いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

3度目の正直は、ない。ー(2) the third time's lucky , it is not-(2)

2021-05-03 20:18:46 | 日記
 (1)大阪、東京など3回目の緊急事態宣言が発出されて2日で1週間になるが大阪は感染者1262人、東京は1050人と増加高止まりが続いて、病床はひっ迫して重症者1020人と増加して警戒していた変異株の影響が大きい感染状況だ。

 菅首相は東京と大阪に国が運営する大規模接種センターを設置してワクチン接種を急ぐことを表明しているが、事態は感染者を収容する病院、病床が不足して、こちらの手立て、対策が必要な緊急事態だ。

 (2)中国は武漢市での感染拡大では突貫工事で感染者収容の施設、病院を建設した報道があったが、日本でも必要な危機的状況を迎えている。専門家からは5月11日の宣言解除を延長するしかないとの指摘があるが、このまま宣言延長してみても変異株の感染がおさまることは考えにくい。

 国民の評判は悪いだろうが、大型連休をやめたりほかに移すぐらいの思い切った対策で危機感意識を共有する対策も必要だ。

 (3)今回の緊急事態宣言では人の流れを押えることに重点が置かれたが、新幹線での移動は目につき、クルーズ船運航では船内での1名の感染者が確認されて急きょ横浜港に帰港して「他の乗客に感染は広がっていない」(市報道)ということで、1名感染者、濃厚接触者、その他乗客は下船して帰宅した。

 クルーズ船運航は乗船前に乗客の検査はしたがその結果は乗船後(報道)という考えられない段取りで、そのとおり運航後に1名の感染者が確認されるという後手対応となり、乗船客は全員下船させたがその後感染が起きていないのかはわからない。

 (4)緊急事態宣言時での県境を越えての移動の自粛要請があった中での仮に宣言外地域からのクルーズ船運航が適切であったのか、安全対策、意識が不足していたのはあきらかであり、緊急事態宣言下での感染者が増加する、止まらない原因、要因を見る意識の欠如だ。

 このまま地域限定で追加、追加の小出しの緊急事態宣言を延長してみても事態の解決にはならずに、4度目の緊急事態宣言はないという決意なら相当の決意、思い切った対策が必要ということだ。

 (5)海外例では都市封鎖のロックダウン(lock down)でも感染者は増加したとの報告もあり、昨年1回目の全国一律の緊急事態宣言のような国民一体となったコロナ感染阻止意識が求められて、今回のような地域限定、小出し、小出しの宣言発出拡大ではなく、大型連休をやめたり、移動するなどの思い切った対策で危機意識を共有し、緊急事態宣言は全国一律で発出するしかない。

 (6)3度目の緊急事態宣言発出は失敗であり、3度目の正直はなく(the third time's lucky , it is not)、ワクチン接種がどう効果を及ぼすのか、政府がダメなら最後は国民性がコロナに打ち勝てるかだ。


 

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