憎しみは敵に対するよりも、裏切った味方に対してより強く作用する。
現在、アメリカはかなり真剣に朝鮮半島からの撤退を考えているらしい。元々アメリカ北太平洋における地政学上の国防ラインは、アラスカから日本列島を経由して台湾までであり、朝鮮半島は含まれていない。
そのアメリカがなぜに朝鮮半島に基地を置くようになったのかといえば、日本を管理していたGHQのマッカーサー将軍の要請があったからだ。当初は日本帝国が侵略の意志をもって朝鮮半島を支配していたとマッカーサーは考えていた。
しかし、いざ日本に駐屯して管理する立場になると、朝鮮半島に敵対的な勢力があると危険であることに気が付いた。いや、気が付かざるを得なかった。自分の考えが間違っていることに気が付いたマッカーサーは、急遽戦犯として収監した日本人を解放して、防衛のための軍隊を作ることを命じた始末である。
一方、半島統一の野心に燃える金日成は、スターリンの内諾を得て一気に半島南部に攻め込んだ。ちなみにスターリンは安易に了承したのではなく、アメリカ政府内に送り込んだスパイからの情報で、アメリカが半島を防衛圏に含めていないことを確認していたからだ。
スターリンがそう信じざる得ないほどに当時のアメリカ政府は、朝鮮半島への関心は薄かった。もっといえばどこにあるのかさえ把握していなかった。だからマッカーサーの要請にも本気にはなれずにいた。
その最中に38度線を越えて北朝鮮軍が攻め込んでいた。いわゆる朝鮮戦争の始まりである。ユーラシア大陸の東での戦争は、アメリカにとっては想定外であり、急遽国連軍を編成して戦い、なんとか押し戻したものの、それに恐浮エじた北京政府が100万人を超す兵隊を投じて、人海戦術でアメリカ軍を押し返した。
最終的には元の38度線が休戦ラインとなり、今日までこの状態が続いている。この戦争でアメリカ軍は5万人を超す死傷者を出している。亡くなったアメリカ兵はもちろん、参戦したアメリカ兵も何故にこの地で泥と埃にまみれて戦わねばならぬのか、よく分からないまま戦った。アメリカ軍及び政府にとって、朝鮮戦争は想定外であると同時に、意義を感じにくい戦争であった。
それでも5万人を超すアメリカ兵が亡くなっている。このことの意味は大きい。現在の南コリア政府は、この5万を超すアメリカ兵の屍の上に築かれた。南コリアの人たちは忘れているが、アメリカは忘れていない。
西側諸国の援助のもと復興を遂げた南コリアは、経済の成長により一流国としての自尊心に胸ふくらませ、我こそが世界を主導すべき存在だと妄想に囚われた。ロシア、共産シナ、アメリカらの超大国と等分にバランスを取り、世界を主導していくと意気揚々である。
第三者としてみると、バカらしいほどの妄想だが、かなり本気であるからこそ浮「。笑い飛ばすには度が過ぎるのだ。
一方、世界はコリアの妄想に共感するはずもない。北コリアは核兵器を持つことで世界の一流国となったと思い込み、南コリアは経済力で一流となったと思い込む。そんな彼らに世界は冷淡だ。
崇高なはずのコリアに対して冷淡な世界を看返すべきだと、彼らは実力行使したい気分に襲われているらしい。どこに飛ぶか分からない弾道ミサイルや、まともに航海できない潜水艦に希望を託して、世界はウリナラを尊敬すべきだと憤懣やるかたない。
だからこそ、上から目線で叱ってくるアメリカが邪魔くさくて仕方ない。それでも以前は朝鮮戦争を実際に戦ったコリアの軍人たちが、政府の暴走を抑えていた。しかし彼らが引退すると、もはや止める者は少なくなる一方だ。
私はそう遠くない将来、南コリアは本気でアメリカとの関係を薄めると予測している。そうすることで、アメリカは南コリアの真価を認めるはずだと思っているらしい。
馬鹿らしいと思うだろうが、この国は過去において似たようなことを何度もやらかしている。世界帝国でもあったモンゴルに背き、歴代シナ王朝でも最大最強の清にも逆らい、痛い目に遇い、朝貢国と云う名の自治領に成り下がっている。
シナやロシアは、この面唐ネ国の管理は嫌とばかりに距離を置くが、アメリカはそれほど甘くないと思う。既にアメリカ軍は半島に置いた基地の撤収の準備を始めている。もう手を引いても良いと判断している。
この裏切り者に対してアメリカが過酷な対応を取ることは、過去の例からも容易に想像できる。キューバ、リビア、イランなどを見れば分かるはず。
そして、日本はその最前線基地となり、過酷な対応を実施する作戦本部の役割を押し付けられる可能性が高い。決して高みの見物が出来る訳ではない。難しい判断を迫られる時が近づいていることを覚悟しておく必要があると思いますよ。
現在、アメリカはかなり真剣に朝鮮半島からの撤退を考えているらしい。元々アメリカ北太平洋における地政学上の国防ラインは、アラスカから日本列島を経由して台湾までであり、朝鮮半島は含まれていない。
そのアメリカがなぜに朝鮮半島に基地を置くようになったのかといえば、日本を管理していたGHQのマッカーサー将軍の要請があったからだ。当初は日本帝国が侵略の意志をもって朝鮮半島を支配していたとマッカーサーは考えていた。
しかし、いざ日本に駐屯して管理する立場になると、朝鮮半島に敵対的な勢力があると危険であることに気が付いた。いや、気が付かざるを得なかった。自分の考えが間違っていることに気が付いたマッカーサーは、急遽戦犯として収監した日本人を解放して、防衛のための軍隊を作ることを命じた始末である。
一方、半島統一の野心に燃える金日成は、スターリンの内諾を得て一気に半島南部に攻め込んだ。ちなみにスターリンは安易に了承したのではなく、アメリカ政府内に送り込んだスパイからの情報で、アメリカが半島を防衛圏に含めていないことを確認していたからだ。
スターリンがそう信じざる得ないほどに当時のアメリカ政府は、朝鮮半島への関心は薄かった。もっといえばどこにあるのかさえ把握していなかった。だからマッカーサーの要請にも本気にはなれずにいた。
その最中に38度線を越えて北朝鮮軍が攻め込んでいた。いわゆる朝鮮戦争の始まりである。ユーラシア大陸の東での戦争は、アメリカにとっては想定外であり、急遽国連軍を編成して戦い、なんとか押し戻したものの、それに恐浮エじた北京政府が100万人を超す兵隊を投じて、人海戦術でアメリカ軍を押し返した。
最終的には元の38度線が休戦ラインとなり、今日までこの状態が続いている。この戦争でアメリカ軍は5万人を超す死傷者を出している。亡くなったアメリカ兵はもちろん、参戦したアメリカ兵も何故にこの地で泥と埃にまみれて戦わねばならぬのか、よく分からないまま戦った。アメリカ軍及び政府にとって、朝鮮戦争は想定外であると同時に、意義を感じにくい戦争であった。
それでも5万人を超すアメリカ兵が亡くなっている。このことの意味は大きい。現在の南コリア政府は、この5万を超すアメリカ兵の屍の上に築かれた。南コリアの人たちは忘れているが、アメリカは忘れていない。
西側諸国の援助のもと復興を遂げた南コリアは、経済の成長により一流国としての自尊心に胸ふくらませ、我こそが世界を主導すべき存在だと妄想に囚われた。ロシア、共産シナ、アメリカらの超大国と等分にバランスを取り、世界を主導していくと意気揚々である。
第三者としてみると、バカらしいほどの妄想だが、かなり本気であるからこそ浮「。笑い飛ばすには度が過ぎるのだ。
一方、世界はコリアの妄想に共感するはずもない。北コリアは核兵器を持つことで世界の一流国となったと思い込み、南コリアは経済力で一流となったと思い込む。そんな彼らに世界は冷淡だ。
崇高なはずのコリアに対して冷淡な世界を看返すべきだと、彼らは実力行使したい気分に襲われているらしい。どこに飛ぶか分からない弾道ミサイルや、まともに航海できない潜水艦に希望を託して、世界はウリナラを尊敬すべきだと憤懣やるかたない。
だからこそ、上から目線で叱ってくるアメリカが邪魔くさくて仕方ない。それでも以前は朝鮮戦争を実際に戦ったコリアの軍人たちが、政府の暴走を抑えていた。しかし彼らが引退すると、もはや止める者は少なくなる一方だ。
私はそう遠くない将来、南コリアは本気でアメリカとの関係を薄めると予測している。そうすることで、アメリカは南コリアの真価を認めるはずだと思っているらしい。
馬鹿らしいと思うだろうが、この国は過去において似たようなことを何度もやらかしている。世界帝国でもあったモンゴルに背き、歴代シナ王朝でも最大最強の清にも逆らい、痛い目に遇い、朝貢国と云う名の自治領に成り下がっている。
シナやロシアは、この面唐ネ国の管理は嫌とばかりに距離を置くが、アメリカはそれほど甘くないと思う。既にアメリカ軍は半島に置いた基地の撤収の準備を始めている。もう手を引いても良いと判断している。
この裏切り者に対してアメリカが過酷な対応を取ることは、過去の例からも容易に想像できる。キューバ、リビア、イランなどを見れば分かるはず。
そして、日本はその最前線基地となり、過酷な対応を実施する作戦本部の役割を押し付けられる可能性が高い。決して高みの見物が出来る訳ではない。難しい判断を迫られる時が近づいていることを覚悟しておく必要があると思いますよ。