超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

Syrup16g全曲レビューその59「希望」

2013-05-08 16:46:01 | Syrup16g全曲レビュー














今日はいよいよ生還の日・・・ですが諸事情により行けなくなってしまいました
その代わりにこんな日に良く似合う一曲をレビューしたいと思います。


















希望                 アルバム「Mouth to Mouse」収録
















【苦しまないで 誰もが未開地でかばって欲しがってる】

人生っていうものは揺ぎ無い自分を持ってれば持ってるほど辛く厳しいものだと思っています
あまりに我が強く、自分の勝手気ままに選択して生きてるといつかどこかで「迎合」「世間」という
二つの壁にぶち当たります
自分の思想や主義は容赦なく侵されるし
単純に好きなものを好きだって言えなくなる時も必ず訪れる

普通に考えて未開地よりも既に見知った土地の方が好かれるに決まってるし
個人的な持論として誰かに好かれる為には幸せになる為には自分だけの考えや趣向を捨てた方が「許される」


でも、だからといって自分の「希望」を捨ててまで「許される」ことを選ぶのは冷静さに欠けてるし
それは一時的な回避やその場しのぎの安心に過ぎない
それで本当の希望は得られない
他人の色に染まれない中で、また自分の色も誰一人に届かない中で
本当に選ぶべき事は「許されない」こと、自分の本心の声に耳を傾けること。
冷静さを失う度に自分に対する頷きや確認を忘れずに、
ズレた宇宙船で自分だけの旅をする
その果てに誰の色にも染まってない希望を得れるのならば、それはそれで構わない。
自分の為に生きたい。

この曲の解釈には色々とあるとは思いますが
個人的にはそういう風に感じた一曲でした。実はこの曲、この企画を始めた時からずっと深く考えていて
自分の中で答えが出るまではレビューで取り上げるのを控えようと思ってた曲なんです


「生還」に都合上行けない事が決まってから、せめて何かレビューを書いて成功を祈りたいと思ったんですが
その時に真っ先に浮かんで来たのがこの曲で同時にこのレビュー内容もその場でパッと閃きました
今までずっと考えてて書けなかった曲なのに、書くと思った瞬間閃いた・・・のは
個人的に嬉しかったですし
何かの知らせのようでいてやっぱり今日は絶対にこの曲だろう、と

実際のところ私も今も昔も未開地にずっと留まってるような寂しい人間なんです
その未開地をどうにかしようと足掻いてるだけのしがない男です
でも曲を聴いてると、彼もまた未開地で足掻いている事がしっかりと伝わってくるし
五十嵐さんが五十嵐さんに言い聴かせるように歌うサビのフレーズもとにかく沁みて沁みて仕方ない
未開地だからこそ、感情で動かない。みんなと同じ宇宙船に乗る選択肢も捨てる。
それは許されない事柄なのかもしれないですけど、
でもそれを許せるのは自分だけですから。
散々苦しめられた自分こそがその自分にとっての唯一の希望、であるという事実。
それを踏まえて、本望だと思える希望に向かって未開地で頑張っていく。そこで幸せになる。
そういう決意というか割り切りを与えてくれる楽曲だと個人的に思っています。
大切な一曲です。












この曲は武道館で演奏もされたんですが演出がまた粋で素晴らしかった記憶がありますね
素朴なアレンジと淡々としたボーカリゼイションで決して派手な曲ではないですが
でも確かに心に残ってくれる一曲だと感じます。
元々は自身に向けての言葉だとは想像してますが、それが結果的に大切なメッセージを生み出している。
そんな価値ある楽曲です。

今回は行けませんでしたが、また五十嵐さんの歌を生で聴ける日が来るのを祈りつつ
今宵が良い「生還」になるように願いを込めて。
生き抜きます。




「パジャマな彼女。」の濱田浩輔、6月7日発売good!アフタヌーン32号から新連載「はねバド!」開始!

2013-05-08 02:04:30 | 雑記



コメント欄で教えてもらったんですが濱田浩輔が新連載を始めるそうです
ぶっちゃけこの知らせを聞いた時は単純に「早い!」っていうのと「凄い!」というのが先に来ました
だって「パジャマな彼女。」が終わってからまだ1年も経ってないのにいきなり連載て。

でも、その分単行本は年内に出そうなのでまた彼の漫画を本棚に置けると思うと楽しみです。


3巻のあとがきでバイバイジャンプする事は明確に伝えられてたんですけど
それにしてもこんなにすぐ連載を獲れるとはファンの私でも思ってもみませんでした
次号予告を保存する為にgood!アフタヌーンも購入して来たんですけど
扱いも大きいし、
ちゃんと「パジャマな彼女。の」って前置きもあるしで
何だかんだあの作品が残した爪痕はそれなりに効果があったのか?と思うとちょっと嬉しいです
結果的に短い期間で終わりましたが、私個人的には本当に大好きだ!って思える漫画だったので。
「パジャマな彼女。」の感想ほど書いてて楽しい作品も早々なかったなあ。
もはや懐かしい感じすらします。


で、今度はバドミントン漫画、しかも女性主人公という事で非常に期待の出来る題材ですね
スポーツ描写は元々スポ根出身ですしそれなりに恋愛描写もありそうな気配で・・・
欲を言えば週刊の方だったら更に良かったな、とか
そしたらマガジン感想やってたかも(笑)、みたいな
いやしかし月刊でも思ってた以上に読めるのがあっという間なのは実感してますから
今からフルパワーでプッシュする気は満々です。早く、6月7日にならないかな~、とワクワクしてますね
ちょっと馬鹿な発言かもしれませんが正直生き甲斐が一つ増えた気がして知った時は相当に嬉しかったんです。
取り合えず、1ヵ月後まで待機ですね。




濱田浩輔の才能はジャンプでは通じませんでした。が、
ああいう切なさや青春性を前面に押し出した読み手の感性に委ねる手法というのは
講談社系の雑誌なら通用する可能性はあると思っていたので良い選択をされたなあ、って
2013年も再び濱田浩輔作品に触れ何かを書ける事を嬉しく思いつつ、
良い内容になる事を今から祈っております。
応援します!!

・・・ああ、早く読みたいです(笑)。