骨で聴く異世界

耳を使わずに「聴く」世界を旅します。耳をふさいでいても聴こえる世界です。

太田市・伊勢神社を骨で聴く

2016-05-09 13:29:31 | 骨で聴く巡礼旅
東武伊勢崎線太田駅から南東方向へ行った場所に、小さな伊勢神社が鎮座しています。

鎮守の森もないので、目立たず、ひっそりとした感じです。
鳥居を潜ると、すぐ右側には「乳いちょう」があります。




乳の出ない女性が、乳が出るように願をかける銀杏の老木がそのように呼ばれたり、あるいはそれに関する伝説が残っていたりします。

参道は短いながら真っすぐで、正面い社殿があります。
この伊勢神社には、藤原秀郷の伝説があります。



秀郷が平 将門を討つため、宇都宮の二荒山神社に参詣し戦勝祈願をしました。
その後に上野国(現在の群馬県)に入り、この伊勢神社に立ち寄って参拝しました。
伊勢神社で秀郷が参拝を終えると、空木の弓で、竹の矢を射りました。その矢は何と、はるか遠い武蔵国まで飛んだとといわれています。
このことから、「伊勢神社の弓引き祭り」とし、現在まで続いているそうです。

有名でもない、小さな神社ですが、隠れた伝説が残っているところが魅力的です。


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