のろや

善男善女の皆様方、美術館へ行こうではありませんか。

おお大原美術館。

2006-02-22 | 美術
本日 帰宅いたしますと
大原美術館から、のろ宛に 一通の封書が届いておりました。

1/3の記事にも書きましたとおり、新年に大原美術館詣でをした のろ。
その折にアンケートを投函して参りましたので、おそらくは美術館がそれに応じて
年間スケジュールでも送付してくれたのだろう(そんなのネットで見られるんだから、別にいらんのに)
と 思っておりました、封を開けるまでは。

ところがどっこい。
茶封筒から現れたのは手書きのお礼状だったのでございます。





ご来館 ご感想 ありがとうございます、云々、。
ええ、手書きでございます。本当です。
ルーペで確かめました。

美術館 冬の時代である今なお、年間40万人の入館者を数える
天下の大原美術館 が、ですよ。

40万分の1 であって 有名な批評家でも美術家でもない 
屁みたいな存在の のろに、ですよ

おお、手書きの文書を 送って来ようとは!

署名があったので、書き手は余人ではなくこの「大原美術館お客様ご意見承り係」ご本人の手になるものと信じます。
そりゃあもちろん、文面は 皆同じでしょう。
書き手も、同じ文章の繰り返しで もう うんざりしながら書いたのかもしれません。

それでも。
手書きの文(ふみ)を送りあるいは受け取る、ということがまったく稀になった、このご時世において
あえてあざわざ その面倒なことを行おうという大原美術館の姿勢に
「昭和5年創立」の 老舗の心意気を感じたものでございました。

ありがとう大原美術館!
また会おう大原美術館!
My love 大原美術館!!
青春18きっぷのシーズンにしか行かぬけれども!!


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2 コメント

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また出遅れた話題ですが・・・ (Beth)
2006-02-24 00:34:22
あのね、ドイツ人の話なんだけど。

2~3日前に、たまたま整理していた図書に、『知らないと言う日本人と知らないと言わないドイツ人』というようなことが書いてありました。面白そうなのでちょっと拾い読みしたら、『道を訊かれて、その行き先を知らなかったら、日本人は「わかりません」とか「知りません」って答えるけど、ドイツ人は知らなくても「それはこっちだ」とか「あっちだ」とかとても親切に教えてくれる。しかし三度に一度くらいはデタラメで、何度も道に迷うことになった。知らないなら知らないと言ってくれればいいのに、どうしてドイツ人は「知らない」と言わないンだろう』って・・・。若干ニュアンスは違うかもしれないけど、おおよそそんなことが書いてありました。またある本には、『ボランティアで世界の若者が集まった。日本人はすぐにへばって病気になった。アメリカ人はハンバーガーやホットドッグなどやたら食べまくり、グースカよく寝たが、一応仕事はした。ドイツ人はすごい粗食で、かつほんの少しの休息でアメリカ人以上の仕事をした』ふむふむ・・・。またこんなのもありますよ。『すぐ打ち解けるが、なかなか本心で付き合わないアメリカ人。なかなか打ち解けないが、打ち解けたら真の友情を得ることが出来るドイツ人』以上、ドイツ人がらみの話でした。
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ドイツ話ありがとうございます。 (のろ)
2006-02-25 00:35:42
いえいえ、横の方に最新のコメントが表示されますから、過去の記事にコメントつけてくださっても全然OKでございますよ。

>「知らない」と言わないドイツ人。

うーむ親切なんだか意地っ張りなんだか。笑。カルチャーの違いということで。

>すごい粗食でいい仕事。

スバラシイですね。まあそもそも、ドイツ人とオランダ人は「食」にあまり比重を置かない人々らしいですね。書店や図書館の料理本コーナーを見ても、ドイツ料理とオランダ料理の本はついぞ見かけたことがございません。イギリス料理ですら(失礼)、少数ながらあるというのに。笑。
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