またまたニコラス・ケイジ主演のアメリカ映画。主人公は武器商人。ずっと彼のナレーションで彼の行動が描かれます。しょっぱなのシーンがすごい。銃眼から標的を凝視し、撃つ。観客の目は銃口を覗いているよう。そしてその先に主人公が立っていて、彼の足元には、無数の薬莢がころがっています。
自嘲のような揶揄のようなナレーションでつづられる世界は、きわめてやばい。紛争地域に乗り込み、武器を売り込む。どうやら、敵味方双方にも売っているらしい。まさに「死の商人」そのもの。金はどんどん儲かりますが、嘘は次第に暴かれて・・
実際の複数の武器商人に取材して書かれたドキュメンタリーが原作のこの映画、最後の言葉がブラックジョークです。「世界の主要武器生産国(?)は、アメリカ、ロシア、中国・・・。この5か国は、国連の安全保障理事国でもある」最初の場面と最後の場面は同じ。結局世界の構造は変わらないことを暗示した、シリアスな映画でした。数日前に見た「ブラッド・ダイヤモンド」に比べたら、ずっと本当のことを深く描いた映画だと思えました。
自嘲のような揶揄のようなナレーションでつづられる世界は、きわめてやばい。紛争地域に乗り込み、武器を売り込む。どうやら、敵味方双方にも売っているらしい。まさに「死の商人」そのもの。金はどんどん儲かりますが、嘘は次第に暴かれて・・
実際の複数の武器商人に取材して書かれたドキュメンタリーが原作のこの映画、最後の言葉がブラックジョークです。「世界の主要武器生産国(?)は、アメリカ、ロシア、中国・・・。この5か国は、国連の安全保障理事国でもある」最初の場面と最後の場面は同じ。結局世界の構造は変わらないことを暗示した、シリアスな映画でした。数日前に見た「ブラッド・ダイヤモンド」に比べたら、ずっと本当のことを深く描いた映画だと思えました。
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