京急線三崎口駅から丘陵の谷間へと降りていくと、綺麗に区画された住宅街へと出ます。新興住宅地の落ち着いた佇まいです。その中を抜け、谷間のような場所に出ると、右側斜面の頂上に大日如来が現れてきます。
妙音寺です。「三浦のお大師さま」といわれ、三浦七福神の福禄寿でも有名なお寺です。
境内に足を踏み入れる前に、丘陵の斜面を見上げると、まず改めて目に飛び込んでくるのが山頂の大日如来像。穏やかな姿で座している姿は、実にみごとの一言につきます。
この大日如来のある斜面は通称「花山」といい、1,234坪もの広さがあります。
昭和51年から58年までの期間、檀信徒延べ1,250名の奉仕により整備されたものだそうです。
一面の雑木が伐採され、新たに桜、つつじ、寒つばき等の木々が植樹された。おりから自生の山ゆりが生育を始め、平成2年には1,000本を数えるに到ったようです。
これらの木々の間をぬうように築かれた散策道には、山頂の大日如来を中心にした100種174体の石仏が勧請されました。
これが「花山曼荼羅」です。
まさに花浄土です。
世俗の世界を超えたプレゼンテーションのようです。
⇒ プレゼンテーションテクニックとは
さらに耳から聞こえる音だけでなく、骨からも感じ取ることで、この曼荼羅をより堪能することができそうです。
⇒ 骨で聴くとはどういうこと?
三浦市へ行った際はぜひ立ち寄りたいポイントです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます