アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

灰汁で鍋がピカピカ

2019-05-26 12:12:49 | アンティマキ風自然的生活
   このところ、鍋洗いに凝っています。灰汁の中に真っ黒こげの鍋を入れてしばらく煮る。そのまま放置して、たわしでこする。結構簡単に、絶対元に戻らないと思っていた鍋類がなんとか人前に出しても恥ずかしくない程度の鍋に、生まれ変わりました。  

   この洗い方は、こんにゃくを作っている友人のキヨミさんに教えてもらいました。彼女は、草木灰の灰汁を凝固剤にしてこんにゃくをつくっているのですが、そのこんにゃく製造中に鍋がきれいになっているのを発見。以来、灰汁のはいった鍋での焦げ取りを実行しているそう。

    半信半疑で始めたこの方法ですが、これまで数知れず焦げ付かせ、でももったいなくて使い続けていた鍋やフライパンが次々にきれいになってびっくり。

    ひどい焦げがくっつき、まるで最初から真っ黒だった鉄製のような気がして使っていた、ステンレスのフライパン。灰汁鍋で煮続けたら、焦げがどんどんはがれて浮いてきました。

     恥ずかしいので、最後にしましたが、もとはこんなに汚かったのです!

     親から譲り受けたときは確か銅鍋だと聞いていた卵焼き器。フライパン同様に真っ黒になってしまったため、同棲というのは記憶違いだったかなと疑っていたのですが、灰汁洗いをして初めて、やはり銅製と判明。下の鍋は、人からもらった重い大きな卵焼き器ですが、こちらはもらったときから真っ黒。だからずっと鉄製と思いこんでいました。あらってみたら、立派な銅製卵焼き器とわかりました。こちらは汚れが頑固過ぎて、まだ側面四つのうち、二つしか銅の色があらわれていません。

     パン型やケーキ型も投入。一番早くきれいになるのはステンレス製。琺瑯もきれいになりますが、銅はちょっとてこずります。アルミはつけっぱなしだと変色するようです。いろいろあるけれど、とれる、というのがすごい。

     畑に捨てるくらいしかしてこなかった灰ですが、考えたら、薪ストーブのガラス面をきれいにするのに、ずっと灰汁を使っているし、染色の折に使うソーダ灰は、鍋をきれいにします。重曹はそのソーダ灰の仲間。灰が手に入らない場合は重曹やセスキ炭酸で多分十分きれいになるはず。いままで試そうとしなかっただけのようです。わたしのような焦げ付き鍋をお持ちの方、いろいろぜひおためしを。

     

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 5月のどんぐり工房の草木染め | トップ | 草を採り草を食べ草の話を聞... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

アンティマキ風自然的生活」カテゴリの最新記事