OBERON 日記

1999年1月25日。パソコン通信から始まった公開日記。
できれば、死ぬまで続けたい・・・(爆)。

カラスが木の実を啄ばむを見て・・・

2006-11-24 21:56:29 | Weblog
カラスが木に宿って、木の実を食べていた。一生懸命食べていた。細い枝に、大きなカラス・・・カラスが、実を毟り取るたび、枝が大きく揺れていた。

が・・・木にとって、これは好ましいことなんだよなぁ。鳥が、実を食べる。外側は体内で消化されるが、硬い種が糞に混じって、どこか離れた場所に落とされ、やがて、そこで新しい芽を出す・・・その可能性が芽生えたわけだから。

でも・・・そういう知恵は、誰が考え、木に授けたのだろう。木自身が考え、努力して身につけたとは思えない。だって、木には、脳もなければ、心もないのだもの・・・ないのだもの・・・わたしは、そう習った。

けど、誰かが意図し、誰かが企まなければ、「都合よく変化する」なんて、有り得なくないだろうか。それを、自然淘汰だと認めたとしても、その自然淘汰を意図したのは、いったい誰なんだろう。

それが神だなどと、わたしは言うつもりはない。けれど・・・たしかに・・・この世界には、一つの意志が働いている・・・それは「努力して生きよ」というメッセージとなって、生き物たちの在り方に現れている。

けれど、なぜ、それほどまでにして、われわれは生きなければならないのか・・・命を繋ぎ、生き続けなければならないのか・・・それを意志したものの、意図が読めない。

ふむ・・・しかし、とにかく、今は・・・カラスよ、実を啄ばめ。そして、自分の命を繋ぎ、木の命を繋げ。それが是であるか、非であるか、判断がつかぬうちは、とにかく、そうしていくしかないだろう。