意志薄弱である[ 愚痴]

●愚痴

数少ない、はっきりと“嫌い”な相手から連絡があって、頼みごとをされて、それを引き受けてしまった自分への嫌悪感がひどい。
一回、電話とったら(電話番号が変わってて気づかなかった)、立て続けに数回かかってきて、ものすごく嫌だった。
声も聞きたくない会話したくない。
頼みの内容は文章を英訳してほしいと言うだけなんだけど、なんであれひたすら関わりたくないと思っているのに、なぜ断らなかったろう。
会って食事しようというのだけは断ったけど、それもきっぱりでなく、「忙しくて…」とかもにゃもにゃ言ってだ。

本当に言いたかったのは、二度と私に関わるなってことだ。
声を聞くだけで鳥肌たつくらい嫌なのに、なんでそれが言えないかなあ。
情けなくて、もう、惨め。

とにかく今回の英訳を送ったら、これっきりにしてくれって言おう。
それぐらいできなくては。

ぼやぼやしている[本]

●本

・ボルヘス「伝奇集」を読んでいて思ったこと。

A=BでB=CでC=DならA=D、E=AならE=B,C,D。

というようなのが建設的な思考だと思うけど、私の頭は、

A=BでB=C……ところでABで思い出したけど海老って赤いよね赤いといえば最近見つけた郵便ポストがいい感じでいいと言えばEってのがあるの？

というようになって、どこにもいかない。
しかも支離滅裂に連想していくのが好きでもある。
深いことは考えられない。


・“諸戸と箕浦は変だ”というキーワードで検索して、このブログに来た方が…。
変だ、って言い方が同級生の噂話のようでイカす。

諸戸と箕浦は、乱歩の「孤島の鬼」の主人公。
諸戸と箕浦の関係は確かに変だし、切ない。
諸戸へのシンパシーのあまり箕浦くんが憎い。

恋心は仕方がないから応えてやれとは言わないが、せめて一発ビンタさせろ箕浦！

という気持ち。

まったく叶わないって。
自分が自分で相手が相手である以上はなんの望みもないって。
こじ開ける隙間もない壁の外にいるのだって。
それなのにただその人の存在ほど慕わしく、心を支え慰めてくれる物は無いのだって。

そう思い知らされるのは痛くて惨めで甘いかな、諸戸。