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「買い物難民」

2021年03月12日 | ふるさと

夫婦そろって大好きなピザ。

その熱々のピザを、年に数回「移動販売車」で味わうわが町。

「ピザーラ」の出張販売です。

 

スーパーの駐車場の一角で、数日間営業する赤い車。

夕方にはひっきりなしにお客が・・。

ホテルや道の駅にもピザの販売はあるものの専門店のないわが町。

価格は少し高めでも、「本物?」を求める客はいるものです。

 

         

 

先日 訪れた民生委員さんが、開口一番「今地域で困っているのは買い物」と。

高齢者のアテンドをする民生委員として、「買い物難民」対策が急務らしい。

市内には、食料品の「移動販売の店」がJAをはじめ数店舗しかありません。

 

かつては各地にあった食料品店は、スーパーの進出に押され壊滅状態。

かろうじて残った店も、販売数量の激減で赤字状態。

後継者のいない店は、店舗改装などの投資もできず、冷蔵庫の電気代も悩み。

賞味期限を気にしながら、ケース単位の発注をせざるを得ないのだとか。

小売店もさることながら問屋も減り、日配品から手を引かざるを得ないらしい。

 

         

 

3万人を切ったわが町。高齢者比率が急増。

高齢者夫婦や配偶者を失って独り暮らしの「買い物ができない」家庭。

高齢化による免許返納が拍車をかける田舎。

交通事故率が社会問題化しても、便利な都市部とは比較できない状況。

ネット通販とは縁遠い高齢者。スマホ・パソコンの使える高齢者は少ないのです。

 

「買い物をするときの年寄りは、楽しそうなのです。」と民生委員。

そのため地区で、月に1~2回買い物支援ツアーを開催。

しかし 運転手役が確保できない状況。

運転ボランティアも70歳以上はいるものの、「人を乗せて、万一・・」と躊躇。

若い人への休日返上での運転の「お願い」も限界があるのだとか。

 

田舎だから米や野菜を育てることは当たり前だった昔。

今は、市街地でも猿やイノシシなど獣害が発生。人と動物の活動範囲が激変。

野菜つくりをあきらめざるをえず、荒れ果てた田んぼや畑。

人に脅威を感じなくなった猿は、堂々と人前で畑を荒らします。

 

         

 

わが町だけでなく、全国で起きている過疎化問題。

私もあと数年で運転ができなくなると予測。

健康で運転できる時間は、限られている実感。

 

今は、コロナ対策が一番。ワクチンの早期接種が望まれています。

同時に、崩れていっている高齢化社会、過疎化問題も喫緊の課題です。

 

画像   ピザの移動販売   ピザ好きには嬉しい店。

     ピザ        クオーターでいろいろな味を

     パンの移動販売   地元の米工房のパン屋

     複合スーパー    市南部のスーパー  

 

コメント (2)
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