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藤崎八旛宮秋季例大祭

2006年10月09日 | 熊本のイベント

台風13号の通過で延期されていた神幸行列が8日に行われた。
神幸行列は祭神が氏子が暮らすまちなかを廻り、例大祭を締めくくる行事。

朝6時に藤崎宮を出発して、三祭神を乗せた御神輿(ごしんよ)に続いて
随兵行列、獅子舞などの後に六十六団体の飾り馬と勢子たちが決められた道を
かって藤崎宮が鎮座していた藤崎台近くの段山御旅所まで往復12キロを練り歩く。

私も何十年振りに祭りを見に出かけた。でも街中の見物は避けて
御旅所に行ってみた。御旅所を訪ねるのは初めてで思ったよりこじんまりした
場所で少し驚いた。
すでに
御神輿は到着していて御座所に安置されていた。
御旅所の能楽殿では「放丈会御能」が奉納され金春流、喜多流による
能が演じられていた。
400年近く続いている演能は日本でもここだけだそうだ。
賑やかな馬追いも厳粛な能舞台も同じ祭りの行事なのだ。

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一宮、二ノ宮、三宮の三基の御神輿が夕随兵出発まで御旅所で休まれる。

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御旅所の能楽堂で奉納される演能

御旅所からの帰り道、周辺の木陰や広場では到着した飾り馬の団体が
お弁当を食べたり休憩したりして夕随兵までの時間を過ごしていた。

馬も飾りを取り払って貰い飼い葉をおいしそうに食べていた。この風景をみて
何かホッとした。

私がこの祭りを見に行かないのは馬追いで派手に飾り立てられ、鉦や太鼓、
ラッパの音の中、滑って歩きにくい舗道を、勢子達にはやしたてられて
追い立てられる馬を見るのが嫌なのだ。

今回もやっぱりどの馬も哀しい目をしていたように見えた。
生まれ育った熊本の歴史あるお祭りだから愛さねばと思うけど・・・

今日、市電の中で聞いた観光客の「馬が可哀相な祭りね」の一言が
何時までも心に残った。

熊本弁でひとこと

馬にとっちゃっ、ほんなこて、のさんごて迷惑な、一日だろね!

P10100893 アーケード街の飾り馬。
足には滑り止めが履かせて
ある。








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木陰でランチタイムの飾り馬たち。ホッとする光景。   

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