アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

「手作り牧草の牛乳」

2012-06-16 23:18:40 | のみもの
  「手作り牧草の牛乳」という名前に惹かれて買いました。

   甘い。でも、濃厚な脂というものをほとんど感じません。かといって、薄いわけではありません。このところ、牛乳の臭みが気になってきて、低温殺菌の牛乳でもあまり飲みたくなくなっていました。でも、この牛乳はさわやか。すっとのどを通ります。
 
   牛を育てているのは、嬬恋高原・松本牧場。「使用飼料は、農薬や化学肥料、化学合成物質(殺虫剤、除草剤など)は、全く使っていません」と、パッケージに書いてあります。

   嬬恋高原・松本牧場の牛乳です。製造元のタカハシ乳業の商品紹介欄には、こう書いてあります。

  「無農薬・無化学肥料の牧草で育った牛の牛乳で作られています。その素晴らしさは「香り」にもあらわれます。香ばしくさわやかで乳臭さがまったくありません。いたずらに乳脂肪分を上げるために育てられた牛とは違い本来の甘みとコクのある逸品です」

   いまの牛乳の脂肪分は、昔では考えられなかったほど上がっていて、脂肪分が高いほどおいしいとされている、と、牧場を営んでいる知人から聞いたことがあります。戦後すぐのころから牛を飼いはじめた彼は、この風潮のせいで、牛にやる飼料も変えざるを得なくなった、といっていました。たぶん、牧草だけでなく、トウモロコシなどの穀物飼料をたくさんやるようになったのでしょう。トウモロコシは、肉質を柔らかくしたり味を濃厚にしたりするだけでなく、乳の質もあげているようです。

   でも、牛はもともと草が主食なのだから、ほんとうは無理して穀物を食べさせられ、健康も害することになっているのかもしれません。昔どおり健康な草を与え続け、私たちも、柔らかい肉や甘い肉ではなく、健康なものを食べて育った牛の肉や乳のほうがおいしい、と思うようになれば、食糧問題は少しは緩和するのではないかしら、とかんがえるのは楽天的過ぎるのでしょうか?

   

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「消臭木」間伐材・廃木材で... | トップ | 名古屋・コメルマルシェに出... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

のみもの」カテゴリの最新記事