先日のにかほ象潟観光地ツアーでは、小砂川集落で清水を見たりした後は、山形県との県境にある三崎公園に向かいました。ここは羽州浜街道の最難関地区。観音崎、大師崎と不動﨑の三つがあることから三崎公園と呼ばれているとのこと。この道は、平安時代の大同2年(807)に大和朝廷の東北平定に伴う街道整備で開かれたといわれ、その頃東北各地を行脚して、山形の立石寺(山寺)など多くの寺を作っていた慈覚大師円仁が作った草庵があったとも云われています。
公園の中は、散策路が整備されていますが、その散策路は階段だったり、かなり急な坂道だったりと、散策というより登山に近い状態。
またその山中には、「有耶無耶の関」があったとも云われます。これは山に人食い鬼がいて、神の使いの鳥が鬼がそこにいるときは「有耶」、いないときは「無耶」と鳴いたという伝説に由来するとのこと。ここと象潟のすぐ南、関宿の2つの説があり、どうも、山形県では三崎(遊佐町)にあるといい、秋田県では関地区にあると云っているようです。
のち時々