ニセコ生活

2000年4月にニセコに移住、その生活を紹介します。

緑を守る

2024-07-30 05:25:25 | Weblog
▲マスコミの某氏から「原野商法」の件で話しを伺いたいとの連絡があって、彼がやってきた。倶知安に住んでいるのかと思ったら札幌からだった。わざわざ札幌から来ることはないのに、と思って居たら、田舎から札幌の若者に変身していて、垢抜けていた。ニセコには似合わないオシャレだった。
▲この羊蹄山周辺には相当数な原野商法で売られた土地がある。主に昭和48年から52年前後に売られた土地だ。以前は良く問合せがあったが、今はそれほどでもない。若い頃、北海道に住みたくて土地を買ったが叶わず、土地を持っていてもショウがないので処分したい、こんなものは子供に相続出来ない等の問合せ。また、ニセコの土地が値あがっているとのことで大いに期待する子や孫もいる。
▲原野商法で購入した土地で95%はどうしようもない売買出来ない物件だ。残り5%が道路に面していたりで売れるかも知れない土地。基本的には98から99%はダメな土地だ。50年前に新幹線が通ると売り出して、50年も経てば畑の跡地でも15mから20mの木々が生え、直径は2,30センチになった木々で林というよりは森、密林になっている。この密林が北海道の大自然を生み出し、緑をキープしているし、二酸化炭素を吸収している。原野商法の唯一無二の効用というか良い点だ。欺され、義理で買った方には申し訳ないけど、ずぅっとキープしておいて欲しい。今や、北海道の大自然と森と緑を守る原野商法の土地だ。
▲某氏にはキツかったろう。俺が「あんたの業界は落ち目だ。次の職業を考えろ」等と余計なアドバイス。でも、正直落ち目だ。後5年もしたらどんな業界になって居るのだろうか。

7月30日朝。雨や曇りで写真が撮れていない。
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