OBERON 日記

1999年1月25日。パソコン通信から始まった公開日記。
できれば、死ぬまで続けたい・・・(爆)。

地べたに座る今は昔の若者

2006-11-16 23:15:23 | Weblog
夜の駅前・・・寒い中、女子高生らしい子が一人、電車が着く時間でもないのに、ふらりと駅舎から現れた。そして、車道に足を投げ出すようにして、歩道に腰掛けた。「お尻が冷たくなるよぉ~」、他人事ながら、自分の尻が冷えてくるような気がして、わたしはそう思った。

最近の若者は、平気で地べたに座る・・・なんて、上品な大人たちは非難するけど・・・昔の若者の私も、地べたに座るのが平気だった。っていうか、ことさら平気な顔をして、地べたに座っていた。

その意図するところは・・・一般的に美しくないとされていることをすることの美しさを追求していた・・・って言えば、少しサマになるかな(^^;。要するに、当たり前とか、平凡とか、普通とか・・・そういうことが、何よりもカッコ悪く感じられていた頃の、必然的カッコよさの追求行為なわけだ。

けれど、今は、そんな元気はなくなった。正直、自分の行動が平凡であれ非凡であれ、なんでもいいし・・・回りの人が、わたしを奇人と見ようと、常識人と見ようと、それもどうでもよくなった。わたしという人間が平凡なら平凡でいいし、非凡なら非凡でいいし、無理やりカッコいい何かになろうと頑張る意欲がなくなってしまった(爆)。

そもそも、非凡ばかりの人はいないし、平凡ばかりの人もいやしない。一人の人の中には、奇人変人な要素もあれば、平凡な要素もあるわけで・・・そのどの部分も、のびのびとさせてあげたい・・・今は、それを望むだけだなぁ。

とはいえ・・・お嬢さん、この寒さの中で、スカートで、地べたに座るのは、絶対に冷えるよ(爆)。女の子の体は、冷やすと良くないんだよ。座るなら、お座布(おざぶ)を敷きなさい・・・と思う、昔のお嬢さんなのでした(爆)。