骨で聴く異世界

耳を使わずに「聴く」世界を旅します。耳をふさいでいても聴こえる世界です。

田園調布八幡神社を骨で聴く

2016-05-29 11:08:16 | 骨で聴く巡礼旅
東京の高級住宅街として知られる田園調布は、すぐ南側に多摩川が流れています。
武蔵野台地が終わり、国分寺崖線によって急斜面で多摩川に至る地形になっています。その斜面に沿って石段が続く神社があります。
それが田園調布八幡神社です。



創建は鎌倉時代の建長年間(1249年~1256年)と伝えられています。



創建当時は篭谷戸と呼ばれる多摩川の水が滔々と打ち寄せる入江があったようです。
その入り江に物資を積んだ舟が盛んに出入りしていました。
段丘の高台部分には鎌倉街道が通っていて、街道沿いの要衝の地でした。

八幡神社が鎮座する場所は、舟の出入りを監視できる港の入口に突き出した台地に相当したようです。
監視場所に祠を建て、八幡神社を勧請して創建となったと考えられていますが、その時代は建長年間(1249-1256年)と伝えられています。以来、この地は特別な聖地となり、今日に至るまでこの地域の人々の心の拠り所として崇敬されてきました。



勧請されたのが八幡神社であったのは、当時の鎌倉幕府が執権の北条氏が実権を握っていた時代で、国内基盤固めを行っていたことから、武士達はもとより村人達も幕府に忠誠を尽くす意味もあり、源氏の氏神を祀る八幡信仰が盛んだったと思われます。

その後、天正18年(1550年)、小田原北条氏滅亡の後、八王子城主北条氏照の家臣・落合某が当地に移住しました。
その孫である左衛門が、八幡大菩薩を祀り、上沼部村の鎮守となったようです。

明治中期の四村合併まで村社でした。

境内摂社は稲荷社で、赤い幟がこの聖地にはかなり目立つように感じます。




いつものように米軍採用・特許技術の骨伝導ヘッドセットとともに参拝しました。
不思議な静寂さと、田園調布とは思えない、まるで旅先のような異空間を感じます。耳だけでなく骨からも周囲の音声を聞き、まさに骨で聴く異世界です。

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予想と異なる印象に感動する神社です。



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