骨で聴く異世界

耳を使わずに「聴く」世界を旅します。耳をふさいでいても聴こえる世界です。

善養密寺を骨で聴く

2016-02-02 13:18:33 | 骨で聴く巡礼旅
世田谷区の外れ、国分寺断崖線と丸子川が接する住宅街にある善養寺。正式名称は影光山仏性院大毘廬遮那殿善養密寺で、、京都の智積院の末寺です。

世田谷の珍寺として一部の人には知られています。
その雰囲気は寺院に入る瞬間から感じられます。




石像が並んでいるものの、あまり寺院という感じではなく、統一されたコンセプトを感じないところが異界の雰囲気です。

山門の先、右手に隠れるように河童の石像も現れます。



数珠を手にした河童で「多摩川の精・たま坊」という名前もあります。
その河童の背後には善養寺のカヤと呼ばれるカヤの大木が生育しています。このカヤには豪族の娘が助けた沢蟹親子の恩返し伝説があるそうです。




周囲は様々な石像や凝った空間が広がっています。





注目なのはガネーシャです。
なかなか日本の寺院ではお目にかかれないので、何ともいえない存在感を醸し出しています。



本堂は奈良の唐招提寺金堂を模したものだそうで、鴟尾一対が載った瓦葺き、寄棟造りの屋根が特徴です。



不思議な石像に囲まれた珍寺ですが、歴史はあります。
江戸時代以前には、この寺は現在地ではなく深沢村にあったと伝えられています。
祐栄阿闍梨という僧が、本山の智積院で修業を積み、深沢村へと戻ってきたものの、彼が不在の間に寺は荒廃していました。
そこで慶安年間に下野毛村字根通りに寺を移転したと伝えられています。

現在地への移転以前の善養寺については文献がほとんどなく、分からない点は多くあります。

また、玉川八十八箇所の32番札所で、玉川二十一箇所霊場では14番札所になっています。

境内から鎌倉時代から室町時代にかけて造られた板碑が18基出土しているのも特徴です。

そんな珍しい寺院ですから、耳だけでなく骨でも聴きます。
米軍採用・特許技術の骨伝導音声増幅器を使って周囲を聞きましょう。

巡礼の雰囲気が満載です。
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とにかく、ここはおすすめに寺院です。




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