深い闇を感じるのである。



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電車やバスのケータイ通話ってなぜいけないの?

2011年11月17日 23時37分33秒 | 
電車やバスのケータイ通話ってなぜいけないの?
2011/9/15 7:11
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メールは大丈夫な風潮だが
バスの中で携帯電話で話しているのを注意された人が逆ギレして、暴行容疑で逮捕されたというニュースがあった。もちろん暴力を振るうのは論外だけれど、一般論として、そもそも車内での通話はなぜいけないのかなと、ふと疑問に思った。

「車内ではマナーモードに設定し、通話はご遠慮ください」というおなじみのアナウンス。でも電車やバスの中で友達と話すのはOKなのに、携帯電話で話すのはなぜダメなの? そんな疑問の声は、教えて!gooにも何度も寄せられている。

「電車内での携帯電話の通話はなぜ禁止されるのですか?」

「電車内で携帯電話で通話するとなぜ迷惑?」

携帯通話が嫌われる理由としては、無意識のうちに声が大きくなってしまう人がいること、会話の相手がその場にいないので、はたから見ると不自然で耳障りに感じることを挙げる回答者が多いよう。

   「コンビ漫才で、どちらか片方のセリフがOFFになっているようなものだから、聞いていてイライラしてくる」(maimai_sanさん)


   「『車内ではお静かに』は暗黙のマナー。でも割と新しい携帯電話に関しては『通話はお控えください』という表記で『お静かに』ということを伝えているんだと思います。電話での声って、本人が思っているより大きくなりがちですしね」(xxmihanaxxさん)

とは言うものの、一律に通話禁止というのは裏を返せば、“あんたたちの好き勝手にさせておいたらマナーなんか守らないでしょ”と言われているようなもの。それって情けなくない?

   「こんなアナウンスがされなければならなくなった背景には、マナーがなっていないことが日本人の常識になってしまったせいではないかと思われます。今のこの自動アナウンスは、何もかも活力を失わせる何かがありますよね?人間100%信用されていない感が伝わってきます。早く今の自動アナウンス止めてくれ、といつも思っていますが、誰もそれができない今の世の中が悲しいです」(namiko1108さん)

そんな中で、少数かもしれないけれど乗客を信用してくれる会社もあるらしい。

   「徳島バスでは、“迷惑にならないようにご利用ください”(不正確かも)とアナウンスされておりすばらしいと思いました」(quena_jpさん)

そもそも携帯電話は緊急の用件でかかってくることもあるし、そのために持ち歩くのが本来の目的のはず。用件だけ手短かに話すとか、大きな声を出さないとかのマナーさえ守れば、杓子定規に絶対ダメという必要はないんじゃないかと私も思う。一律に禁止されないとマナーも守れないほど、日本人って他人への配慮ができない国民じゃないですよね?

鈴木聖子(Suzuki Seiko) 
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