アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

グリーンママンの朝市に出ます!

2012-06-19 15:29:30 | イベント出店情報とそのほかのお知らせ
   今月も、豊田市寺部町のお寺で開かれる朝市に出店します。詳細は以下のとおりです。

  *とき 6月26日午前10時から12時
  *場所 豊田市寺部町2丁目 守綱寺広間
  *10時30~11時・本堂にて守綱寺主催の読み聞かせ会があります。
  *問い合わせ先:koma5nin@docomo.ne.jp(小松さん)

  今度の市には、ただいま試作中の玄米おかゆパンも販売の予定です。お楽しみに。
 


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名古屋・コメルマルシェに出ました。

2012-06-16 23:22:23 | イベント記録
   6月9日(土)、久々に名古屋の市に出店しました。名東区星が丘の星が丘テラスの外で毎月2回開かれているコメルマルシェです。

当日は大雨の予報が出ていたので、出店できるかどうか危ぶんでいたのですが、小雨が降った程度でなんとか一日持ちました。星が丘は住宅街と商業集積地が入り混じった、名古屋市のちょっと郊外の繁華街。おしゃれな雑貨店やブランド店が軒を並べている街のようで、歩いている人もおしゃれ。田舎では見かけないけれど、近頃のファッションらしいと思われる格好で歩いている人を何人も見かけました。

   そんな街での出店で、しかもなにかまとまったイベントというわけではないので、どれほどの方に見ていただけるものかも、気になるところでした。アンティマキが持っていったのは、味噌クルミパンにタマネギパン、小豆と玄米粉のパンと穀物クッキー4種、黒糖くるみスコーンなどです。

   今回出品したMiki-Co-Laboのコンフィチュール。甘夏、金柑のほかに、ブルーベリーを3種販売しました。パトリオットとカラーチョイス、それにカラーチョイスのラム酒入り。ブルーベリージャムとしては珍しい、品種別のジャムです。

   こころざし工房の石鹸もいろいろ並べました。今回、ゆきえさんおすすめの石鹸は、塩麹石鹸です。彼女が塩麹を作っているときに、手がすべすべになるのに気がついて、開発した品だそう。使うのが楽しみです。

   草木染めいろいろ。

    開店してすぐ、どんぐり横丁で1週間ほど前にアンティマキの玄米ご飯パンを食べてくださったというお客様が来て下さいました。ご飯パンがおいしかったので、私のブログを開けてくださり、この日のイベントをお知りになったのだそう。お目当ては玄米ご飯パンだったのですが、当日はお天気が心配で商品の種類を予定より減らしたためお持ちできなかったので、申し訳ないことをしました。かわりに、ほかの品をたくさん買っていただきました。

   メイルのやり取りだけでお会いしたことのなかった方も、近くに住んでいるからと、来てくださいました。主催者のお話では、この日は曇り空ということもあって、人出が少なかったとのことですが、街中での出店はいろんな方にお会いできるのがうれしい。

   でも、今年は他のメンバーの都合もあって、このマルシェへの出店の予定はいまのところありません。突然、出られることになったら、またご案内します。次の名古屋出店は、10月14日(日)の、ビーガン祭りです。場所は鶴舞公園。こちらも追って告知します。
  


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「手作り牧草の牛乳」

2012-06-16 23:18:40 | のみもの
  「手作り牧草の牛乳」という名前に惹かれて買いました。

   甘い。でも、濃厚な脂というものをほとんど感じません。かといって、薄いわけではありません。このところ、牛乳の臭みが気になってきて、低温殺菌の牛乳でもあまり飲みたくなくなっていました。でも、この牛乳はさわやか。すっとのどを通ります。
 
   牛を育てているのは、嬬恋高原・松本牧場。「使用飼料は、農薬や化学肥料、化学合成物質(殺虫剤、除草剤など)は、全く使っていません」と、パッケージに書いてあります。

   嬬恋高原・松本牧場の牛乳です。製造元のタカハシ乳業の商品紹介欄には、こう書いてあります。

  「無農薬・無化学肥料の牧草で育った牛の牛乳で作られています。その素晴らしさは「香り」にもあらわれます。香ばしくさわやかで乳臭さがまったくありません。いたずらに乳脂肪分を上げるために育てられた牛とは違い本来の甘みとコクのある逸品です」

   いまの牛乳の脂肪分は、昔では考えられなかったほど上がっていて、脂肪分が高いほどおいしいとされている、と、牧場を営んでいる知人から聞いたことがあります。戦後すぐのころから牛を飼いはじめた彼は、この風潮のせいで、牛にやる飼料も変えざるを得なくなった、といっていました。たぶん、牧草だけでなく、トウモロコシなどの穀物飼料をたくさんやるようになったのでしょう。トウモロコシは、肉質を柔らかくしたり味を濃厚にしたりするだけでなく、乳の質もあげているようです。

   でも、牛はもともと草が主食なのだから、ほんとうは無理して穀物を食べさせられ、健康も害することになっているのかもしれません。昔どおり健康な草を与え続け、私たちも、柔らかい肉や甘い肉ではなく、健康なものを食べて育った牛の肉や乳のほうがおいしい、と思うようになれば、食糧問題は少しは緩和するのではないかしら、とかんがえるのは楽天的過ぎるのでしょうか?

   
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「消臭木」間伐材・廃木材で作った消臭剤

2012-06-16 22:37:23 | アンティマキ風自然的生活
   設楽町名倉の道の駅・アグリステーションなぐらで、「消臭木」というものを見つけました。「間伐材・廃木材を利用したエコ消臭剤」と、袋には書いてあります。200円という値段に引かれて、買いました。

  ビニールの包装を開けると、口を紐で蝶結びにした袋が入っています。中には小さな木のチップが一握りほど。「木を蒸気で蒸しただけ」と、しおりには書いてあるのですが、なぜか燻製のにおいがします。そそられる匂いです。

   この消臭剤の特徴として、しおりには、①抗菌作用、②木の香りがすること、③化学薬品を使っていないから安全であることがうたわれています。さらに、この「消臭木」の効能のほどが、次のように書かれています。

  「アンモニアの主な発生源」である「トイレ・ペットの糞尿」には、「わずか15分間で94%の消臭効果!」、「トリメチルアミンの主な発生源」である「魚類・肉類の腐敗臭」には、「2時間で75%の消臭効果!」、「アセトアルデヒドの主な発生源」である「「たばこ」の臭いや「シックハウスの原因」となる臭いには、「2時間で94%の消臭効果!」があるのだそうです。

   一般の消臭剤は臭いがきつくて好きではないのでほとんど使わないのですが、それに代わる強力なものが見つかりません。冷蔵庫の中には、コーヒーの出し殻を干したものを入れていて、効いているように思いはするのですが、強力、というほどではない気がします。

   とりあえず、トイレにおきましたが、効果のほどは今のところわかりません。今度手に入れたら、冷蔵庫に入れてみようとおもっています。

   いずれにしろ、間伐材やいらなくなった木材を蒸気で蒸しただけで臭いが減るなんて、画期的な発明です。詳細は、こちらをどうぞ。  
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自然にできたオブジェ

2012-06-13 23:17:03 | 小さな旅
   稲武の隣町、岐阜県恵那市の旧上矢作地区にある道の駅、福寿の里に、こんなオブジェ?がありました。

   くねくねと曲がった木の枝です。ものすごい曲がり方をしています。

   樹齢150年ほどのスギの木だそうで、てっぺんの枝が下の絵のように複雑に絡み合っていたのをおもしろがって、木を切った人か、切った人からもらった人が小さな枝を落とし、ぴかぴかに磨いて置物にしたもののようです。

   駅の外には、こんなものも売っていました。

   スギの木の株の上のほうに土がたまり、苔だか草だかがびっしり生えています。2800円という値段がついていました。どちらも、自然にできた不思議な形態ですが、こういうものをおもしろいとおもって人に見せたくなる気持ち、共感します。でも、2800円は高いと思う。   
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稲武の川はきれい!

2012-06-13 00:02:14 | 稲武のモノ・コト・ヒト・バ
    こちらに移住してきてから、川の水のきれいな場所が多いのにいつも感心しています。川の中にある石もきれいだし、川べりのアシの群落も美しい。矢作川の源流に位置するこの稲武は、水にはとても恵まれていると思います。

    稲武には大きな川が二つ流れています。ひとつは北設楽郡設楽町方面から流れてくる名倉川、もうひとつは、岐阜県恵那市岩村方面から流れる黒田川です。

    先日、稲武の有志親子で作ったサークル「地球子屋(テラこや)」が、名倉川に棲む生きものを調べるというので、見に行ってきました。場所は、モミジで有名な大井平公園前の吊り橋の真下。お母さんや子供たちが川に入ってたもを操り、いろんな生き物を採取していました。

    この川の岸に下りたのは初めて。運動靴のまま、私も水にはいりました。川に入るときは、使い古しの運動靴が滑らないので、一番いいのだそうです。まだ少し水が冷たく感じられますが、気持ちいい。

    子供が覗いているのは、タコめがねとかいう道具だそうですが、水中がよく見えます。

     下の写真、真ん中よりちょっと左の細長い生きものが、プラナリア。名前だけ知っていましたが、見たのははじめてです。

     この魚は、カワヨシノボリ。水辺に生えるヨシをよじ登る習性があるため、この名前がついたのだそうです。

     ヘビでもトンボでもないのに、この生き物の名前はヘビトンボ。赤黒くていかにも獰猛そう。噛まれると痛い肉動物だそうです。外来種だそうです。

    ヤマトビケラ。石にくっつくようにして幼虫自らが巣を作るのだそうですが、使う材料が小石。なかにはきらきら光る雲母みたいな材料を使っている虫もいました。薄いけれど、けっこう弾力性のある膜の向こうに、トビケラの顔らしきものが見えます。かわいそうでしたが、ぴったり張り付いている膜をちょっとだけはがしてみました。顔がはっきり見えましたが、それ以上はがすのは忍びなくて、あとで逃がしてやりました。またがんばって巣を作ってくれるといいのですが。

   指導してくださったのは、豊田市矢作川研究所の内田朝子さん。2時間ほど、みんながいろいろな生き物を採取したのですが、「トンボのヤゴもどこかにいるはずだ」とおっしゃって、しばしおひとりで川べりの大きな石の下をさぐり、2匹のヤゴを見つけてきてくださいました。おかげで私は、ヤゴがいかに長いあごを持っているのか、初めて知ることができました。

   ずいぶんたくさんの水生動物が取れました。どんな生きものがその川に棲んでいるかによって、その川の水の状態が分かります。その生きものを指標生物というのだそうですが、環境省では、どんな指標生物がいるかによって、水の状態を下記の4つに分けています。
   ①きれいな水
   ②少し汚い水
   ③汚い水
   ④大変汚い水   

     この日、名倉川で採取した動物のうち、この指標生物に当たるものは、ヒラタカゲロウ、ナガレトビケラ、ヘビトンボ、ヤマトビケラなどです。いずれも、上の4つの区分で言うと、①のきれいな水に棲む動物です。

    これまで、このあたりはきれいな水だな、とおもってはいてもほんとのところは分かりませんでした。でも、はっきり「きれいな水」と断定してもらえて、うれしかった。安心しました。

    内田さんによると、川には、大きな石、中くらいの石、小石それぞれいろいろあることによって、その石の下の流れが早くなったり遅くなったりするため、棲む生き物が違ってくるのだそうです。いわれて初めて気がつきましたが、いろんな動物が棲んでいるのは、いろんな住処があるからなのです。そしてどんな石も、水の流れに従って、長い年月の間に少しずつ移動していきます。

    でも、ダムのあるところでは、放流して水がどっと流れるときには小石や土砂も一緒に流れますが、大きな石は流れないのだそうです。それで、ダムの真下はいつまでも同じ大きな石がその場所に居座ることになります。となると、その石に棲むことのできる動物だけがその場所に生息するわけです。

    多様な生物がいれば、ある種の動物に危機が訪れても似たような動物でカバーできます。そうすれば、生物ピラミッドでいうところの、その上位に生きる動物は餌を無くさずにすみます。でも、ある動物だけに偏ってしまって餌の代替ができなくなったら、上位の動物も危機に陥ります。そしてそのまた上に生きる動物も。

    ダムが果たして私たちの生活に本当に役に立っているのだろうかと、しばらく前から疑っているのですが、稲武の豊かな自然の中で生きている多様な動物を目の当たりにしながら内田さんのお話をお聞きしていると、その疑問がさらにぐんと頭をもたげます。

    この日、調査に参加した地球子屋のみなさんと内田さん。地球子屋のメンバーは現在22名。うち大人が8人、子供は14人です。彼らが稲武で行った水質調査は、今回で3回目です。

    このサークルは豊田市のわくわく事業に指定されていて、親子一緒に自然の中で楽しみながら勉強しています。これまで、稲武と隣村にまたがる面の木峠のブナの原生林を探検したり、石ころについて学んだり、焚き火や石窯で煮炊きをすることを楽しんだりしてきました。私宅の、放置してある空き地で秘密基地も作っています。秘密基地なので、写真は載せられませんが。

    どんなことでも、面白がって楽しんで取り組まないと身にならないものだと、この年になってつくづく思います。地球子屋のこどもたちがこれからもずっと、自然について楽しんで学んでくれることを願っています。










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ニンジンの花

2012-06-12 22:04:22 | アンティマキの場所に生きる動植物
   知人の畑に行ったら、私より背の高い植物が茂っていて、ノコギリソウの親玉みたいな形の白い花がたくさん咲いていました。花の名前を聞いてびっくり。ニンジンでした。たしかに葉っぱはニンジンです。

   切ってもらって花瓶に挿しました。大きいので映えます。

   上から見たところ。来る人来る人に名前を当てさせました。一人を除いて、みんな当てられませんんでした。その一人も、つい最近、ニンジン畑で見たからそれとわかったそう。

   もらって一週間経つのに、衰えません。知人の畑で花を咲かせていた理由は種を採るため。このままきちんと水を替えて生かし続けて、家の中でニンジンの種が採れたらうれしいのですが。
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松本クラフトフェアに行ってきました

2012-06-12 15:45:08 | 小さな旅
先月の最終日曜日・27日に、長野県松本市で開かれた第28回目の松本クラフトファに行ってきました。

   稲武から車で1時間弱のJR恵那駅から特急で1時間20分。意外と近いのに驚きました。会場は、松本駅から歩いて20分ほどのところにあるあがたの森公園。大きな木々がうっそうと茂り、芝生地がひろびろしていて遠くに山々が見え、とても気持ちのいい場所でした。

   陶芸、木工、織物、染色、金属工芸などなど、全国からなんと250ほどの店が出ていたのだとか。私たちはこの場所に5時間ほど滞在しましたが、ゆっくり見て回れる時間は到底ありませんでした。

   クラフトフェアとしてはかなり質の高いイベントなのだそうで、このイベントに出られること自体たいしたことなのだとか。並べられている陶器も金属器もほしくなるものがいっぱいありました。

   このいす、古道具のようなそうでないような。下の金属オブジェにも惹かれました。

    芝生の上を割りに自由に使えるらしく、展示の仕方がみんなすてき。

    染物、織物も本格的なものがいろいろありました。

    下は、韓国のボジャギ風の布。白だけなのですが、色合いと風合いがみんな違うので、おもしろい。

    こちらはたぶん、本格的なポジャギ。うつくしい。

    木のちりとり。かるくて使いやすそうでした。ほしかったけれど、4000円もしたので、決断できなかった。

    こちらは糸。カラムシといって麻の一種の植物から取った繊維や、山繭からとったもの、リネンなど、自然のままの色がとても美しく、さわり心地もいい糸ばかりでした。昔の魚網を紐にしたものもあって、何かに使おうと思って買いました。

    藍染めもいい雰囲気のお店が出ていました。

    パンフをもらってびっくり。県を隔てたとなりの市、岐阜県恵那市のもと岩村地区にある工房でした。しずく地藍工房です。この日、一緒にフェアに行った友人のWさんは、フェアの一週間後、さっそくこの工房の見学に訪れました。私も近々行ってみるつもりです。

    帰りは、通りに面したところにあるマクロビカフェで一服。そこのおかゆ揚げパンはおいしかった。豆腐チーズケーキもいい味でした。

    松本は何十年も前に一度だけちょっと立ち寄ったことがあるだけ。周囲を高い山に囲まれて、清涼な空気が満ちているような街でした。蕎麦屋がたくさんあるみたいなので、いつかそばを食べにだけでも訪れることができたらいいな、とおもいました。



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がんばったえんどう豆

2012-06-12 15:08:02 | 林と畑と庭づくり
   例年通り、野原と化したもと畑。大半はミントとキンミズヒキ、ヨモギ、アシで覆われています。

   先日、ミントを取りに久しぶりにもと畑に行くと、春先に植えたエンドウ豆がちゃんと大きくなり、実ができているのを発見しました。

   2本だけ苗を買って植えたのですが、そのままずっとほったらかし。一度だけ、支柱を立てるためにちょっと気を遣ってやっただけです。その支柱も、細い棒を2本立て、麻紐をななめにわたしただけです。風が吹いたらすぐ倒れるなとおもいつつ、時間がないので申し訳程度のものをつくりました。

   ところが、実がなった! 菜園をやっている人に言わせれば、豆類はけっこう簡単で、ほうっておいても大丈夫なのだそうですが、それにしても雑草が周りにわんさと生えているのに、めげずに実をつけている姿には感激しました。背丈はあまり高くないのですが、両手にいっぱい収穫できました。

   生で食べてみました。けっこう実がいりすぎていたのに柔らかくて甘い。エンドウマメがあまり好きでない家人も、おいしいおいしいといってたくさん食べました。
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生き返った月桂樹

2012-06-06 14:57:39 | アンティマキの場所に生きる動植物
昨年暮れ、元気のなかった月桂樹の幹を思いきり切りました(コチラ→)。脇にたくさんの若木が成長しているので、大丈夫だろうと踏んだからです。

  ところが、春まだ浅いころ、ふとこの木を見ると、葉っぱがかなり枯れているではありませんか。常緑樹のはずなのにおかしい。そこで、たしか3月の初旬ころ、樹木医の資格を持つ友人に見てもらいました。

   彼女の見立てでは、太い木の幹が切られて、いままで日が当たらなかった枝葉に急に日が当たり、そのことで病気が発生したのではなかろうか、ということでした。月桂樹はどちらかというと日陰を好む植物なのだそうです。処方は、とにかく病気になった枯葉を落とすこと。

   そうはいわれても、高いところの葉は落とすに落とせず、かといって枝をこれ以上切るにしのびず、気にしながらそのまま放置。初夏を迎えました。

   周囲の植物が生き生きしてくる季節になっても、この木だけはあいかわらず茶色の葉が多く、80年近くまで生きてきた木もそろそろ最後を迎えることになりそうだ、と悲しく思っていました。

   ところが、生きていました! きょう、発見しました!

   新しい若葉が次々に芽吹いています。その柔らかい黄緑色の美しい葉が、光を受けてきらきら光っています。鼻を近づけると、わずかながらちゃんとローリエの香りがします。たぶん、もう大丈夫なのでしょう。よかったあ。さっそく見てくれた樹木医の友人に報告します。
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