現在施設に入所中の母親は97歳。
この母親と面会するには、事前予約が必要です。
面会時間は、およそ15分。
岡山県北の我が町の南に接する町で、数日前コロナ発生。
遠い地のことと思っていたことが、「ついに我が町にも」という実感。
一番怖いのは、母親との面会が出来なくなることです。
3月から5月まで、面会が出来なくなり、心配した時期も。
この間、施設にお願いをし、ガラス越しに会わせてもらいました。
大きめの活字ポイントで手紙を書き、ガラスの向こうの母親に見せることも。
又 A4サイズに拡大した写真も。自宅に咲く花や景色を撮ったものです。
この時感じたのは、母親の関心事は何か?見たい景色はどこか?
97歳で入所中でも、認知ではなく、地元の新聞を読む母親。
ただ物忘れが増え、固有名詞がすぐ出てこない状況に。
3月までは、ほとんど毎日、帰途中の施設に見舞いを続けていました。
昔から花が好きで、多くの花を育てていた母親。
そのために、母親の個室には花瓶をずらりと並べ、季節の花を。
好きな花は、ユリ・カサブランカ。きついくらいの匂いです。
脳内出血で半身にマヒが残り、要介護5になったのが数年前。
一時は話すこともできなかったが、リハビリで会話可能に。
嚥下力低下で「胃瘻」手術、ただ味を忘れないように少量は口から。
そのためか、栄養バランスは、結構良さそう。
独身時代、旧国鉄の電話交換手として勤務。
無料パスで好きな「着物」の生地を求めて全国を旅したとか。
全国の駅長の好意で駅舎に泊まりながらの旅。
高齢になっても、転勤族の私の自宅を必ず訪ねてきた母親。
飛行機も苦でなく、ローマ字のサインを覚え、ハワイにも。
面会がある日は、楽しみしていて、より元気に。
面会がない日は、会話がないためか、喋りがぎこちないと介護の人の談。
認知でなく、名前をよく覚えているためか、見舞客も多い母親。
母親の父(祖父)99歳、母(祖母)は94歳まで存命でした。
この長生きの家系に生まれた母親、長命のDNAを持っているかも。
子供の私が望むのは、いつまでも生きていて欲しいもの。
交通事故で58歳で亡くなった父親の分まで・・。
画像 畑のチューリップ 咲き始めた自宅の下の畑のチューリップ
密集しすぎて開花率は低い
母親の個室の花 少し前の花瓶の花
しばらく部屋に入っていません
母親入所の施設 資本金10億弱、経営のしっかりしている施設
女性の荘長や介護の人たちの心遣いがすごい
松ぼっくり 知人のお母さんからいただいた労作
松ぼっくりに着物などの生地でデコレート
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