凄まじい田舎のヒロイン感。
「鴨川エナジー」飲みながらさんが焼きバーガーってどんだけ田舎もんくさいんだよ(笑
って思いつつ鴨川エナジーなんて飲み物実際はないですからね。
それにしても本当にまどかの地元愛は半端ない。
海岸のゴミ拾いから
協力者に対してのお礼、海をきれいって言ってくれたらそれに対しても「ありがとう」。不機嫌になったのは
昼間っから酒飲んでたって事以上に、海岸をゴミばっかにして散らかされた怒りもあったんでしょう。
まどかは猪突猛進型故に天然とかネジが抜けてるって印象を与えやすいけど、それは浅い見解であって
実際は熱くて、まっすぐで、純粋で、そんな不器用なくらい「いいやつ」なのが本質なのだと。
そう感じざるを得なかったまどかの描写に惚れ惚れしたのと同時に
ムギナミに関する掘り下げもされていた重要回でした。
ムギナミが怪しくて策士だったのが良く分かる秀逸な描写の数々があった訳ですけど
それは総て彼女が愛するお兄ちゃんの為にしてきたことで言わば奉仕とも呼べる行動の理由で
しかしそれが破綻になってしまった瞬間、
それまで自信満々だった彼女の表情が崩れ落ちる描写は申し訳ないが凄まじく面白くてゾクゾクした。
だってその前まで余裕ぶっこいてベラベラ喋ってたヒロインが
その次の瞬間に裏切られて泣いている、っていう
こんな予想を大きく裏切る展開なんて滅多にあるだろうか?その点でも「やられた!」という感じですが
ここではっきりとさせたいのはムギナミは元からの悪ではなく、ただヴィラジュリオが好きな、
一人の恋する女の子だった、それだけと言うこと。
だからまどかの味方ではないけど、
敵でもない。
ただ彼女が好きなお兄ちゃんの力になる為に動いてるだけ。その上で気楽な生活も楽しむ、と。
しかしそれがヴィラジュリオの突き放しによって無意味になってしまった訳で
これからどうするんだろ?感がバリバリなのだが、逆にこれによって更に絆が深まりそうな予感がします。
そこを考えると来週以降のムギナミの立ち位置の描かれ方も非常に楽しみになって来ますね。
サブタイトル表示の椅子の描写とかでも今週の彼女については示唆されてましたね。
そういう仕掛けもまた実に面白い部分の一つであります。
ここで少し思ったのは、単純な悪対正義って形ではなく
もっと深い事情が絡んでるんじゃないか
そもそも最も怪しいのはキツネ目の男なんじゃないか、とか色々考えたんですけど
それ含めて単純だけど単純じゃない話になってくれそうで
個人的には更に期待度が上がってたりします。
というか今週は色々話が大きく動いて観てる時のカタルシスが尋常じゃなかった(笑
細かい部分を拾えばもっと感想も広げられそうですけど
取り敢えず敵には敵で、敵なりの強い目的や信念があるのは何となく伝わったかな、という印象
それが明かされていくのも実に楽しみで来週は久々のロボ戦もあるしでワクワクが止まりません!
個人的には今期観るのが一番楽しみなアニメかもしれない。今のところは。
んで、ランもランでどんどん可愛くなってきてますね~。
冒頭のロリランで既に堪んなかったんですけど(笑
バットの持ち方だとか
微妙に賢くなりきれないところとか
そんでもって王女の時とのギャップとか
思ってた以上に記号的ではなく人間らしいキャラだな、って。
ウォクスの鬼の話、というのは何やら興味深い話ですが
先延ばしにしてしまう所と
罪悪感を感じてる部分もまた人間らしい。それだけでドラマが作れそうなくらいだ。
そんなランの存在にもまた注目と同時に、先生の「ようこに一つ勝ったな」って類の発言も気になる。
つまり、先代ジャージ部は先生と姉ちゃんの二人だったと・・・?
その辺が絡んでくるのもまた面白そう。
シリアス気味でしたが、笑える要素も外さない出色の回だったと思います。久々のロボ戦も楽しみ。
いやしかしムギナミのメモリアの位置は正に「愛」ですね!
それを僕に見せて欲し(略