超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

LOSTAGEの新譜について

2010-04-06 21:24:10 | 音楽

LOSTAGEの新譜が6月発売ということは分かっていましたが
更に詳しい詳細や曲順も判明。
正式には6月2日ですね。全9曲収録で全曲のライブ映像収録のDVD付き(3月にレポートしたやつね)、
それでいて2000円という好プライス。
入門にもいいかもしれませんね。
 私は既に全曲聴いたという体ではあるんですが
それでも実際にCDで聴くとどんな感じなんだろ?というワクワク感もありつつ。
まだ2ヶ月先ですが、既にヘビロテは決定しているようなものです。
絶対に良いアルバムに仕上がっているはず!いや、仕上がっていて欲しい。頼む。


で、曲のタイトルもまたいいですね。
「BARON」とか「夜に月」とか、タイトルだけで既に雰囲気に浸れるみたいなとこありますね。
一気にガーッと聴いてしまいたい感じ。
実際そういったものになっているとは思うけど。

それに伴うレコ発ライブも決定していますが
個人的には3人になってから初めてのワンマンを観てみたい。
20曲以上披露するタイプの。
きっと既発の曲も感触が違うだろうし、
それらが新曲と絡まるのも非常に楽しみなのです。

ツアーとしてはARTとのスプリットツアーが決定していますが
それ以降もリリースツアーがきっとあるはず。それが楽しみで仕方ないです。
もっともっとブチ切れたステージングを観てみたいな~。


ところで、最近五味兄がtwitter上で非常に活躍されてますね。
様々なミュージシャンの似顔絵を書いていて、それがどうも好評の様です。
実際彼の描いた似顔絵を使っている人が沢山。
・・・なんか変な風に注目・認識されないかがやや心配ではありますが
逆にこれをきっかけとしてLOSTAGEの音楽に興味を持ってもらえれば。と考える日々です。

ちなみに最近彼らの曲でよく聴いてるのは「手紙」と「DIG」ですかね。
どっちもガーッて攻める感じの曲なんですけど
こういうの聴いてるとやっぱ自分はヒリヒリした音楽大好きなんだな、っていうか
鬱屈を爆発させる、って事にとても関心的なのかもしれない、と思ったり。


「愛のない世界はどう?
 君のいない世界はどうだ?」 (DIG/LOSTAGE)



もっと苛立ちを露わにした音楽が聴きたい今日この頃。




ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド 第12話 「ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド」 感想

2010-04-06 02:44:44 | アニメ


最後の最後でやってくれました。
セルフタイトルってどーよ?
お陰で文句なく過去最長の記事タイトルになってしまった。
うひゃあ・・・。


やー、ここまで清清しい最終回だとめちゃくちゃ気持ち良いですね。
もちろん、全ての問題が解決したという訳ではありません。
今回は無事に撃退したけれど、アキラが本当にミナと結ばれるのかは分かりませんし
(そう匂わせるような三枝さんのモノローグは入ってたけど。でも捉えようによっては別の意味にも聞こえる)
それに本当のラスボスの存在も匂わせての終幕ですからね。
 でも、個人的にはこれで良かったんだと思います。
むしろああいうラストのほうが「これから何があろうとも絶対にお互い離れない」っていう、
一つの決意というかそれぞれの心情を加速させている気がして。
ラストシーンの作画の素晴らしさはここ最近じゃ群を抜いてたと思います。
観続けてきて良かった、と思えるようなラストでした。


さて、その最終回の内容は至極シンプルです。
アニメ自体のラスボス、それはメイレンだったようで
彼女との一騎打ちとその顛末、それだけをただキレイに描いたといった感じの最終回でした。
 その間にはミナが作り上げたバンドの人たちが集合する事によって
アキラがミナのやってきたことの偉大さを再確認する場面があったり
(人間側にとってはダーク・ヒロインですが同種族から見れば間違いなく終末のヒーロー)
三種族の方々を追いやるシーンも当然あったり、
ざまーみろ!っていう気持ち良さも最終回だから往々にしてあったんですけれど
メインはもちろんご主人様に尽くす二人同士の戦い。
 どんなに努力しても決して交わる事が出来ない相手の為に
お互い命を賭けて戦う様は
考えようによっちゃ非常に滑稽で、ある種の見世物的な感じもあったんですけれど
それでもそんな二人の戦いは、普通に自分や誰かの身を守る戦いよりもずっと純粋に感じられた。
忠誠を誓う、って行為がここまで神々しく感じられるとは。
メイレンが尽きるシーンでは不意に泣きそうになりました。
書くと陳腐になるから書かないけど、あの最後のセリフは反則だと思う!
あんなん言われたら感情移入するに決まってる。


そのメイレンと戦っていた理由は前回大きくチラつかされた複線に絡んでいて
どうやらミナの他にもミナと同じ容姿と力を兼ね備えた人物がいるみたいで
メイレンはそのもう一人のミナに仕えてた訳ですね。
だからちょっと前にメイレンとミナの回想っぽいのがあったのか、と。
 それに加えて、アキラはそのミナと記憶を失くす1年前に会っているようで
そこでミナの姿形をしたクローン?みたいなものを沢山見てるんですよね。
その記憶を思い出した所為で、もしかしてアキラの元にいるミナはクローンの一種なのだろうか、
とか、あちらのミナが本物なんじゃないか、ってことを考えちゃった節もあったと思うんですけど。

でも実際はそこら辺に至っては非常に曖昧で
正解が描かれないまま終わってしまった印象なので
ある意味視聴者の想像に託した部分もあるのかもしれません。
最後の蝶が二匹で空を飛んでいたシーンが何やら、意味深な気もしますが。
 メイレンがアキラに敗れた事を知り、不敵な笑みを浮かべるもう一人のミナ。
本当の戦いは、むしろこれから、ということなのでしょう。
青年誌っぽいバイオレンスアクションから一気に少年漫画的テンションになった感じはしますが、
やっぱり続きが気になる!って思わせるには十分な演出なんじゃないでしょうか。
不思議とキレイに終わるよりもそっちのがあってるかもしれない。

一つの山場を乗り越え、ひとまずは平穏な日々を取り戻したアキラとミナ。
ミナが自分自身を賭けてまでアキラを信じて
そんなミナの想いに見事に応えたアキラ、
その絆の強さをアピールにして物語りは一応の終了を迎えました。
最後まで三枝さんはいいモノローグ要員でしたが、中々に感慨深い締めになったのでは。
 個人的には非常に濃い作品だったと思ってます。
12話まで1話も気を抜かずに楽しめました。
お疲れさまでした!



さて、総評としては
新房監督が一旦自分らしさを捨ててまで一つのしっかりとした物語をやりたい、って感じの
パブリックイメージに捉われないシリアスな作品に仕上がった印象で
ここ数年はずっとトリッキーで遊びに徹した作品を作ってたイメージが大きかっただけに
ギャップ的な部分でも楽しむ事が出来ました。
 それと「月詠」をシリアスに特化させたような印象もあって
そういう意味でも過去作と比べたりすると更に面白いんじゃないかと思います。

で、単体でどうだったのかというと
あんまり視聴者の事を考えてないというか
それは独りよがりとかそういう意味じゃなくて
作りたいから作った。あとは勝手に受け取ってくれ、みたいな敢えて一般受け路線から外れてた印象もあったり。
 全体的に雰囲気がシリアスなのと同時に、独特でしたからね。
結構じらした展開とか思わせぶりな演出等そうお望み通りには行かせない、的な要素もあって
それに翻弄されるのもまた一つの楽しい要素でした。
特にミナの言動・行動は中々先というか真意が読めない部分も大きくて
ミナってキャラの力で引っ張ってもらってた部分もあったんじゃないかと。
 ここまで媚びないダーク・ヒロインも珍しかったと思います。




最終回ってことでグダグダ書きすぎました。
ちょっと的外れな事も書いた気がしますが、色々書きたくなるアニメだった、ってことで。
あんまり話題になってなかったのが惜しいですが、
まあそもそも万人に受けるような作品じゃないから仕方がないのかな、とも。
何にせよ個人的にはすっごく面白いアニメでした。
もし毎週読んでくれたって方がいたら、感謝&お疲れさまです!
既に今期の作品の感想も手を付け始めてるので、興味があればそちらの方も。
ありがとうございました。


余談ですが東雲元生徒会長のスピンオフとかも観てみたい。相手は、もちろん、ね。