超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

咲-Saki- 7巻

2010-04-24 22:20:46 | 雑記

久々にアマゾンレビュー未掲載になりました。今のところ保留状態なんで
先にこっちに載せておきます。
咲の新刊のレビューですね。
では以下↓


「ワクワク感の宝庫」


この漫画を連載しているのは一応青年誌だが、
気づけば今一番少年漫画してる作品なのでは?と思う時がある。
小林立「咲-Saki-」7巻。
 今回も相当の面白さと相当のハッタリ感。
あっという間に読んでしまって、早くも次が待ち遠しい。
私にとってはそういう漫画なのです。


まず、当然結果は伏せますが決着が付きます。
全国への切符を手にするのはどこか?ってのが気になってはいたんですが
それよりも実はそこを「どう描くか?」ってのが更に重要だったと思うんですけど
それを考えるとこれ以上ないくらい充実した決着の描き方です。
 どの高校の末路も非常に丁寧に、じっくりとページ数を裂いて描いてくれています。
それ故に大幅に展開が進む事はないんですが、
それでもここまで徹底して皆の想いとか努力の結晶を描いてくれた事が嬉しい。
中でも風越女子のが一番感動しましたかね。
そういえば、巻末の番外編とかでもそうですが、
最近スピード感やハッタリの面白さ以外に感動要素も強めて描いている様な気がする。
で、それによってますます面白くなってるような印象もありつつ。
 長かった県予選団体戦シリーズ、十二分に楽しませて頂きました。

さて、それに加えてこの巻ではありとあらゆる複線をバラ撒きます。
それはもう、本当に収集できるのか?ってくらいに。
同時に、そこまでしてガッツリとこの作品を描ききる!って気合も感じるくらい。
もう超人変人のオンパレードで、こうしてつらつら書くよりも見て貰った方が早い。
有り体ですが、これらの強敵・宿敵たちとどう戦うのか?って時点で相当にワクワクします。
 また予期せぬキャラの覚醒や、色々な人の優しさが垣間見れる部分もあったりと
既存のキャラの成長もバッチリ。
もしくは更に魅力的に描けているような。
個人的には新キャラたちと同じくらい既存のキャラも活躍や出番をお願いしたいですね。
最初の頃と比べると、魅力的な人物がグッと増えたと思うので。


堂々とした決着であると同時に、今後の展開に向けての壮大な始まりでもあるこの7巻。
やっぱりこの漫画の異常性は読んでて飽きないです。
個人的に62ページの池田の表情がハイライトだったと思います(衣も相当輝いてたけど)。
真っ当に面白い。



解説:
これほど感想が書きやすい漫画もないですね(笑)。
非常にスラスラと順調に書けました。

というか本当に雰囲気がいいんだよっ! 色々と。
もし無事に載った際は是非見てやって下さい。
これとはちょっと違う仕様になっているので。



Angel Beats!第4話「Day Game」 感想

2010-04-24 03:42:09 | アニメ

これは・・・何といっていいんでしょうか。
感想が書きやすいんだか書きにくいんだか(笑)。
「Angel Beats!」の感想です。


個人的に前回の岩沢さんの話がとても好きで
このままあの路線で続いていくのかと思いきや、
全然違っていてある意味予想を裏切られました。
というか完全なコメディ回ですね。
途中シリアスに行くのか?と思わせつつ、結局グダグダに締めた終わりが結構ツボでした。
ああでもこの回はいつも以上に賛否両論になりそうだな~(笑)。
しかし相変わらずあっという間、って感覚ですな。個人的には。


あらすじとしては・・・
って特にあらすじ要らないですね、今週は。
要は学園行事の球技大会にみんなで割り込んで、
そこで天使と野球で対決しよう、って話です。
その為に仲間を集めたり、
そしてゲリラ的に参加したり(普通に参加すると消えちゃうからね)、
中々にその場しのぎ感がある作戦だったんですが
結果的には特に収穫も成果もなかったですね。
今週は本当にどうでもいい話に徹したというか
前回が前回で重い話だったので、その反動でこんなのも書きました、って感じ。
私としては前回のようなテイストのが好きなんですけど
これはこれで気軽に観れるといった利点がありますね。
 個人的に面白かったのは椎名さんの箒一本をずっと手の平で持ち上げる行為と
日向とユイの絡みあたりでしょうか。

あとはですね、
ひさ子=NUMBER GIRL
松下=ZAZEN BOYSな訳でして(絶対そうだよね)
先週のART-SCHOOLネタに続いてこの邦楽ロックネタの数々が個人的に嬉しかったりするのです。
日向はひなっちだろうし。
来週のサブタイで検索してみたら、これもやっぱり元ネタあるみたいだし。
こういう仕掛けは個人的には大歓迎。


途中までの賑やかしい感じは嫌いじゃなくて、それなりに面白かったんですが(若干滑ってる部分もありつつ 笑)
やっぱり、日向の過去が出てきたあたりが一番見応えありました。
さっきまで肉うどん食いながら球取ってる奴の作画観てたと思ったら
いきなりドラッギーな展開になっちゃったりして、
こりゃ容赦ねえなあと。
この日向ってキャラは前の二人と違って、割と自業自得的な部分が強いと思うんですよ。
セカンドフライを取れなくて間接的に責められてはいましたが
それでも庇ってくれる人はいましたし、
思いっきり責められたって訳じゃない。
それにドラッグ云々もあの描き方じゃ無理やり、って訳でもなさそうですしね。
 今回のそういう部分を観ていると、みんながみんな理不尽な死に後悔している、反発している訳ではなくて
日向みたいに自分の弱さがきっかけでここに留まってる奴もいるんだな
ってことが結構分かり易く描かれていて
その点がとても興味深かったです。
 それで、結局今回の話では消えなかったのもちょっと意外と言えば意外でした。
このまま一人ずつ消えていくパターンかな?って思ってた部分もあったので。
ユイの取った行動は本人の思わぬ所で功を奏していましたね。
でも、あのまま取ってたら取ってたで、ある意味気持ちの良い終わりになってたのかも知れないですけどね。
そこら辺の善し悪しは難しいです。
でも彼が消えるとBLネタが出来なくなるからな(笑)。
まあそれは冗談ですけど、これからの日向くんの行動にも注目ですね。
それと、ユイも。
ユイは思ったよりも生意気なおてんば娘ですね~。でも歌は上手いのか。
陽動作戦は一応継続可、って事かな。
OP凄く良かった。



今週はある意味番外編的な話って感じもしていて
それを本編で堂々とやるセンスが勇気ありすぎで、そういった意味で面白かったです。
やっぱどいつも良いキャラしてるな~(笑)。
 あと今週のゆりっぺは可愛かったけど、普通に悪役に見えました(笑)。というか悪女?
EDから岩沢さんが消えてユイに差し替えられたり、早くも展開的にはどんどん進んでいく模様。
次はテストとかの話なのかな?
来週も期待しています。〆。




FoZZtone@赤坂BLITZ 10.4.23

2010-04-24 02:20:38 | ライブレポ

FoZZtoneのツアーファイナル無事終わりました!
「Lodestone Tour Final」。
いや~今回はエンターテインメント、って感じのライブでした。
いつもとは違った感じで、中々楽しかったです。
ゲストも山盛りだ。



セットリスト
1.MorroW
2.黒点
3.BRUTUS
4.school
5.春と鉛
6.NIRVANA UNIVERSE
7.Jaugar In The Stream(新曲・表記適当)
8.ひかり
9.チワワ
10.ワンダーラスト
11.平らな世界
12.歌うたいのバラッド w/西村晋也
13.ホールケーキ w/西村晋也
14.プリズム w/佐々木亮介
15.悲しみの果て w/佐々木亮介
16.Enermy(新曲・表記適当)
17.Elevator
18.JUMPING GIRL
19.in the sky
20.音楽
21.NAME
encore
22.雨上がりの夜空に w/岩崎慧
23.新曲
encore2
24.茶の花
25.The World Is Mine

全25曲。いつもより多め。



今回のツアーはまず初日の横浜が「ストイック」、千葉が「パンキッシュ」、そして今回の赤坂を一言で表すなら、
前述の通り「エンターティメント」、って感じでしょうか。
とにかく場所ごとにテンションとか趣向が違かったように思えます。
個人的にいつも同じライブだと、ツアーの場合きついなあって思うんで
その意味じゃ非常に楽しいツアーだったなあ、って思います。

そして、今回のライブレポはいつもとは趣向を変えてポイントごとにお送りします。
新しい試み!


◆定番曲
まずこれ。
最近は「NIRVANA UNIVERSE」と「JUMPING GIRL」がかなり定着してきてる印象なんですが
後者に於ける盛り上がりの鉄板さは凄いですね。
今回はファイナルという事もあって踊り狂う人続出。もしくは跳ね回る人。
その所為で、まるで地震の渦中にいるかのような感覚に(笑)。
あれは流石に驚きました。
んで、「音楽」はやっぱりどんどんと神々しくなって来てる。
当初はストレート過ぎ?って印象も抱きましたが、今や強力なアンセムですね。
 このツアー中、定番になっていたと思われる「Elevator」は音源よりもダンサブルになってきていて
その変化も面白い、と思いつつ
逆にいつまで経っても表現の不変を貫き通している「NAME」も抜群に格好良かった。
ずっとああいう感じなんだけど、
ずっとああいう感じで聴かせてくれ、って思います。
今回は逆光の演出が絶妙!でした。
メンバーシルエットみたいになってて、なんか感情高ぶっちゃったな。
 そして「黒点」「BRUTUS」は正直モッシュ過ぎ(笑)。
いつの間にこんなにモッシュするバンドになったんでしょう?
FoZZtoneのライブ歴って他のバンドよりも長いんですが、どんどん過激な方へ行ってる気がする。
個人的には佐々木くんと演った「プリズム」あたりの盛り上がりが一番FoZZtoneらしいノリだと思ってたり。
ま、それくらい人気が上がってきてるって事なのかな?
その割には結構隙間多かったのが惜しいっす。
それなりに集まってはいましたけどね。うーむ。



◆定番曲以外
まずは、「景色の都市」からの選曲が多いです。
「春と鉛」はかなり久々に聴きましたし、
「ひかり」~「チワワ」の流れもあの盤の再現みたいで面白かったし、心地よかった。
んで、個人的に大好きでちょっと前に記事にもした「in the sky」!
相変わらず生で聴くこの曲は絶品・・・!
「笑っちまいそうなビューティフルデイ~」の部分はいつ聴いても鳥肌もんだなあ。
 そこそこ演ってる「ワンダーラスト」のイントロも同じく。
間奏でのわっちのノリ方も見てて小気味良いですね。
ダブルアンコの「茶の花」で一気にアガったのは言うまでもなく。

他に、一曲目がインディー初CDの一曲目「MorroW」だったり
珍しく「平らな世界」やってくれたりと、中々にサービス精神旺盛。
重箱の隅を突くようなセットリストでもあったんだなあ、って思いますね。
こうして見返していると。



◆新曲群
今回披露した新曲はどれも初聴き。
で、どれも相当に良かった。
表記は皆耳で聞いたのをそのまま英語にして書いただけなんで、正式ではもちろんないんですが
「Jaugar In The Stream」はサビが非常にキャッチーな曲で、シングルにも出来そうなキラキラのポップ・チューン。
「Enermy」は逆にゴリゴリのロック・チューンでしたね。でも、ストレートな感触もありつつ。
タイトルを言わなかった最後の新曲は・・・とってもシリアスな曲でした。
ただ、シリアスなだけでもなく、情感とかもたっぷりあって。
ジャム・セッションのようなバンドアンサンブルもいちいちツボで、これが個人的に一番沁みたかな?
音源とかで聴くとまた印象違うんだろうな。
横浜と千葉で聴いた曲も含め、
次の作品に向けての期待は十分に高まりました。
高められるような曲たちでした。



◆ゲストコーナー
最後はこの部分について。
これがある意味今回のワンマンの肝でして、
個人的にすっごくすっごく楽しかったんですよ(笑)。
まずシュノーケルの西村くんは、いつも通りのさわやか好青年モード。
ライブ終了後も丁寧にビラ配りをしてたくらいの。
 が、斉藤和義の「歌うたいのバラッド」を歌い出すと、別人のような力強さを見せてくれましたね。
その後の「ホールケーキ」がまた。ちょっと幸せムード漂いすぎで、なんかこそばゆい気持ちになった。
でもそれが抜群に楽しかった。
ちなみにシュノーケル休止後初のステージだったとか。良いスタート切れたと思いますよ。

a flood of circleの佐々木亮介は、
竹尾のギターが難しすぎて竹尾が参加した曲がなかなかツアーで演れなかった、って逸話が発覚!(笑)。
だからフラッドのツアーファイナルであの2曲演らなかったのか。
思わぬところで聴けて感激!
(ちなみに曲中に「フラッシュワープ」のフレーズを混ぜたりしてました。粋!)
エレカシ「悲しみの果て」のカバーは、相当に男臭さ満点。
でもこの曲凄く佐々木くんに似合うなあ。
FoZZtoneのメンバーがバックバンド化してたのも面白かった。ついでに竹尾やわっちとの絡みもなんか興奮。
中々にスリリングなステージを見せてくれたと思います。
何気に佐々木亮介ライブで見るの3回目だわ。

セカイイチの岩崎慧は・・・一番テンション高かった(笑)。
なんか、髪型もテンションもスキップカウズのイマヤスに近づいている気がする。
気のせい?
そんな彼がノリノリで歌った「雨上がりの夜空に」は、これまた絶品でした。
そもそも私セカイイチも長年大好きなもんだから、この2バンドが一緒に音を鳴らしている、
ってだけでめっちゃ嬉しいんですよ。
最後はドラム台の上にのぼってジャンプする岩崎慧!
そのまま何の挨拶もなしに嵐みたいにステージを退散。
これは正直、ガツンとやられましたね。

余談ですが、最後の「The World Is Mine」でその3人が再び登場、
そして何故かあのまちゃまちゃも登場(!)。
何故???って思っちゃったんですけど、
たまたま観に来ててメンバーに誘われたとか、そんな感じだったんでしょうか。
これは色々な意味で驚きでした。

それと直接関係ないけどジンのひぃたんがTwitter上で今日の新曲を絶賛してくれていて、
それもなんだか嬉しかったです。
「繋がり」を直に感じさせてくれるライブでもありました。
FoZZtoneは同士に恵まれてるんだよな。



個人的に、演奏のダイナミックさやアンサンブルの繊細さなら横浜の方が上だ、って思ったんですよ。
でも、エンタメとしてのロックショウ、という視点ならば今回の赤坂のが上ですよね。
こうやって角度を変えて楽しみを提供してくれるのもFoZZtoneのライブの面白さなんだ!ってのを
改めて実感させてくれるような、
自分にとってはそういう印象のライブでした。

それにしても、今回は3箇所参加したからか、自分にとっても思い入れの強いツアーになりました。
ライブが始まる前にステージに掛かってる幕に航海の様子が映し出されたり
これまでの道のり(ライブハウスの名前)が映し出された時点で感慨深かったですもんね。
何度も言うけど、どの公演もそれぞれの味があって楽しかったです。



そして、こうなると俄然次のアクションに関しても期待が掛かります。
今年中にまたワンマン観たい!
なんてことを終わってから思いました。