(1)選挙応援演説で新潟を訪れていた安倍首相は、11月に訪日するトランプ大統領が日本の拉致被害者家族、横田めぐみさん両親と面会(meeting of president trump and mr.and mrs.yokota)する計画、予定を発表した。
国連演説で北朝鮮による横田めぐみさん拉致を非難したトランプ大統領は、安倍首相との電話会談でこれに大いに乗り気で承諾したといわれる。
安倍首相はかねてから拉致問題解決は至上命題で、自らの内閣で必ず解決すると明言している。
(2)しかし北朝鮮は核、ミサイル発射実験で日韓、米国を挑発、威かくし続けて、安倍首相は北朝鮮に対する制裁強化で対話ではなく圧力強化を主張して北朝鮮と対決姿勢を強めている。
北朝鮮の当面の目的は米国との独自対話優先であり、そのための核、ミサイル性能向上を進める相次ぐ発射実験であり、拉致問題にはまったく関心を示していない。
安倍政権も水面下では北朝鮮との拉致問題解決の糸口を見つけようとしているのかはわからないが、現在のところ打つ手はないのが現状だ。
(3)安倍首相も自らの手で拉致問題を必ず解決させると言いながら、自民党総裁の通常任期は来年9月までを残すのみとなり、制度上総裁任期延長を果たしたが憲法改正しか頭にはないようにもみえる。
そこへきて帰国した拉致被害者の住む新潟での冒頭のトランプ大統領と日本人拉致被害者との面会計画の発表だった。選挙目当ての話題提供のようにもみえるが、自らの手で解決すると意気込みを示している安倍首相としては、米国大統領と拉致被害者家族との面会を計画してそれから先をどう解決につなげようとしているのかはわからない。
(4)拉致問題はユネスコ人権委員会でも取り上げられて、拉致被害者家族会も訪米して当時オバマ大統領との面会を果たして解決協力の約束をとりつけて国際問題、話題として解決を訴えてきているが進展していない。トランプ政権はそのユネスコ脱退を通知した。
水面下での動きはわからないが、日本の安倍政権の拉致問題解決への表立った動きは安倍首相の言葉とは裏腹に停滞したままだ。むしろ北朝鮮への制裁強化、圧力強化で解決困難な状況が続いている。
(5)トランプ大統領と日本の拉致被害者家族との面会は国際的関心が集まることとして意味、意義のあることとは思うが、そのトランプ大統領は北朝鮮の核、ミサイル発射実験による挑発、威かくに対して軍事攻撃まで示唆しており、これで果たして拉致問題解決につながるのか疑問だ。
仮に米国により北朝鮮が軍事攻撃されたらなら、日本人拉致被害者にも当然に危険は及ぶ。
安倍首相一流の選挙目当ての話題づくりの色彩が強く、これでは拉致問題解決への安倍首相の言葉、決意との本気度が伝わってこない。
(6)トランプ大統領に日本人拉致問題解決で協力を求めるのはいいとして、安倍首相自身が当事国の首相としてまた自らの手で必ずこの問題を解決すると明言している決意を態度(attitude)、政治力(political power)であらわすことが必要だ。
国連演説で北朝鮮による横田めぐみさん拉致を非難したトランプ大統領は、安倍首相との電話会談でこれに大いに乗り気で承諾したといわれる。
安倍首相はかねてから拉致問題解決は至上命題で、自らの内閣で必ず解決すると明言している。
(2)しかし北朝鮮は核、ミサイル発射実験で日韓、米国を挑発、威かくし続けて、安倍首相は北朝鮮に対する制裁強化で対話ではなく圧力強化を主張して北朝鮮と対決姿勢を強めている。
北朝鮮の当面の目的は米国との独自対話優先であり、そのための核、ミサイル性能向上を進める相次ぐ発射実験であり、拉致問題にはまったく関心を示していない。
安倍政権も水面下では北朝鮮との拉致問題解決の糸口を見つけようとしているのかはわからないが、現在のところ打つ手はないのが現状だ。
(3)安倍首相も自らの手で拉致問題を必ず解決させると言いながら、自民党総裁の通常任期は来年9月までを残すのみとなり、制度上総裁任期延長を果たしたが憲法改正しか頭にはないようにもみえる。
そこへきて帰国した拉致被害者の住む新潟での冒頭のトランプ大統領と日本人拉致被害者との面会計画の発表だった。選挙目当ての話題提供のようにもみえるが、自らの手で解決すると意気込みを示している安倍首相としては、米国大統領と拉致被害者家族との面会を計画してそれから先をどう解決につなげようとしているのかはわからない。
(4)拉致問題はユネスコ人権委員会でも取り上げられて、拉致被害者家族会も訪米して当時オバマ大統領との面会を果たして解決協力の約束をとりつけて国際問題、話題として解決を訴えてきているが進展していない。トランプ政権はそのユネスコ脱退を通知した。
水面下での動きはわからないが、日本の安倍政権の拉致問題解決への表立った動きは安倍首相の言葉とは裏腹に停滞したままだ。むしろ北朝鮮への制裁強化、圧力強化で解決困難な状況が続いている。
(5)トランプ大統領と日本の拉致被害者家族との面会は国際的関心が集まることとして意味、意義のあることとは思うが、そのトランプ大統領は北朝鮮の核、ミサイル発射実験による挑発、威かくに対して軍事攻撃まで示唆しており、これで果たして拉致問題解決につながるのか疑問だ。
仮に米国により北朝鮮が軍事攻撃されたらなら、日本人拉致被害者にも当然に危険は及ぶ。
安倍首相一流の選挙目当ての話題づくりの色彩が強く、これでは拉致問題解決への安倍首相の言葉、決意との本気度が伝わってこない。
(6)トランプ大統領に日本人拉致問題解決で協力を求めるのはいいとして、安倍首相自身が当事国の首相としてまた自らの手で必ずこの問題を解決すると明言している決意を態度(attitude)、政治力(political power)であらわすことが必要だ。