骨で聴く異世界

耳を使わずに「聴く」世界を旅します。耳をふさいでいても聴こえる世界です。

高崎駅を骨で聴く

2008-05-10 14:01:02 | 骨で聴く鉄道駅


 群馬の旅の終点は高崎駅です。ここから都心までは1時間という近さ。都心部への通勤客数が多いのも分かる気がします。

 北関東最大の最大のターミナルだけあって、多くの路線が高崎駅に集中しています。これは都心100km.圏主要都市の中でも群を抜いているばかりでなく、日本全国を見渡しても希少な存在といえるでしょう。
 以下に高崎駅に集まる路線を挙げてみましょう。

  ■上越新幹線
  ■長野新幹線
  ■高崎線
  ■信越本線
  ■上越線
  ■八高線
  ■両毛線
  ■吾妻線
  ■上信電鉄線

 複数の新幹線路線が交差する駅はJR東日本だけに見られますが、大宮駅とここ高崎駅がやはり本格的な分岐駅という貫禄があります。

          

 新幹線のホームは在来線が地上にあるのに対して、高架上にあり、駅構内の東側に位置します。11番線から14番線までの2面4線の島式ホームですので、他の新幹線駅と比較して特長あるものではありません。基本的に長野新幹線の下り列車は11番線から、上り列車は14番線から発車します。上越新幹線の下り列車は12番線、上り列車は13番線から発車するようになっています。

 長野新幹線と上越新幹線が分岐するのは高崎駅構内からではなく、約4km北側に進んだ場所になります。長野新幹線の下り線はこの分岐点まで上越新幹線の線路を走ることになりますが、上り線は高崎駅構内まで線路が別になっています。なぜかは知りません。

 またもう一つ付け加えると、新幹線ホームの屋根の一部にソーラーパネルが使われています。ここで発電された電気は駅構内の照明、空調設備などに利用されているようです。省電力の時代らしい取り組みです。

 一般企業がソーラーパネルを導入するためには設備投資がかなりかかります。そこで高崎駅のような大規模な設備投資をすることなく、電気料金の削減ができたら嬉しいと思いませんか?
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 駅舎は在来線ホームの上にあります。いわゆる橋上駅舎ということになるのでしょうが、これは昔から繁栄していた西口と新規の開発ラッシュを迎えている東口とがある意味で対等な関係になったことに影響しているのかもしれません。

           

 実際、古くからの商業都市だった西口は、高島屋・ビブレ・タワーレコード・ワシントンホテルなどがありますが、東口はビックカメラの店舗に続いて、現在、ヤマダ電機の本社併設店舗ビルが建設されています。

 東京へ戻る前にこの駅に来ると、旅情気分は終焉を向かえ、次の一歩に向かっていることを実感させられます。だから骨で聴きましょう。

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 新幹線に乗って東京までは1時間弱、お疲れ様でした。