ニセコ生活

2000年4月にニセコに移住、その生活を紹介します。

ノーサインズ

2007-05-23 05:06:12 | Weblog
 今、ニセコは新緑の眩しい素晴らしい季節を迎えている。が、この時期一つだけ欠点がある。『ブヨ』も新緑を見たさに大量発生するのだ。少しでも土いじりをしたら大量のブヨに囲まれる。特に風のない暗いところは要注意だ。
 このブヨは刺すし、口や目の中に入ってまで刺そうとする。しかし、俺の体内には抗体が出てきているのだろう、昨日、土いじりをして数カ所刺されたが少し腫れただけだし、今朝はほとんど元に戻っている。ニセコの唯一の欠点はこのブヨだな。

 昼間、2台の車が止まり、3人が電柱を見ていたのでインターネット回線でも故障したのかと思った。二人は知り合いだった。野次馬根性から俺も仲間に加わった。今度、ペット病院を開業するご夫婦が電柱に広告をうつ、その為に業者と打ち合わせをしているところだった。
 俺もニセコの田舎で商売をしている。今はインターネットがあるので皆さん来てくれるが『場所案内』の看板が欲しい、と思っていた。電柱広告なんて、全然気もつかなかった。『流石ですね』と言うと『これから商売やるんですよ』と一言言われた。あんたも少し案内看板くらい掲げなさい、もっと真面目に商売しなさい、と言われた気がした。確かに、彼の一言『商売ですから』という言葉に真剣さを感じた。

 午後、土いじりをしていたらyさんがやってきた。今週の日曜日に開催されるスポーツ大会の野球の案内だった。日曜日9時半からニセコ中学校野球部とおじさん達のチーム『ノーサインズ』が戦う組み合わせになっていた。メンバー構成を見た。平均年齢は50過ぎだろう。怪我しなければいいメンバーだ。
 でも、あのグランドに立てる、野球が出来るだけでもワクワクするな。しかも、中学生が相手だ、嬉しいじゃないか、やっつけてやるか。でも、投げて走って打つことが出来るのだろうか。

 夕方、ジーンズ姿ではあったがサラリーマン風の30代中頃の若者がやってきた。来年のスキーシーズンの宿を探している、ニセコの状況を聞きたいと。今年は4月の中旬から滑り始め今まで滑っていたと。大分から車で3泊半かけて高速でない道路を通ってニセコに来たと。2200キロあったらしい。好感の持てる青年だった。が、一級建築士の免許を持ち、フリーターとのこと、今時の若者らしい。二日後、大分に帰って、現場監理の仕事をするらしい。『軽』で2200キロか、大変だな。

 夜、煉瓦を積み上げプチホテル建てている阿部さんと一杯やる。呑んでいると団体さんがやってきた。ソフトバレーの大会があって、その帰りだった。俺も今大会に誘われていたが遠慮させて貰った。去年の暮れの9人制バレーも誘われ参加したが、もう戦力になっていない、ことが判ったのだ。自分では戦力になっている、俺の方がまだまだ巧い、と思ってもそうではないようだ。俺みたいなものがプレイしていては使う方が遠慮してしまう、潮時だ。
 呑んだ後、約1時間かけて歩いて帰る。色々考えさせられる1時間だった。
 5月23日朝、晴れている。いい朝だ。
コメント
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