元ベース弾きの田舎暮らしは

60歳で田舎にUターン、素人の「米と野菜」作り
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一斗五升の餅つき、こんなにだれが食べる?

2008年12月23日 | 食べ物、飲み物

正月の餅をつきました。もちろん餅つき機ですが。
幼いころ以来です。昔は、杵と臼でした。

岡山県新見市の実家は丸餅。それに豆餅も。
おやつ代わりの豆餅を増やしました。
旧式のストーブの上で焼くとおいしいのです。

餅米の量は一斗五升。餅の数にしておよそ300。
母親は量にこだわります。
昔と異なり、正月に食べる量は減りました。送り先も。
にもかかわらず、おすそわけも含めすごい餅の数。

母親が大半をこなします。
私のUターン前は独りでついていました。
86歳のシニアと思えない手際の良さです。

     
     

コツがありました。
餅米を蒸す二つの「せいろ」の大きさに大小を使い、時間差をつけます。
同じ大きさだと忙しいのです。古老の知恵です。

およそ一升から二升のもち米を蒸します。
そして小さな羽根が回転する餅つき機に入れます。20年間愛用です。
回転中に、つきあがった餅を取り出すのです。

     
          

ここからが、ベテランでないとできない技。
熱い餅を素手で切るのです。初心者は絶対に無理。
熱くてやけどします。
母親は、「熱い」と言いながら、次々にちぎります。それを丸めます。

私は「もんだ」餅を運びます。
昔ながらの「むしろ」に並べます。凹凸が餅の乾燥に良いためかもしれません。
昔は、部屋いっぱいになるほど。

     

豆餅は、大きなかまぼこ状に形を整え、翌日 厚さを均等に切ります。
適度の硬さが必要ですが、硬くなり過ぎると力が必要。
持ち手が二つの専用の包丁で、上か垂直に刃を下すのです。

およそ4時間の餅つきでした。
昔は近隣との共同作業でした。
それが、各戸でやるようになり、連帯感が薄れてきました。

餅つきも終わり、正月の準備ができてきました。
母親と会話しながらの餅つき、あと何年可能でしょうか。

画像  大量の餅(お供え餅、豆餅、丸餅、中央はぜんざい用の小餅)
     せいろの餅米(豆餅用)
     蒸しあがった餅米(熱い米を運ぶのが大変)
     回転する餅(餅つき機の中)
     餅切り(86歳の母の得意技、素人は無理、とにかく熱い)
     専用包丁の豆餅切り
コメント (6)
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