元ベース弾きの田舎暮らしは

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就職相談・紹介が「天職」

岡山 学生就職戦線

2018年03月21日 | ビジネス
昨日は岡山のイオン5Fの「イオンモール」へ。
コンサートを聴きに行ったのではでなく「仕事」です。

大学生・専門学校生対象の就職相談会。
岡山県西部を南北に流れる「高梁川」流域の企業35社が参加。
その企業が位置する市町村などの自治体が実行委員会。
UIJターンの相談窓口の私も、学生の地元企業のブースへの誘導担当。

初々しい若者が、真剣に企業の採用担当者の説明に耳を傾けます。
自分の仕事人生の「伴侶」となる企業と巡り合えるかどうかの会場。
数社のブースを回る大学生たち。

大半の学生は、事前に参加企業を研究し、意中の企業は決めている様子。
しかし それ以外の業種の企業の説明も聞いてみることを勧めます。
比較することにより、より自分の希望が明確になるから。

昨年に続き、今年も売り手市場の就職戦線。
学生にとっては、ハッピーな卒業のタイミング。「選び放題の企業」の様相。
企業にとっては受難の時代。人手不足が深刻。将来が危ぶまれます。

私の住む町でも有効求人倍率は2倍。求職者の倍の仕事がある勘定。
リーマンショック時は、0.5倍まで落ち込んだのに。

会場で、ユニークな人たちに会いました。
私と同年配の人と東南アジア系の二人の若者。
声をかけ聞いてみると、ベトナム出身の学生とボランティアで学生支援の人。

日本企業への就職希望とのことで、アジアに販路を拡げる企業の社長に紹介。
ベトナム人は頭がよくしっかりしているとか。
逆に隣のラオス人はおっとりしていて、人柄が良いとか。
異なる国民性に詳しい同伴者は、東南アジア担当の元営業マン。



学生たちを見ていて、私の学生時代を思い出しました。
オーケストラ「命」で専攻科に進み、就職に躊躇していた頃のこと。
今と違い就職情報は、厚いガイドブックと新聞の求人広告欄。

数千人の応募者の中から、若干名しか採用されなかった当時の花形の新聞社。
スピーカーから流れる英語のヒアリングが全くできず、当然の不採用。
又 最終面接で、青臭い意見を吐き、カリスマ経営者に圧倒された屈辱の会社。
不採用の続く中、音楽好きが功を奏した大手楽器メーカーの採用通知。

定年退職後、二度目の就職活動もドラマチック。
第一希望だった、厚労省の労働相談員は、地元事情に詳しくない?と「落選」。
温泉組合の事務長職は住み込みが必須条件で辞退。
最後に、仕事を探しに行ったハローワークでここの相談員はどうか?で即決。

三度目は、就職相談と昔の企業訪問の経験を買われ市役所に即採用。
もうすぐ70歳を迎える私には、ありがたい申し出でした。



今思うと苦労したようで、していない私の就職事情。
カッコつけずに「素」の自分が重要と気付いたのは、最晩年。
「日残りて、昏るるに未だ遠し」が信条です。

画像  開場前のブースの一部
    玄関の前の雨の梅
    玄関に続く石段の上の黄色い花(黄梅?)


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