超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

ゆらり、ふわり、君となら/奏功ドリーム/marble

2010-04-29 01:38:02 | 音楽


という訳で昨日は我らが(?)marbleの新曲の発売日でした。
今回は両A面ですよ。
初の試みですね。
なんでもゲーム用に、2パターンのEDでそれぞれの楽曲が使用されるのだとか。
だからこういう形態になった訳ですね。
それで、ジャケットもそういう仕様になっていて。
これはちょっと買いにくいかな?(笑)。
でも、全然素晴らしい楽曲なんで。
それこそ、ZAZEN BOYSやクラムボン聴いてる人にも余裕で勧めたい感じの。



今回のシングルは、はっきりいって傑作ですね。
個人的には前回のシングルの出来を更に上回ってるかのような印象です(現時点ではね)。
といいつつタイアップ先の関係で売り上げは負けるんだろうな。
つくづく所属事務所の妙に売り上げでは振り回されてる気がしますが、
まあその分、下手に路線変更強要されないだけいいのかな、と納得はしていますけど。

でも、今回のシングルは、本当に良いですよ。
もっともっとお茶の間に広まって欲しいくらいの。
なんならMステとかで流れても良い。
ここまで手応えのあるメロディは、個人的にはあまり見当たりません。
 そう、「ゆらり、ふわり、君となら」はメロディが非常に美しい曲なんですよ。
アレンジもおもちゃ箱って形容詞が似合うくらいキラキラしたものなんですが、
そこまでコテコテになってないのが素晴らしいし。
 それに、歌に関しても気合が籠もってて良い具合に引き込まれますね。
こういうリスナーをグッと掴む感覚はいつもながらとても感銘を受けます。
いつもながら、って言い方だといつも同じように~って事だと勘違いされそうですけど
そういう事じゃなくて、もう毎回毎回新鮮味のある名曲!っていうか。
だからこそ、まったりとかほっこりとか日常系だとか、
そんな形容詞で済まされちゃ困るっていうか
それ以上のカタルシスがあるっていうか。
正直この曲だけでもすっげえ満足してたり。

したら、「奏功ドリーム」がまた良い曲で(笑)。
カジヒデキかよ!?って思うような音像で来たと思ったら、サビの部分ではいつもながらのmarble節になっていて。
渋谷系とmarbleポップの合体、とでも言えばいいんでしょうか。
疾走感とか、爽快感とかっていう紹介が似合う曲ではあるんですが
個人的にはそれ以上の深い試みを感じさせる曲ですね。
この季節にもピッタリ合いそうで、
早くも晴れた日に自転車で聴くのが楽しみです。
そういう風な気分になる曲ですね。
これもまた、新しいmarbleの実験の成果です。



実はね、あまりにもワーカホリック過ぎて、作品の出来がちょっと心配だった部分もあったんですけど
今回もきっちり名シングル盤に仕上げてくれて。
むしろ火事場の馬鹿力的な強さがこのユニットにはあるのかもしれないですね。
一切の妥協を感じないからなあ。
なんか自分いつもmarbleの音源絶賛してる訳なんですが、
正直そうせざるを得ないんですよ。
だって毎回グッと来てますから。
それも、違う感触でね。
今、日本のポップス業界にmarbleがいてくれて本当に良かった。
なんてことを改めて思ってしまいました。
ライブで聴くのも楽しみだっ!


そして「ひだま~ぶる☆☆☆」の発売も、いよいよ2週間後です。
5月はインストアもツアーもあるしで、正直ワクワクが止まりません。
洗練されたポップ・ミュージックは、やっぱりいいもんですよ。
興味があれば、是非。