アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

王滝渓谷を歩きました。

2021-12-27 11:39:42 | 小さな旅

 ほぼ月に一回近隣の野山を歩く会を友人たちと催しています。一昨日は、松平の王滝渓谷の散策でした。こちらの駐車場は、岡崎へ行くときにいつもトイレ休憩に利用するところ。でも、渓谷へはまだ一度も行ったことがありませんでした。

   駐車場隅にある階段をのぼると、もう散策が始まります。ときどき折れてはいますが、ひたすら続くコンクリートの階段。両側は常緑樹です。青木が目立つ。鹿の好きなアオキが健在ということはシカの出没がまぬかれているということかしら。大きな実もなっています。

   階段上りは遅れがち。やすみやすみ前進です。

   大きな岩にすっくと立つ木。杉?

   一本だけではありません。落ち葉で腐葉土ができてそこに実生の苗が育ち、こんなに大きくなったということなのでしょうが、根は下に伸ばせないから岩を囲むように水を探して広がっています。たくましい。

   シロダモの木。葉脈が特徴的です。葉の裏が白いから「白」ダモ?

   ワイヤープランツに似ているマメヅタ。いたるところで見ました。

   なぜかあいている深い穴。水のせい?

   ヒノキの実。こうして固まっていると、森の動物が集めて、持って帰るのを忘れたのかな、と思いたくなります。

  カマツカの実。バラ科なので、野茨の実にそっくりです。赤かったのが色あせてこの色になったのだそうです。

   中央の大きな木がカマツカ。これほど大きいのは珍しいのだとか。

   手前左はイヌシデ。右はアカシデ。イヌシデは私宅の敷地内にも、実生で育ち、結構大きな木になっています。実が、ホップのような形のものが房になって垂れ下がるのですが、それが神社などに張られているシデに似ているので、この名前がついたのだそうです。

   梟ケ城展望台から。

   包丁で誰かが切り分けたような岩。何の説明版もないのですが、これはすごい。なぜこんなことになったのか、だれか教えてほしい。

   小さな子だと入れるのかな。入って出られなくなったら大変。

   枯れ木に実生の苗が。よく見る風景なのですが、いつも惹かれる。

  アベマキの枯れ木に生えたなめ茸発見!

  三枚の葉が連なっているタカノツメ。ほんのり漂う匂いは、キャラメルそっくり。

   虫こぶの一種だそう。虫こぶは丸い形のこぶ状だと思い込んでいましたが、こんなのもあるとはびっくり。

    1時間以上歩いて、やっと渓谷に出ました。椅子があり、トイレもある場所に出たので、そこで昼食にしました。

   ぽつぽつ雨が降ってきたので、この日はこれで帰路につくことに。古い時代に作られたらしいでこぼこのアスファルト道から見える、巨岩や小さな滝が、なかなかおもしろい。

   宗派は不明ですが、お寺に到着。鐘つき堂わきのイチョウの木がまるで乳牛の乳房のようになっていて、新芽がずくずく伸びているのを発見。イチョウの生命力は強そうだから、こんなことがおきるのでしょうか。

   車道に出て駐車場に向かう途中で見つけた赤い実は、サネカヅラ。

   大きな案内板の左上に、「B29墜落跡地」とあるのを発見。豊田市街地~当時は挙母町~を爆撃した後の飛行機なのか爆撃前に墜落したものなのか。パイロットは死んだのだろうか、捕虜になったのだろうか。捕虜になったとしたら、そのあとどうなったのだろう。

   この日歩いたのは、王滝渓谷全体の、多分3分の1ほどのようです。ツバキ園地や紅葉のきれいそうなところもあるので、いつか別の季節にまた歩いてみたい。前半はだいぶ歩くのがきつかったのですが、翌日も翌々日(きょう)も、筋肉の痛みはなく、ほっとしています。階段がことのほかつらかったのですが、何とか無事でした。

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 豊田の森の幼稚園~もりのた... | トップ | 雪の日の朝の楽しみ~動物の... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

小さな旅」カテゴリの最新記事