アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

柿の葉寿司を作りました。

2021-06-23 14:53:05 | 手作りのたべもの

  ずっと前から作りたいと毎年思いながら、果たせなかったもの。たくさんありますが、その一つが柿の葉寿司。京都にいたころは鯖寿司はよく作っていたので、葉っぱさえ適当な時期に採取すれば作れる、とおもっていたのですが、その「適当な時期」を毎年逸していました。

  先日、家人が、通路に差し掛かっていて邪魔だというので柿の枝を切ってもってきました。見ると葉っぱが青々していて、さわるとしなやか。たぶん、柿の葉寿司をつくるのに最適の状態の葉のようでした。それで、俄然つくりたい意欲がむくむく湧いてきて、自然食品店で冷凍の国産塩サバを買ってきました。

  実をいうと、最近、店頭で昔のような国産の質のいい塩サバや生サバを見かけなくなりました。それで、しめさばを作るのがはばかられて、ここ数年全くつくらなくなっていました。

  でも、自然食品店の国産冷凍ものなら、たぶんよかろうとおもって、はじめてしめサバにしました。

   サバは酢水で塩抜きした後、みりんと酢で酢漬け開始。一晩漬けた後、寿司づくり開始です。一匹のサバだけでは足りなくなりそうだったので、刺身用の鮭も買ってきて、塩にした後、酢漬けしました。

    米は、うるち米に6分の1ほどもち米を混ぜて七分搗きに精米。土鍋で炊いたあと、酢とマザーソルトとメイプルシロップで作ったすし酢をあえて、すし飯の完成です。

    柿の葉を洗って水けをふき取り、葉の表側に具と俵型に握ったすし飯を置き、包みます。柿の葉が意外に小さくて、相当小さく握ったつもりの俵型おにぎりでもはみ出すほど。小さすぎるのは葉を二枚ずらしてつかいました。それでも、端っこが出てしまうこと多かったのですが、容器にぎゅうぎゅう詰めていくうちに、なんとなく落ち着きそうなかんじになってきました。

   友人にもらった押しずしの木型。こちらのほうが、水気を吸うので、容器としてはさらにいいはず。

   上から重しをします。

   一晩経って、できあがった柿の葉寿司がこちら。

    思った通り、かなり雑な握り方でも、ぎゅうぎゅう詰めにしたおかげで、何とか様になりました。甘酢に漬けたショウガを入れたらもっとよかった。

    もう一晩くらい置いたほうがさらに味が染みておいしくなるのかも。でも、夕飯ですべてなくなりそう。柿の葉が固くなったら、ミョウガの葉でもいけそうです。ミョウガの甘酢漬けもしばらくつくらなかったけれど、このお寿司にたぶんピッタリ。今年はちゃんとミョウガを採取して漬けることにします。


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