和式

●旅館の朝。

日の出前に起きて、羽黒山神社へひとりお参り。
千二百何段の階段を登った先にある神社までは、軽い山歩き。
道端にいくつもいくつもある石の道祖神が素敵だった。
きれいに苔むしていて、素朴な造りで。
早朝の湿った空気の中を歩くこと一時間弱。
杉の巨木に囲まれたお社に、清々しい気持ちでお参り。

冷えた体で旅館に帰り、そのまま温泉直行！
熱くて深い。独り占め。
湯舟に朝日が差し込んで、こんないい思いをしていいものかと思ったね。

部屋に帰れば木のおひつに入ったつやつやご飯と味噌汁、海苔、半熟卵、鮭、お浸し。
幸せすぎる。

その後、旅館の方のご厚意で、小泉前首相も泊まったという“離れ”や“大広間”を見学させてもらった。
離れには野口英世直筆の書が飾ってあった。
あの部屋泊まってみたい。


●チェックアウトして、会津市内にある若松城跡を見学。
若松城跡には鶴ヶ城というお城が建っていて、写真はそれ。
白虎隊にまつわる展示などあり、なかなかの見応え。

その後は蕎麦を食べ、サービスエリアでお土産を買って、東京へ一直線。
行きと同様、弟と交代で運転。
時速百二十キロでふらつく自分がすごく怖い。
しかし高速と都内の一般道だと、都内の方が怖いような気もする。

明日が父の誕生日なので地元のファミレスでお祝いして、先程帰宅。
豪勢な週末だった。