不走

　待望の雪が昼前から降り始めた。一気に１０センチから２０センチほど積もったか。この様な中、千葉に帰っていたYさんがワンちゃん２匹を連れてニセコに戻ってきた。家に戻ったら電話があった。電源が入らないと。ブレーカーをオンにしても何も動かないと。その後、電力会社に来て貰ったらどうやら動き出したようだがテレビがダメ、ボイラーもダメ。３ヶ月間留守にしただけでこんなに故障するのか。思えば、雷が猛威をふるった時期があった。その時にやられたのだろう。でも、ボイラーは解るような気がするが雷でテレビまでやられるか。
　昼間シンシンと雪が降った。ただ、寒さはそれほどでもないのでまだまだ本格的なニセコの冬ではない。が、ニセコらしくはなってきた。いいぞ、いいぞ。
　一日ほとんど何もしなかった。こう雪が絶え間なく降るとあまりやる気はしなくなる（写真）。まあ、いいんじゃないの、という感じだ。先生も走るくらい忙しいと言われる師走。ニセコの不動産屋はうちだけかも知れないがこれからは暇だ、決して走ることもしない。走らない、不動産屋走らず、つまり、不走だ。
　ニセコに移住し、ことし初めてニセコの雪に接する人もいる。心配している人もいるだろうけど、心配しても始まらない。楽しみにすればいい。雪が津々と降る情景を見ながら本を読む、音楽を聴く、コーヒーを飲む、お茶を飲む、そして鍋を囲み酒を飲む。静かで真っ白な世界を楽しもう、いい季節が始まる、と思おう。最初の二つのフレーズは俺には似合わないけど。
　１２月１日、もう１２月だよ。積雪１５センチ、里でこのくらいならスキー場は数十センチ積もったろう。たった今今年最初の除雪車が来たようだ。