元ベース弾きの田舎暮らしは

60歳で田舎にUターン、素人の「米と野菜」作り
音楽が縦軸の人生
就職相談・紹介が「天職」

「下町ロケット」

2013年03月19日 | 本・雑誌
痛快な本に出会いました。

夜ベッドに寝転んで本を読む癖が付いた私。
いつもは、ほんの数ページ読んだだけで寝入るのです。
本は、私の睡眠薬替わり。

しかし この本は、全く別でした。
おもしろくて、目が冴えて、腹ごしらえをした後、読んで 午前様。
読み残しを次の日 読破。私にとって近年にない快挙です。

ストーリーは極めて単純。
町工場の社長が主人公。
元研究者の社長が家業を継いで、技術を武器に大企業と「闘う」話。

特許にまつわる法廷闘争や「大手の下請基準」をクリアーする場面は「喝采もの」。
ここに描かれる大手企業の独善とおごりは、読んでいても腹が立ちます。
ゆえに、大手を打ち負かす主人公と工場の仲間に胸打たれます。

友人がプレゼントしてくれたこのハードカバー。
数カ月も棚の「肥やし」になっていた本。
今は友人に感謝です。

2年前の直木賞を獲った「下町ロケット」がその本。
作者は「池井戸 潤」。

文庫本にもなり、ドラマ化も。
こんなにおもしろい本を見逃していたとは・・・。
ブームに周回遅れの読書も悪くありません。
コメント (2)
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