2045年に人工知能が人間を越えると言われますが、逆に人間が人工知能化していっているとも考えられます。コンピューターの原理は知りませんが、プラスとマイナスの組み合わせだと聴きます。人間も損か得かで過ごし、関係性を少なくしていき、義理や人情といったドロドロとしたものが希薄になって行きます。
先日、図書館へ行ったとき書棚に『ハンパな人生論より極道(アウトロー)に学べ』(宮崎学著)があったので借りてきて読みました。著者の宮崎学は、たまにテレビに出る人で、小形のダンプカーみたいな顔をしている人です。
やくざの世界の方が、その社会を形成するモラルがしっかりしているようです。以下、「掟」の部分だけ転載します。
組織の本質である相互扶助を機能させるための規律が「掟」であり、掟を破れば罰則もある。一番重たい罰は「絶縁」だ。絶縁とはもうやくざとしては生きていけなくさせるもので、一般の刑法でいえば死刑にあたる。その次が「破門」。これは属している組繊の構成員とは認めないというもので、さしずめ無期懲役といったところだ。
あとは一年間など期限つきの「所払い」、いわゆる謹慎処分。所払いをいいわたされたら、縄張りの地域内に入ることは許されない。映画などておなじみの「指つめ」は罰則としては軽い。懲役一年くらいの話だ。さらに軽いのが「改心坊主」で、これは顫を丸めるたけですむ。(以上)
やくざは徒弟制で、やくざの人格を磨いてくのだそうです。面白く読みました。人間がドライになりすぎて、極道から学ぶことが多くあるようです。
先日、図書館へ行ったとき書棚に『ハンパな人生論より極道(アウトロー)に学べ』(宮崎学著)があったので借りてきて読みました。著者の宮崎学は、たまにテレビに出る人で、小形のダンプカーみたいな顔をしている人です。
やくざの世界の方が、その社会を形成するモラルがしっかりしているようです。以下、「掟」の部分だけ転載します。
組織の本質である相互扶助を機能させるための規律が「掟」であり、掟を破れば罰則もある。一番重たい罰は「絶縁」だ。絶縁とはもうやくざとしては生きていけなくさせるもので、一般の刑法でいえば死刑にあたる。その次が「破門」。これは属している組繊の構成員とは認めないというもので、さしずめ無期懲役といったところだ。
あとは一年間など期限つきの「所払い」、いわゆる謹慎処分。所払いをいいわたされたら、縄張りの地域内に入ることは許されない。映画などておなじみの「指つめ」は罰則としては軽い。懲役一年くらいの話だ。さらに軽いのが「改心坊主」で、これは顫を丸めるたけですむ。(以上)
やくざは徒弟制で、やくざの人格を磨いてくのだそうです。面白く読みました。人間がドライになりすぎて、極道から学ぶことが多くあるようです。