OBERON 日記

1999年1月25日。パソコン通信から始まった公開日記。
できれば、死ぬまで続けたい・・・(爆)。

想像力か、創造力か

2007-02-04 16:19:45 | Weblog
家事の中で、比較的好きなのは、お料理。嫌いなのは、掃除と洗濯。たぶん、わたしの場合、前者においては遊び心がある程度満足させられるが、後者では満たされないのだろう。もちろん、作業自体に罪があるのではなく、単純に相性の問題だと思うが。

だから、お料理をするにしても、何度も同じ料理を作るのは嫌なんだよね。もちろん、同じものを作っていても、全く同じものは作れないし、探究心や向上心のある人なら、一つのメニューを何度作っても、そこには毎回新たな工夫が施され、新しい発見や新しい喜びを感じるのだろうけど、わたしには、料理に対する、そこまでの気持ちはないし・・・だから、同じ料理を何度も作るのは、とても退屈で、正直苦痛なんだよね。

でも、それ以上に、毎日、メニューを考えるのが大変だから、結局、同じものを作っちゃうんだけどね(爆)。

だから、気力のある時は、出来るだけ新しいものに挑戦するわけだけど・・・その時に必要なのは、とにもかくにも『想像力』。しかも、結果を正しく予測できる想像力、これがないと、とても食えたものじゃない代物が出来上がってしまう。始めての組み合わせでも、始めての食材や調味料でも、出来上がりが正しく予測できる想像力じゃなきゃダメなんだよね。

そっかぁ~・・・料理を作るって、かなり創造の分野だと思っていたけど、むしろ想像の分野の仕事だったのね。

なら、神ならぬ我々の領域で、創造って在りえないのかな。そうだよな・・・創造って、無から有を生み出すんだものなぁ~・・・。有の世界しか知らない我々は、ほんとうのところ無なんて知らないしなぁ~。

けど・・・『創造』って言葉は、なんて魅力的なんだろう。絶対に手に入らないから、こんなに神々しく聞こえるんだろうか。人が、遺伝子操作だとか、クローン人間だとか、命を弄繰り回すようなことをしたがるのも、心を持ったコンピューターを作るなんてことを考えるのも、この『創造』の魔力に取り付かれて、バベルの塔を築いているのかもね。

在るものを大切に出来ないで、なにが創造だって話なんだけどね・・・