ボクのアイドル/河下水希

今日発売のジャンプには河下水希の新作読みきりが載っています！！
これだけでも買う価値あり。
早速・・・というほど早くもないけど
つらつら感想などでも。
　というか「あねどきっ」終了してまだそんなに経ってないのに再びジャンプで彼女の漫画を読めるとは。
しかも、この後増刊にも2本載せるって！幸福すぎるっ。
そしてそろそろ短編集熱望です。絶対にページ数溜まってるはず。



率直な感想としては、面白い。
そしてただ単に面白いってことじゃなく、水準以上に面白い。
要は今回も最高！って感じなんですけど
その理由としては何気に新境地開拓してるんですよね。
　まずメインヒロインが黒髪ロングじゃない（笑）。
更には憧れ系ではなくむしろ手のかかる妹みたいな関係だし（同級生だけど）
珍しく押しが弱い感じの女の子なのも新鮮味が。
　何よりアイドルを求めて探し回るって設定自体が彼女の漫画にしては珍しいし、
全体的にマイルドで優しい仕上がりになってるんですよね。
お色気系のシーンはあることはあるんですが、
それもそんなに生々しい感じとかじゃなくて。ほわ～っとした感じの。
元々主人公の二人がどっちも引っ込むタイプなんで、それもあって長年のファンとして新鮮さを感じるんだろうか。
とにかくページを読み進めていくのがひたすらに楽しかったです。
オチもキレイに決まってたしね。

個人的に語りたいポイントは２つあって、
まずヒロインの桃の可愛さ。
これ重要ですよ。
端的に言って、めちゃめちゃ可愛いです。
制作期間はきっと短かったんでしょうが、そんなんお構いなしに本気のヒロイン造詣。
おっとりぽわぽわ系というのは最近の彼女の漫画では今宵くらいだったと思うんですが
今宵よりも性格が普通で、且つその普通っぽさが逆に良い感じ。
つまりは過去の焼き直しになっていない。
という点で実に素晴らしいヒロインとして描けていたんじゃないかと思う訳です。
　もう表情の一つ一つがいちいち可愛くて。
河下水希の描く人物には他には無い温度感みたいなのがあって、相変わらず良い。

余談ですが、主人公の晴史くんも、いかした良い奴だと思います。
この手の作品の主人公としてはかなり良い部類に入るんじゃないかな。
誠意があって、少年らしい無邪気さもあって。
アイドルが見つからなかった場合に自分が変わりに衣装を着て歌う！って心意気は
ある意味潔かったと思います（笑）。


もう一つは、やっぱり最近の河下水希の特徴として
表情と心理描写の進化、ってのがあるん思うんですけど
今回でもそれを如実に感じさせてくれて。
なんかどんどんと表現がタフになってきてますよね。
「初恋～」以降。
そこから河下漫画を好きになった人にとってはこれもまた極上の作品だと思うし、
過去のイメージに縛られてる人には是非一度読んでもらいたいし。
「桃になんて顔させてるんだろう－」以降の下りなんか、思わずちょっとしんみりしちゃいましたよ。
こういう趣のあるシーンを描くのが本当に上手くなったと思う。
っていう言い方はちょっと偉そうで嫌なんですけどね。
でも本当に見とれちゃうからなあ。
確かに作画に関しては今のジャンプでは浮いてしまういくらい美麗になってるけど
ストーリーや構成に関してもそれに負けないくらいの力があると思うんですよ。
まあこれは結構前から言い続けている個人的な感想なんですけど
その個人的な感想を維持させてくれるには十分な秀作でした。
読切向けの設定とは分かってはいますが、
それでも連載とかでもこの二人の関係を見守りたいな～とか思いつつ。


したら、今週金曜発売のジャンプの新増刊にスピンオフが載るらしい。
しかもヒロインの桃視点でですよ！
これは正直楽しみだと思わざるをえないですね。
田中ユタカと河下水希からは相変わらず目が離せません。

WORKING！！第4話 「相馬、さわやか すぎる青年」 感想

今週は店長の出番が少なくて残念。
でも、実は八千代さんもかなり好きな事に気づきました。
そんな「WORKING!!」第4話の感想。


今週はタイトル通り相馬くん中心の話だったんですけれど
それと同時に小鳥遊くんの家庭の事情も十分に分かる回でした。
　まー、何といってもこの作品の売りであろう変人のオンパレードですね。
確かに佐藤さんが一番まともかもしれんなあ。
小鳥遊くんも何気にアレな部分あるしね。

で、その相馬くんはどういう風に変人なのか？っていいますと
所謂腹黒キャラ、ですね。
要は他人の裏事情を熟知していて、それで脅しをかけてくるという。
これまた暴力系とは違った意味で厄介なキャラクターです。
ってか八千代さん・・・そんなことしてんスか！と（笑）。
いや、まあ、多分悪意のある相手でしょうけど。
小鳥遊くんは小鳥遊くんで女物の服を着ていた（着させられていた）過去を知られた訳ですけど
あれってゴミ箱とかを漁ってるって事ですよね？
他の人の事情にしたって、普通に一緒に働いてるだけじゃ知れない事ばっかだろうし。
それを考えると、一番怖いキャラクターなような・・・。
　とはいえ、そんな彼も伊波さんとは相性が悪いようで、あれこれ話す前に殴られるから、だそう。
まあ納得の理由ですが
それでも彼の洞察力の賜物で伊波さんが小鳥遊くんに髪飾りを褒められた日以降、
毎日髪飾りを変えて仕事場に来ている事は見抜いていた様子、
ただそれを伊波さんに聞かれてしまったので、その後当然ボコられるんですが（笑）。
自業自得って感じもありつつ、
やっぱり理不尽な気もするなあ。
　でも前に比べたら少しは伊波さんの良さが分かってきたかもしんないな。
ツンデレの発展系ってことなのかな、とか、思ったり。
それもちょっと違うか。

そういえば相馬くんと店長の絡みが無かったんですが、彼女の秘密とかも知ってるのかな？
弱みを握られる店長・・・見たいような見てみたくないような。


それで先週から要素を垣間見せたラブコメ的な展開。
今週は相馬くんの進言によって八千代さんが遂に佐藤くんを意識？と思いきや
「もしかして佐藤くんが店長の事を好きなんじゃ？」と鈍すぎる勘違いをしたり
ますます良い人ね！って印象が強まったりとある意味散々です。
でも、バレンタインには義理とはいえしっかりチョコを貰えた佐藤さん。
本編では相馬さんの分も貰って、それを休憩室かなんかでボーっと眺める描写くらいしかありませんでしたが
家に帰ったらニヤけたりするのかなあ。
なんか恋する青年としての佐藤さんも見てみたい気が。

もう一つ、小鳥遊くんと伊波さんもちょっとづつ進展している？気がします。
髪飾りの件もあるし、
バレンタインにチョコ貰ったし、
少しづつ慣れてきたみたいだし。
ただ個人的にはぽぷらがこのまま小物視点のまま済まされるのかどうかも気になりますが。
まあまだ原作連載中だし、そんな決着を付けるってこともないと思うんですけど。
　何にせよ恋愛方面もほどほどに期待です。



これで殆どのキャラは紹介し終えたかな？って思って公式見たら他にもまだ数名残ってるみたいですね。
それらのキャラにも期待しつつ、
個人的に好きな八千代さんと店長の活躍にも期待。

B型H系 第4回 感想

気がつけば2週間ぶり。アニメ「B型H系」第4回目の感想。


先週も面白かったんですが、割とネタ的に書く部分がなくて。
しかしそれでもキャンプファイアーとか写真の下りとか、
オーソドックスに「いいなあ」って感じのシーンはちょこちょこあって、
それが個人的にお気に入りだったんですよね。
　したら今週、そんな純愛って感じの展開から一気にそっち系の展開へ！
ジェットコースターのような展開の早さが見ていて飽きないです。
おまけに山田さんがどんどん純情乙女として輝いていってる気がする。
気がつけば、観る前に期待を持つアニメの一つになってました。
来週も楽しみです。うん。



■第7話　ときめく聖夜　ファーストキスって、なんの味？

タイトル通り、ファーストキスをしますよ、って話です。
というかあの外見ならとっくに済ませていても良さそうなのに、って部分が面白いところですかね。
それにしても過程も中々に面白かった。
意外に男を手玉に取りまくりな山田さんの妹や
あまりに思考が男っぽすぎる小須田の姉等、良いキャラの連発だったんですが
個人的には竹下の「うん・・・」がツボ過ぎました（笑）。
ま、そりゃ当然といえば当然なんですが、それでも何かニヤニヤ。
　過程といえば小須田が山田を誘う図書館のシーンもこの二人らしくってクスクスと。

で、結果は、一応無事に済ませられました。
でも、これも結局山田さんからだけどね。
それでも、これはこれで初々しさ抜群で良かったのではないでしょうか。
済ませた後の山田さんのドギマギっぷりがやはり外見とのギャップを誘ってました。
　んで正式に山田にメロメロになる小須田！
このキスって何気に二つの意味合いがあったんですね～。

それにしてもクリスマスの夜は地震だね！とか、ピアスをプレゼントされてのあらぬ妄想とか、
山田さん少しはそっち方面以外のことも考えようよ！とは言いたくなりました。
面白いけどね（笑）。


■第8話　このままじゃ帰れない！いちゃラブ公園に行こうよ！

すごいタイトル。
それはともかく、キスのあとどうする？って話ですよ。
そのままラブホ街に引き返すのも良かったんですけど
山田さんが選んだのはなんとそっち系の公園、まあ早い話あの公園のパロディですね（笑）。
いきなり野外かよ！と思いつつ
こういう所ならば嫌でも・・・って考えがあったんでしょうか。

ここからの展開は、まあ地上波だしまかり間違ってもないな、ってのははっきりと思った上で、それでも、
やっぱ描き方が非常に思わせぶりだった所為で、
もしかして？とか思いながら観てしまいましたよ。
だって、普通にBまでするとは。
前に一度無意識にやってましたがね。
でも今度は正攻法でですからね（そうでもないか？）。
これはもしかして・・・！と思った矢先にお約束のカメラ小僧オチ（笑）。
しかし、個人的にはちょっと安心したわ。
何か、ね。


ただやっぱ、ドキドキ感の演出は流石だなあ、と思いつつ。
こうやって観てると結構似たもの同士？って思える部分とかもあって、それもまた面白い部分でした。
なーんか実は凄いプラトニックな物語のような気もしてきてたり。



今週は先週とは違ってネタの宝庫！って感じの、自分がこのアニメに望む通りの話だったんですが
それと同時に望んでなかった部分、初な恋愛ものとしての部分もしっかりと描かれていて、
それが物語に単なるネタアニメではない、味を与えていてとても良かったです。
ていうかとても良くなってきてると思います。
　特に山田さんの好感度は上がりつつある。
逆に竹下が余裕ぶってて腹立つ！（笑）　いや、良い人ですけど。
それよりも山田の妹のがアレかな。
次週は宮野さんの活躍にも期待したいですね。