発売されて2年余になりますが、先日手塚治虫賞を授与されたとか。おめでとうございます。
それにしても、私が十代の頃から週刊少年チャンピオンを中心にマンガを描き続けていた、あの吾妻ひでをが手塚治虫賞とはねえ・・・人生何が起こるかわからない。
当時からそれほど人気のある漫画家ではなかった。「こまわり君」「ドカベン」「マカロニほうれん荘」といったヒット作を抱えた秋田書店にとっては、隙間を埋めるようなタイプの漫画家であったと、本人が自ら述べていますが、私の印象もそのようなものでした。事実、私は一冊も単行本を買ったことがない漫画家でした。
一部でマニアックな人気があったようですが、本人のやる気のなさが何となく伝わってくる画風であったことが致命的。実際、吾妻本人もあまりやる気はなかったと言っているぐらいだから致し方ない。
そのうちメジャーな雑誌から姿を見なくなり、一部のマイナーな雑誌に時折見かける程度だったので、早晩消える漫画家だと思っていました。まさか、失踪したりアルコール中毒で入院しているとは思わなかった。
その失踪した日々を描いた本作品、半ば興味本位で読んでしまいましたが、よくぞここまで描けたと感心します。吾妻本人は、奥さんに対する弁解のつもりで描いたと述べていますが、そうそう描ける内容ではない。
マンガの魅力は、絵の上手い下手だけではないことを改めて教えてくれます。ちなみに、吾妻ひでお作のマンガで、私が初めて購入したのが本作です。自らの人生の汚点ともいうべき失踪とアル中を題材にした勇気に敬意を表しての購入でした。
新聞の記事によると、アル中から離脱して既に7年だそうです。完治が不可能と聞いていますが、たいしたものです。
それにしても、私が十代の頃から週刊少年チャンピオンを中心にマンガを描き続けていた、あの吾妻ひでをが手塚治虫賞とはねえ・・・人生何が起こるかわからない。
当時からそれほど人気のある漫画家ではなかった。「こまわり君」「ドカベン」「マカロニほうれん荘」といったヒット作を抱えた秋田書店にとっては、隙間を埋めるようなタイプの漫画家であったと、本人が自ら述べていますが、私の印象もそのようなものでした。事実、私は一冊も単行本を買ったことがない漫画家でした。
一部でマニアックな人気があったようですが、本人のやる気のなさが何となく伝わってくる画風であったことが致命的。実際、吾妻本人もあまりやる気はなかったと言っているぐらいだから致し方ない。
そのうちメジャーな雑誌から姿を見なくなり、一部のマイナーな雑誌に時折見かける程度だったので、早晩消える漫画家だと思っていました。まさか、失踪したりアルコール中毒で入院しているとは思わなかった。
その失踪した日々を描いた本作品、半ば興味本位で読んでしまいましたが、よくぞここまで描けたと感心します。吾妻本人は、奥さんに対する弁解のつもりで描いたと述べていますが、そうそう描ける内容ではない。
マンガの魅力は、絵の上手い下手だけではないことを改めて教えてくれます。ちなみに、吾妻ひでお作のマンガで、私が初めて購入したのが本作です。自らの人生の汚点ともいうべき失踪とアル中を題材にした勇気に敬意を表しての購入でした。
新聞の記事によると、アル中から離脱して既に7年だそうです。完治が不可能と聞いていますが、たいしたものです。