超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

英雄ノヴァ/monobright

2010-04-22 21:48:36 | 音楽
monobrightの新しいシングル「英雄ノヴァ」の出来がすこぶるいいです。
ちょっと露骨に変わった感じ?
しかもマイナーな方向に。


去年出たシングル「JOY JOY エクスペリエンス」「孤独の太陽」はどっちも個人的にお気に入りでして、
まあ後者に関してはライブで聴いた方が良いような感じもするんですけど
何となく調子いいのかな~ってのはよく伝わってたんですよね。音で。

そこへ来てこのシングル「英雄ノヴァ」。
タイトルが凄く少年っぽいんですけど
内容も正にそんな感じ。
これからでかいことやってやるぜ!的な。
この間めちゃくちゃ大きな宣言をしたばかりなので、恐らくそのスタートを切るための一曲、
として制作されたんでしょうけど。

しかしこの曲、結構アングラな匂いもしますね。
はっきり言うとMO'SOME TONEBENDERっぽいです。
いつもは割りときっちり音を作ってる印象なんですが、この曲に関してはわざとグシャッと歪めているというか
丁寧さをなくしているというか。
その分勢いとか衝動中心に鳴らしている感じで
個人的にもっと荒々しいのも聴いてみたい、とか常々思っていただけにこの変化作は嬉しいですね。
もちろんいつも通りのポップさもありつつ、ね。

それでですね、このシングルってミニアルバム的な作りになっているんですよ。
特に初回版。
一曲目がカバー曲でインストなんですけど
正に「英雄ノヴァ」に繋げるために入ってるって感じで。
それと残りの2曲がどっちもタイプが違うというか
ミニアルバム的な感触に近づけるためにわざとタイプをバラしているのでは?と思うくらい。
 しかもこれがまたどっちも良い曲で。
「すたらい」はmonobrightにしちゃテンション押さえ気味の打ち込みポップ・ナンバーで
ちょっとダブとかの要素もあって面白いですね。
クラブで掛けてもいけそう。
「真夏のデストロイ」は、かなり懐かしさを狙っている感じ。
昔のオルタナとか、そういうテイストの。
タイトルとは裏腹にどこかふわふわした感じのサウンドで、そのギャップも中々面白いです。
こういうアルバム未満の曲数で構成を練らせたらやっぱmonobrightは結構やるな、と。
「あの透明感と少年」が個人的に最高傑作だと思ってるし。
良いシングルだと思います。
マニフェストの切り口としても上出来ですね。


しかし、来年の今頃には4枚目のアルバムが出てるんですよね?
まだ3枚目も出てないのに!
その間にツアーとかフェス参加もあるし、シングルも逐一制作していくみたいだし、
色々と大丈夫なんだろうか(笑)。
でも何気に楽しみだったりします。頑張れ。





marble@新宿タワーレコードF7イベントスペース 10.4.18

2010-04-22 02:39:57 | ライブレポ


ちょっと遅れましたが先週の週末3連チャンライブのレポート、
最後は日曜日に行ったmarbleのインストア・ライブです。
今回も舞台は新宿タワレコ。
眠たい中目をこすりつつ新宿へ向かう。流石に体力ちょっと切れてて電車内じゃ熟睡状態でした。


前回と違って整理番号があまりよろしくなかったので必然的に後方、しかも一番後ろの方
しかしスクリーンがあるので、一応二人の表情は随時確認出来ました。
なんか前回よりもリラックスしてた印象。

といいつつ一曲目の「WORLD'S END SUPERNOVA」では少々緊張していた?感じが。
まあ、新宿タワレコでこの曲ですからね。
そりゃあ緊張も致し方なし・・・と思いつつ、逆にそれが良い方向に作用していた気も。
要はその緊張感がスリリングで良かった、って事ですね。
それにしてもAメロは本当marbleによく合ってるなあ。
最後のブレイクの部分も音源と同じく格好良く決めてて感動。

こちらも初聴きの「Tiny Sweet」では限りなくメロディをスロウテンポに近づける事によって、
また通常アレンジとは一味違う洗練された音世界が。
この曲はこういう風にじっくり歌われるとホント至福ですね。
やっぱりメロディの質が良い。

お馴染み「芽生えドライブ」は間奏の部分でコーラスを工夫して入れたり新鮮さも演出
こちらも定番となってきた感がある「初恋limited」は相変わらずドライブ感と、原曲との露骨な違いを感じれて素敵。
どこがどうとかいう話ではなく、感触的に。

んで、今回のCDには入ってないけど季節的に丁度いいかな、って事で「さくらさくら咲く~」も披露。
これがすっごく気持ち良くて!
なんかどんどんこの曲をこなせていってるのかな。
アコギ一本なのにやたらロック的なカタルシスを感じました。
そして他の曲と比べてメジャー感もやっぱり強い。
瞬く間に代表曲になったな、って事も実感しつつ。


しっかりと音楽を演奏し切った、いい30分ちょいだったと思う。
今回は一曲目を除けば結構こなれてきた感じもあって
それが高揚感に繋がった部分もあるので、どんどんこういう事はやって頂きたいな、と。
 と、思ったら来週出るシングル「ゆらり、ふわり、きみとなら/奏功ドリーム」の発売を記念して
5月9日日曜日にまたまたこの新宿タワレコでインストアやるとか!
miccoさんも言ってたけど、どんだけ新宿タワレコ好きなんだmarble(笑)。
中々急ですが、行けたら行こうと思います。
インストアもすっごく良いし。marbleは。

最後はこれも恒例、サイン会。
今回はCDに直接書いて貰いました。
それでですね、前回とは違って「ありがとうございます」「良かったです」と二人に声を掛けることに成功!(笑)。
これだけでも自分としては全力でした。
二人とも笑顔で答えてくれたのが嬉しかったわあ。

そんな彼らのうろ覚えMC集。

micco「(菊池さんに向かって)まだ寝てる? 笑」

菊池「(2曲目終了後)いやいやいや~」
micco「そんなおじいちゃんみたいな言い方しないで」

micco「ツアーは全部来てください! 笑」
micco「ゴールデンウィークなので翌日の4~5日は休みですよ 笑」

micco「(客席を俯瞰して)うーん見えます見えます 隅っこの方まで見えてますよ」

micco「さくらさくら咲く~を夏場に演奏する時は、春を先取りする気分でやります」
菊池「じゃあ今は名残を惜しむ感じで」

当然、正確ではなし
ニュアンス中心の記述です。
ただ今回のMCはどれもあっさり目で、基本的には音楽を最優先、って感じのステージでした。
まあ今回も解散の危機(笑)はあったけれども!これも恒例なのかなあ。
こういった小芝居何気に二人とも好きだねえ。


一曲目を除いて、前回よりものびのびと奏でている印象で
それに加えて更に表現力が高まってるのを直に感じれて、そう思う事が出来たので
私的には今回も素敵なイベントでした。
marbleのライブって外れがないな。

ちなみにこの後ご飯目的で船橋に寄ったら偶然桜を見つけまして、何かシンクロしているようで嬉しかった。
その時ライブの事を思い出したのは言うまでもないです。
休日としても良い日でしたね。

セットリスト
1.WORLD'S END SUPERNOVA
2.Tiny Sweet
3.芽生えドライブ
4.初恋limited
5.さくらさくら咲く~あの日君を待つ 空と同じで~



ちなみに「ひだま~ぶる☆☆☆」の曲目が発表されてました。
「新しい世界」とかも入るのかあ。ウッドベースとな。
なんかワクワクしますね。
http://www.jbook.co.jp/p/p.aspx/3939747/s/
アマゾンではジャケットも出てますが、今回も良い! 有り体ですが、早く聴きたい。