骨で聴く異世界

耳を使わずに「聴く」世界を旅します。耳をふさいでいても聴こえる世界です。

碑文谷八幡宮を骨で聴く

2016-07-13 12:12:06 | 骨で聴く巡礼旅
ニュースで残虐な事件として報道されている碑文谷バラバラ事件ですっかり有名になった碑文谷ですが、ここはもともと悲惨な事件に似合わない目黒区の閑静な住宅街です。

その碑文谷で目黒区内でも屈指の規模を誇る八幡宮が鎮座しています。



創建年代は不詳ですが、鎌倉時代に源頼朝の家臣・畠山重忠の守護神をその家臣筋で当地に住んでいた宮野左近という人物が祀ったのが始まりであると言われています。
その後、永正8年(1511年)、寛永8年(1631年)、宝永元年(1704年)、明治5年(1674年)と、社殿の再造営がなされたようです。

最後の明治の再造営では、延宝2年(1674年)に造替した社殿のを再建し、明治20年(1887年)に改築したものが現在の姿になっています。




明治の神仏分離令が出るまで、別当寺として近辺にある円融寺の子院の神宮院が置かれていました。
畠山重忠の家臣・榛沢六郎を祀った稲荷社と「碑文谷」の由来となったといわれる碑文石が並んでいます。




この碑文石ですが、高さは約75cm、横は最大で約45cm、厚さは約10cmの呑川の川床の石を材料にした石です。
中央に大日如来を示す梵字が、左には勢至菩薩を示す梵字が、右には観音菩薩を示す梵字がそれぞれ刻まれています。
室町時代頃の作といわれ、当時の人々の信仰を知る貴重な史跡です。



鎮守の森に囲まれ、落ち着いた雰囲気の神社で、この近くで残虐なバラバラ事件が起きたとは思えないほどです。
推理小説で、鮎川哲也の短編「碑文谷事件」がありますが、これは不可能犯罪に挑戦する鬼貫警部の名推理が冴えるシリーズの一作です。
今回の事件との相似はありません。

さて、そんな碑文谷八幡宮を骨で聴きます。

静寂で緑豊かな神域の周辺の音声を耳だけでなく骨からも脳に伝えてみます。
今の季節は梅雨の時期なので、蒸し暑い状態ではあるもの、脳に清涼感ある音が響いていくような感覚も味わえます。
ただしそれができるのは、米軍採用・特許技術の骨伝導機器という性能ゆえでしょう。

世界最先端の骨伝導機器へ

かなりお勧めの神社です。碑文谷は事件だけではありません!


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