長野県の南側で南北に走る鉄道路線は2本あります。どちらもJRです。
中央本線では木曽谷、飯田線では伊那谷を走ります。人口は伊那谷のほうが多いのですが、本線が木曽を通るため、鉄道の利便性は圧倒的に木曽谷のほうが上だといえるでしょう。ただし、これは外の地域から訪れる場合の話で、名古屋や松本から特急が走る木曽谷は便利だとかんじれれますが、飯田線は駅の数も多く、地元の人の足としてはこちらの方が親切かもしれません。
さて、今日の骨伝導の舞台は伊那谷です。
天竜川に沿ってわずかに開けた盆地が永遠と続いているかのような場所です。周囲の山脈の標高は高く、今の時期はまだ雪化粧している姿が見えます。
西が木曽山脈、東が赤石山脈という日本アルプスの壁が立ちはだかっている地域ですから、閉鎖的な地域の印象を持つかもしれません。しかし、諏訪や甲斐から尾張、三河方面への繋がりや物資の流れを見ると、流動的な文化の入る要素は古来よりあった地域だともいえます。
また、日本を二分する中央構造線よりわずかに西に位置していることから、地質学的には西日本に属しながらも新宿発着のバスが頻繁に走るように、東京都の結びつきも数多くあるようです。距離的には名古屋のほうがはるかに近いですが、鉄道路線が木曽方面に行っていることで、名古屋との結びつきは微妙な感じがします。
こんな伊那谷を見下ろす公園で骨伝導機器のヘッドセットを装着します。
頬にあたる風はまだ冷たいですが、春の陽気を感じながら、骨で周囲の音を聴いていきます。
癒しの世界です。
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