元ベース弾きの田舎暮らしは

60歳で田舎にUターン、素人の「米と野菜」作り
音楽が縦軸の人生
就職相談・紹介が「天職」

「おばあちゃん食べてる?何を買ってこようか?」

2009年02月20日 | ふるさと
いなかでは車は必需品です。
家族の人数分車を持っている家も。
バスの運行便数の少なさは、驚くばかり。

バスに頼れない「足」が車。通勤・買い物に欠かせません。
気づくと「紅葉マーク(枯葉マーク?)」の軽トラックの多いこと。
運転できないお年寄りは増える一方。足腰の立たない人は何を食べるのか?

スーパーに行くと、みな買物カゴいっぱいの食品を抱えています。
以前住んでいた東京の買い物風景とは大違い。都市部ではこんなに一時に買いません。

昨年、東京の友人の紹介で伊豆半島の伊豆市に勉強に。
シニアの買い物代行を始めた人に話を聞かせてもらいました。

伊豆市は新見市とほぼ同じ規模の町。
「天城越え」の演歌で有名な「浄蓮の滝」が観光スポットです。
父親の急死でUターンを余儀なくされた米屋の「若旦那」にヒアリング。

           

地元商店のさびれ方と跡取りの長男としての責任に途方に暮れたと言います。
米の配達中の彼に、川向こうからおばあちゃんが声をかけたらしい。
買い物を頼まれたのです。気づくとあちこちに独り暮らしの人たち。

サービスで始めた「買い物代行」を事業化したのです。
事業名は「よろず便」。地元の商店の仲間を誘い、組織化。
朝、注文の品を倉庫でエリア別に分別、みんなで配達です。
この方式も発展途上。課題はあります。でも理屈よりまずスタート。
お金のやり取りを自動引き落としのシステムで対応。
彼は元IT企業。ソフトはお手の物。このソフトを私に無償でいただけることに。


新見市でも考えなくては。
市内各地を回る移動販売車も相手任せの仕組み。
近所の人たちに細々売るお店も、あとを継ぐ息子は帰りません。

   

地元の商品券「たまがき券」「まんさく券」が、プレミアム付きなら10億も売れた新見。
そして市の助成が5000万円近くも。
市営バス便増設に加え、「買い物支援」の「サービス券」発行も必要。
無償の支援は長続きしません。福祉協議会の予算化も視野に・・・。

私の「スーパーマン制度」(買い物支援システム)も構想段階
民間組織では法規制でがんじがらめ、行政・議員のリーダーシップが望まれます。


「元気で楽しいシニアは子供・孫を呼び寄せます」
過疎化に歯止めをかけたい。

画像  近くの複合スーパー「サンパーク」
     伊豆(半島の中央部分に天城、ここを訪ねました)
     「たまがき券」(新見の商品券)
コメント
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