アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

オーガニックコットン&オーガニックプロセスで作られたTシャツ

2017-05-18 14:55:53 | アンティマキ風自然的生活
   14日のナゴヤビーガングルメ祭りで買ったものの中に、オーガニックコットンの洋服があります。

   Artisan MIKIとアンティマキのブースの隣で出店していた、長野県安曇野のローブス・オーガニックコットンで入手しました。

   色は薄茶色。緑綿の色そのものなのだそう。ボーダー柄の紺色をのぞいて、こちらの品はすべてもともとの綿の色そのままで織っているそう。ラグランでフードがついていて着やすい形のこの服、手触りもいいし、値段も値引きされていたので、びっくりするほどの値段ではない。でも、とくに見た目に特徴はないし、あえて買うほどではないかな、とおもったのですが、店主の話を聞いて、「これはぜひ買わなくちゃ」と即決。手に入れました。

   彼が言うには、「環境を汚す業界の第二位は、繊維産業」だとのこと。これにはびっくりしました。第一位は自動車産業か何か重工業らしいのですが、軽工業の繊維業は、種々の工程で石油や石油製品を使うのだそう。早い話が、草木で染色するためにわたしはソーダ灰で煮だしたり、石鹸で洗濯したりしますが、工場では当然、合成洗剤など強力な薬品を使うはず。染料はもちろん化学染料。形状記憶の製品にするためにも、いろいろ薬剤を使用するそうです。きけば納得。

   だから、いくらオーガニックで育てたコットン糸が原材料であっても、その工程はまったくオーガニックではない、と彼は強調します。

   タグには、こんなことがかいてあります。

   「ローブスオーガニックコットンは、100%オーガニックコットン&オーガニックプロセスで作られています。(布帛生地やゴム等の付属品は除く)認証を受けた海外産原綿から紡がれた NO WAX系(海外紡績糸、緑綿は日本紡績糸)を使い、日本国内で生地と製品に加工しています。
   生地の特徴:カットソー:Tシャツの生地を編む際のワックスには蜜蠟を使用、生地の洗浄にはドイツSONETT社のオーガニック洗剤を使用。
   ニット:ニットセーターの生地は熟練の職人が一人で機械を使い、一切何も加えずに編んでいます。生地の洗浄もしていません。
   縫製は一人の職人が一枚一枚丁寧にオーガニックコットンの糸を使って縫製しています。染色もしていません。白・茶・緑は綿花の色です。」

   カットソー生地に使われるワックスは、通常、石油系のパラフィンワックスというものだそう。これまで、オーガニックコットンであれば、環境にも体にも優しい、と単純に思っていましたが、工程に問題があるとは!

   さらに、このオーガニックコットンは、「保湿性が高く、紫外線も0%カット」するとあります。夏前に買えてよかった。汚れたら染めようと思っていましたが、生のままの綿の色をなるべく長くめでたい。大事に着よう。

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