妻が朝8時から15分間のドラムをみている。それが終わってナデシコジャパンにスイッチを入れれば0対3になっていた。エェ、何だ、何だ、と思っていたら前に出ていたGKが狙われ、4点目が入った。何が何だかよく分からない、ビデオでも見ているかと思ったほどだ。
前半、岩清水君が澤と交代した。ベンチに戻るなり早めに交代させられた悔し涙か、自己責任を感じてしまったのか、涙が止まらない。
しかし、だ。ナデシコは大差をつけられながらも最後まで点を取ろうという意識で戦っていた。誰一人諦めた行動、動き、態度を見せる選手は居なかった。これが実に立派に思えた。途中でも終了した後も涙もろい俺は涙を流した。女性の試合で涙を流すのは珍しいかも知れない。ナデシコレディよ、立派だったぞ、最後まで戦ったぞ、拍手、拍手、涙、涙だ。
土曜日に前に組で回っていたゴルフアーの方と食堂で同席した。ゴルフや飲み歩いている話しぶりからして「もう完全リタイヤですか」と聞けば、商売は息子の譲り、完全リタイヤしたとのこと。「リタイヤしてどうですか」と聞けば「失敗した」と。それは「仕事をしていればもっともっと社会のためになったのに」と後悔していた。完全フリーで週5回は飲みに行き、週3,4回はゴルフに行っている。そして冬場には関西の家に戻り3ヶ月過ごす。そして春先にニセコにやってくるとのこと。人が羨む生活だが本人は仕事をもう少し続けていればよかった、と。
仕事をしていれば何らかの形で社会に貢献できた、と言う。確かにそうかとも思う。羨ましい生活をしているはずが後悔している。暇つぶしに飲み屋を回ったり、ゴルフをするだけでは物足りないのか。暇つぶしには遊びもいいが暇つぶしに仕事をする。それかな。
7月7日朝。この前来てくれた橋本君の誕生日だな、確か。タバコ止めたかな。写真は交差点の四つ角がシャッター街の岩内万代6交差点